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梅雨時期に見たVtuber関連の気になるWeb記事と雑感あれこれ(2023年6月前半頃)

さて、すっかり季節は梅雨に入りましたが。
じめじめした空気に負けず、今月もVtuber関連のWebメディア記事をまとめて紹介するフォロワーさん向けnoteを書いていこうと思います。

例によって例のごとく、物販販促系、イベント告知、内容が少ないWeb記事はスルーし、ニュース系記事は内容が重複しているものを省いていますし、今回は「最近うちのnote、Vtuber企業の決算話しか紹介してないな」という反省を踏まえて、取り急ぎ半月分(6/2~6/16)の記事をお届けしておりますので、いつもよりは内容量が少な目かもです。

ちなみに前回のWeb記事まとめはコチラ。時間に余裕がある方はどうぞ。


Vtuber界隈の夏の風物詩?

まずはVtuber界隈に過去数年間、夏を告げてきたこの方の記事から。

ムヒ等でお馴染み、池田模範堂「デリケアエムズ(M's)」のWebアニメで活躍するイメージキャラクター兼Vtuber「股間戦士エムズーン」に、今年も動きがありました。今年はまだVtuberとコラボ等があるかどうかもわからない存在ではありますが、私はとりあえずこの方の姿を見るとVtuber界隈の夏が始まった感があります。

過去に何度もにじさんじライバーやストリーマーとのコラボ企画を行っており、2020年にはそんなコラボ配信が「YouTube Works Awards」で受賞もしていたりする、そんな夏の股間とVtuberや配信者の強い味方「股間戦士エムズーン」。
今年も何か面白いことをやってくれることを期待したいところです。

<参考>
エムズーンの2022年以前の活躍を知りたい方は以下をご参照ください。


神域リーグ2023

続いては神域リーグ2023関連の記事を。
今回はキンマWebで連載されている(?)神域リーグ2023の記事がめっちゃ熱かったのでそちらをまとめてご紹介します。

ご自身も麻雀プロをされている後藤哲冶氏がライターをされているのですが、各記事毎に4人の選手から1人観戦記の主軸となるVtuberにスポットライトを当てつつ、神域リーグ各試合の熱い各局面をそのVtuberを中心にドラマティックに紹介しているのが、とにかく興味深い記事構成です。

「観戦記の主軸として取り上げたVtuberがその回の勝者とは限らない」という記事の作りも面白いですね。私は朝陽にいな回や桜凛月回とか好きです。

もちろん読むにあたって麻雀知識は無いと意味が半分以上わからない記事ではあるのですが、それでもとりあえず文字を追ってればドラマティックさは伝わる、そんな記事のような気がします。

とりあえず流れを追いたい方は是非どうぞ。


ホロライブプロダクション関連

ここからはホロライブプロダクション関連の記事をいくつか。

上記の2つはインタビュー系の記事。

日経クロストレンド掲載の夏色まつりの記事は「今、VTuberを始めたい人にアドバイスはありますか?」などの問いに返している回答が、いかにも彼女らしいバッサリとしたものだったのが個人的に好きな記事でした。

電ホビ掲載の夕刻ロベルのインタビュー記事は、お題が「アイドルマスターシリーズ」という彼が配信で常日頃から愛を語るコンテンツということもあって、かなりの大ボリュームです。
アイマスかロベルのどっちかが好きな人向けの記事かと。

その他、イベントレポートや配信関連の話題に関するWeb記事をいくつかご紹介。

特に角巻わため&獅白ぼたんが出演したイベント「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA」に関するレポートは、同イベントが配信が無い企画だったので、結構貴重な記事かなと思います。

あとは不知火フレアのYouTubeチャンネル登録者数が100万人を超えたあたりが、最近では大きな話題だったでしょうか。

他にも物販宣伝関連だったんで省いていますが、ゾイドに白上フブキとのコラボ商品が出たり、角巻わためがポルノグラフィティに楽曲を提供されたり、夕刻ロベルの単独リアルイベント開催決定と、ちょっと意表を突かれるような話題がこのところのホロ関連では続いたなという印象があります。


