66ライランメンバーご紹介|「私を求めるあなたへ」「あなたを求める私より」
「私を求めるあなたへ」
セミが土の中で眠る
長い一年間と
地上で目を覚まし過ごす
わずかな七日間。
どちらが本当の「生きる」か
問いかけてみる。
眠りは安寧を
約束してくれるけれど
それは同時に世界から
忘れ去られること。
眠り続けるか
起こされるか
私は私の意志で「起きる」を
選ぶことができないから。
それでもいつか
訪れる「その時」を
心の奥底で
しずかに夢見ています。
深い暗闇のなかで眠る私に
一筋の光が差し込む。
その光は私に
「ぬくもり」を教え