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コーヒーをやる理由

元々は理学療法士として病院で働いていましたが、退職して早3ヶ月。

改めて自分がどうして今のようにコーヒーを中心に活動しているかを綴りたいと思います。

なぜ理学療法士を辞めたのか

理学療法士の仕事は嫌いではなくて、やっぱり自分が関わった患者さんが少しずつでも良くなる姿を見るのはとてもいい気持ちになります。しかしながら、法律の枠で決められた診療報酬や時間の中で限界も感じていて、特に報酬の面では伸び代が少ない業界なこともわかっていたので、「いつかは自分で独立してビジネスをする」ということは常に自分の中にありました。

そんな中で今回のコロナ禍がやってきました。不要不急の外出が制限される中で病院も例外ではなく、患者さんの足は遠のき次第に待機時間だけはは長くなり、そんな中でボーナスなどのカットがあり、このまま自分では何もできないまま決められた給料が下がるのを待ち続けるだけの環境は嫌だと感じるようになり、それなら自分の足で動き回れるようにしたいと思って退職を決断しました。

コーヒーを提供するようになった理由

独立する中で、実は自分でもコーヒーを中心に独立するとは思っていませんでした。当初は理学療法士の資格を生かして、治療院などを開業すると思っていたのですが、全くそうではありませんでした。

コーヒーは2016年くらいから好きでよく飲んでいましたが、自分で淹れるようになったのは2018年くらいでした。その少し前からラテアートにハマっていて、実際に自分でもやるようになっていました。そんな中で思い切ってエスプレッソマシンを購入したのがきっかけです。

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この頃から毎日ラテアートをやるようになると、ラテアートの大会に出るようになって、2019年の9月に福岡県であったホームバリスタのラテアート大会で優勝させていただきました。

それから理学療法士の仕事の傍ら、週末などに皆さんにコーヒーを提供させてもらえるようなイベントを開催したりていて、いわば現在の基礎のような活動になりました。

なぜコーヒーなのか

そんな中で、コーヒーにハマった理由が他にも大きくなります。

それは、コーヒーのコミュニティとしての機能を体験したからです。コーヒーって飲み物ですけど、単に喉を潤すだけのものではないですよね?

コーヒーを飲む時って家族や友人と話したりするとか、一人でもゆっくりホッと落ち着きたい時とか、何か他に感情や体験がありますよね。

僕がコーヒーが好きで一番良かったなあと思うことが、知り合いや友人などの幅が広がることだと思ったんです。

これは実際に僕が体験したことでもあるんですけど、コーヒー屋さんに行ってゆっくり過ごしていると、そのお店のバリスタさんとお話ししたり、たまたま隣に座った人となぜか話して仲良くなったり、そんな感じでたまたまコーヒーを飲みにきただけなのになぜか友達ができたり、コーヒーにはコミュニティを広げる力があるなあと感じました。

そんな思いがあるので、自分がコーヒーを提供するときには「そういうコミュニティの中心でありたなあ」という気持ちがあって、単にコーヒーを喉を潤す飲み物として、嗜好品としてだけではなくて、コミュニケーションツールの一つとして、その中心に自分がいられるといいなあという思いで今活動させていただいています。

コミュニティの価値

そんな中現在のコロナ禍において、人と会うことや外出自体が制限されるようになって、僕のこの思いとは裏腹に人とのコミュニケーションが希薄になる時代になってしまいました。

でも、やっぱり人と人との繋がりはいつだって作りたいし、こんなご時世でもゆっくりした時間は作りたいし、こんな時でも自分のやりたいことを表現したいって方はたくさんいらっしゃると思っています。

人に会えないから、外出できないからと言ってこれらを諦めるにはまだ早いと思っていて、そんな人立ちをまだ繋げたくてオンラインサロンの運営をしています。

オンラインであったとしても、コーヒーを通じてできたコミュニティは広がると思うし、こんな時でもコーヒーは飲むので、むしろこういう時代だからこそコーヒーを提供して、そこに集まる人たちを繋げる役割になりたいと思っています。


正直な話、コーヒーを提供するために出店させていただいてもなかなか皆さん足を運んでいただける情勢でもないのでかなり厳しい状況ではありますが、そんな中でも頑張ろうと思っていますので、この記事が皆さんに届くととても嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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