にじさんじ関連

にじさんじの6月上旬は、緑仙Ryushen」、VΔLZ甲斐田晴弦月藤士郎長尾景)「一唱入魂星川サラ星くず Shining Day -きみがみつけた一番星-剣持刀也虚空大戦」といった各ライブイベント系が多い時期だったこともあり物販宣伝系の記事はまあまあ多かったのですが、その一方で読み物っぽいWeb記事はちょっと少な目だったかもしれません。

とりあえず今回の期間で見かけたライバー関連コラムはこのあたり。

ギルザレンⅢ世についてのコラムって何書くんだろ、とかちょっと思いましたが、実際読んだら綺麗にサラッとまとまった好き語り記事でした。

RealSound定期掲載のにじさんじライバーコラムは、先月の天宮こころに続いて、ぽさんけからラトナ・プティエリー・コニファーが。
最近はコラムの掲載ペースより、なんならにじさんじのライバー増員ペースの方が早い印象すらありますが、はたしてこの企画で全員を紹介し終わる日は来るのでしょうか?

こちらはHOMINIS掲載のインタビュー記事。

LIVE「一唱入魂」に向けての意気込みを語る、という作りのスタンダードな記事でしたが、VΔLZの3人の三者三様の回答に個性が出てる内容でした。

こちらはANYCOLOR社の決算に関するBISINESS INSIDERの記事。
今期決算の良かったところ、が端的にまとまった記事でした。


ゲーム・音楽関連記事

こちらの3つの記事は、記事内にVtuber(主ににじさんじ)が登場してたのでご紹介しています。

こういうの「配信等の流行を作る側や加速する側に、Vtuberがこんなかかわり方をしているよ」的な記事、最近ちょっと増えたような気がしています。


AITuber関連

こちらは最近話題のAITuber関連の記事をいくつか。

私はAITuberに関しては、現状のYouTuberとVtuberを、実在感のある人物が妙な事をするコンテンツと、ある種の非実在感のある人物が時折妙に身近な事を喋るコンテンツという風に別の娯楽として分けて視聴しているように、VtuberとAITuberもそれぞれ最終的には別の楽しみ方をするコンテンツとして育つんじゃないかな?と思いながら、今はAITuberが今どういった方向に育っていってるのかという技術革新の様子を、時折経過観察のようにチラチラ覗き見てる派なのですが。

そういう私にとって、ここで紹介している「AITuberとはどんな存在であるべきか?」を考えたり語ったりしている記事なんかは、読んでいて非常に興味深かったです。

最近はTwitter API関連のトラブルなどもちらほら見かけるAITuber達ですが、面白い存在に育ったらいいなと思いつつも、今はVtuberの配信を色々見てると他の存在を見てる時間がないということもあって、もうしばらくはたまに様子を眺めていようかな、といった感じではあるのですが。

AITuberの方が人気が出て、Vtuberを見る時間の方が足りなくなる未来とかも、いつかは来るんでしょうか?


その他

Vtuber各事務所の話題

ここからは、にじホロ以外の気になった事務所の話題をいくつか。

先日、英語圏VTuberプロジェクト「V4Mirai」で2名のVtuberをデビューさせたばかりBrave groupが、今度は欧州進出を発表、というのはなかなか驚きの展開でした。

新たに設立するプロダクション「globie(グロービー)」では、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語といった欧州圏の多言語Vtuberを採用していくとの事ですが、Brave groupの海外展開はにじホロのような同一事務所扱いではなく、別プロダクション設立という形のようなので、そこで生まれるVtuber達が同グループの「ぶいすぽっ!」などに所属する日本のVtuberと交流する機会があるかどうかも分かりませんし、私たちが目にする機会自体が生まれるかどうかも今のところは正直未知数だなぁ……と思って今は見ています。

日本企業のVtuber運営と海外ファンとの間に起こるトラブルは、昨年ぐらいから徐々に増えている印象も個人的にはありますが、そんな中で、多言語・多文化とより難度の高い印象の欧州圏を、Brave groupが今後どう進んでいくのかはわりと気になるところです。

こちらは、ななしいんくの統合後初の現地開催ライブ「太陽と月とエトワール Shiny Day」に関する柚原いづみ飛良ひかりのインタビュー記事。わりとわちゃわちゃとライブ以外のいろんな内容についても触れています。

同イベントについては、実は油断していて配信チケットを買い逃しているので内容が少々気になっていたりします。

.LIVE運営のアップランドから新グループ「ぶいぱい」デビュー。
予告は5月末ぐらいから出ていたので半月ぐらい話題を引っ張った感じです。

.LIVEとは違い、Cafe、吸血鬼、過去の事件の謎解きなどなど、設定が盛りだくさんの独特なコンセプトのグループのようなのですが、今後これらの設定や要素をどう消化しながら展開していくのかは楽しみです。

こちらはVEE所属のVtuber九条林檎がプロデュースしているVR演劇集団「IMGN(イマジン)」の初公演「HamonicA(ハーモニカ)」について。

Vtuberと演劇という組み合わせは、かつて電脳少女シロの主演した映画「白爪草」の時も似たようなことを思いましたが、私はけっこうコンテンツとして良い組み合わせだと思っているので、このあたりの企画は是非今後も活発になって欲しいなと期待しています。

例えばホロライブアキ・ローゼンタールが3D配信で過去に行った「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」ミュージカル風の演出などのように、Vtuber個々人の個性を、劇の何かの配役を演じることに反映させる企画は、少し古い例えですが「キャラクターの声優が配役を演じるコンテンツ」としてロングランを記録した「サクラ大戦歌謡ショウ」(1997~2021で39作品)のように、Vtuberの中の人が年をとっても活躍できる、ライブに変わる長期的なコンテンツとして育ちそうな感じも個人的にはします。

おそらく「演劇の劇中衣装制作ほどアバター製作が容易・安価ではないところ」「表情等が実際の演劇ほど豊かに表現できないところ」など、Vtuber演劇にとって技術的な課題は大量にあるとは思いますし、今回のVR演劇も視聴ハードルは決して低くはないのですが、なんにしても色々と夢のある分野のような気がします。


個人Vtuber関連記事

その他、個人Vtuber関連などで気になった記事をいくつか。

最近はYouTubeやTiktokなどのshort動画で、新人がバズったり個人Vtuberが注目を集めたりする例もちょっと減った印象があったのですが、そんな中でもしっかり個人Vtuberが自分の持ち味を生かしてメディアに取り上げられていたり、新人Vtuberヘアピンまみれ氏が「ミリしらで楽器を作る」動画一本で一気にバズる例が生まれたりしている最近の状況はちょっと面白いです。

急に「ビブラスラップ作ろう」って、ちょっと思いつかない発想ですよね。

プライベートな情報を公開するVtuberも少しずつ見かける機会が増えたように思います。届木ウカのように結婚・出産報告をするケースなどは本人のキャラクターや活動内容にもよりますが基本的にはめでたいことだと思うので、公開するかどうかは本人の自由かな?と、話題としてはサラッと見ちゃってる部分があるのですが。

そんな中、いろいろと個人情報が流出して最終的に法的措置を表明する羽目になったVtuber星野ニアの記事があったり(ちなみに書いておくと星野ニアはとある出来事の結果、無料配布されたVtuberなので同名同アバターの人が多数存在します)、また一方ではVTuberの「中の人」を騙った悪質な動画販売についての名誉棄損に関する判決で「名誉棄損訴訟をする為に、Vtuberと中の人が同じ人であることをどの程度周囲に認識されておくべきか」という現行法での解釈が語られている記事があったりと、Vtuberと個人情報については色々な話題が展開しているのも興味深いなと思っていたりします。

Vtuberと匿名性は切っても切り離せないものだけに、こういうプライベートな情報に関する話題は、今後も色々と生まれてくるのでしょうね。



だいぶ書いたので、今回はこの辺で。
なにか気になる記事などあったらいいのですが。

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