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Vtuber関連企画を直撃する緊急事態宣言の対応に関する雑まとめ

 今日は1/16。2021年も既に二十四分の一が経過しました。そして今日で、日本国内で新型コロナウイルスが初めて確認されてから、ちょうど1年が経過したことになります。

未だその猛威は治まるところを知らず、ようやく迎えた2021年も出だしから各都市圏で緊急事態宣言の発令という状況から始まりました。これによって我々も様々な影響を受けていますが、Vtuber界隈も主にイベント等で大きく影響を受けることとなりました。

今回は、緊急事態宣言に対応した各Vtuber関連イベントのうち、私が把握しているものについて、雑に纏めたいと思います。

この記事に関しては、情報がいただければ、私が可能である限り追記・更新をかけたいと思うので、「Vtuber関連だとこんな話もあるよ」って情報をご存知の方は、事務所等関係なくコメント等頂けると嬉しいです。

<1/17 記事内容を追記しました>

では参ります。



 まず、直近のイベントとしては、国内のVtuber60名が参加する1/30・1/31の2daysで開催予定の大型イベント「Vtuber Fes Japan 2021」があります。

あまり大きな宣伝等を見かけませんでしたが、とにかく出演者が大量かつ豪華なイベントで、数多くの有名企業勢Vtuberがこのイベントには参加しています。具体的には本日時点で以下の通りです。(あいうえお順です)

『DAY1』

アメノセイ・えのぐ・花京院ちえり・キズナアイ・KMNZ(LIZ、LITA)・金剛いろは・GEMS COMPANY・静凛・白上フブキ・月ノ美兎・天神子兎音・ときのそら・名取さな・猫宮ひなた・【GUEST】バーチャル 中田ヤスタカ・樋口楓・まりなす(仮)・水科葵・湊あくあ・ミライアカリ・もこ田めめめ・緑仙

『DAY2』

赤井はあと・アキ=ローゼンタール・乾伸一郎・【GUEST】DREAMS COME TRUE MASADO & MIWASCO(ヴァーチャルドリカム)・花譜・KMNZ LIZ・
甲賀流忍者ぽんぽこ・燦鳥ノム・獅子神レオナ・白上フブキ・電脳少女シロ
夏色まつり・バーチャルゴリラ・ピーナッツくん・HIMEHINA(田中ヒメ、
鈴木ヒナ)・富士葵・WHITEHOLE(アストロ、ナノ)・mona・YuNi・夜空メル・LIP×LIP・理芽

こちらのイベントでは緊急事態宣言後に安全対策として開演時間変更やキャパシティ制限等の対応について発表はありましたが、そのままリアルイベントとして開催されます。現在もリアルチケット、ネットチケットともに販売中です。

緊急事態宣言から開催まで期間が無かったので、リアルイベントの開催続行も致し方ない話かなとは思うのですが、万が一にもクラスター等を出してしまうと、今後のV界隈全体のイベントにも影響が出かねません。

その為、イベント自体はともかく無事にイベントが終了するかどうかの方が、私個人としては気になっています。


ちなみにこの「Vtuber Fes Japan 2021」は、元々は「Vtuber Fes Japan 2020」として、2020年4月の「ニコニコ超会議2020」内のイベントとして開催される予定のイベントでした。

そのイベントは「ニコニコ超会議2020」が新型コロナウイルスへの対応として「ニコニコネット超会議2020」となったことに伴う延期で、今回の開催時期となったわけですが。

 では、2021年の「ニコニコ超会議」はどうなるかというと、こちらは「Vtuber Fes Japan 2021」の開催続行と同日に、開催日変更とオンライン開催による「ニコニコネット超会議2021」への企画変更発表が行われました。

こちらは開催時期の4月末時点での収束状況が予想できない以上、妥当な判断ではないかと思います。



 次は、先日ちょっとだけつぶやき形式の記事を載せました2/17開催予定の ホロライブのオリジナルソングを中心としたライブイベント、「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』

こちらは緊急事態宣言を受けてすぐの1/8に、無観客配信公演へ切り替えるという発表がありました。

なお、こちらはホロライブのメンバーから22名の参加予定となっています。

現在ホロライブでは、このライブに向けて9週連続のオリジナルソングリリース、同イベントに参加する5期生3Dお披露目配信など、様々な話題作りを展開しているところです。

 しかしながらこの3Dお披露目配信のように、スタジオでの収録を要する配信にも、現在は緊急事態宣言の影響によるスタジオの少人数化などの影響が出ているのではないか?という話題が、今週はまとめサイト等で散見されました。

その話題が特に出たのは、1/12に配信となった【#兎田ぺこら生誕祭】3DでHappyBirthDay!!!みんなでお祝いするぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】の際の、通常時のイベント3D配信よりも明らかに減ったゲストや、おそらくスタッフ不足が原因の歌パートでの音ズレの発生などが話題に上がった時でした。

根拠や真偽の程は不明ですが、確かに私の記憶するところでは緊急事態宣言以降に行われた配信から、急に全て「ゲスト出演無し(音声のみはあり)」で3D配信が行われていることは事実なので、十分考えられる事態だとは思います。

(<1/16追記>こちらについては兎田ぺこらの後日配信にて、少人数のスタッフが3D配信を行った為に一部配信内容の変更やトラブルがあった件の発言を確認しました)

今後のホロライブ3D配信がどうなるのかには注目したいところです。



 次はにじさんじ。こちらは今のところ2つの話題が出ています。

一つは、街歩きアプリ「にじめぐり。」についてです。

名所旧跡を訪れた際ににじさんじライバーたちの現地実況ボイスが聞けるというサービスとして、これまでに京都編や、東京秋葉原、両国編などをリリースしていた「にじめぐり。」ですが。

昨年11/30に公開予定だった大阪編は、新型コロナウイルス感染拡大により公開延期となっていましたが、今回正式にリリース中止となりました。

ただ、こちらはアプリ内にて大阪編の全収録音源を「全開放スイッチ」として1/31まで販売することが決定したようです。


ちょっと話はズレますが、この対応から察するに、現地に行けない人でもある程度のお金を払えば、これまでの「にじめぐり。」でも、にじさんじライバーたちの現地実況ボイスは聞けたんでしょうか?

詳しく知らないので何とも言えないのですが、仮にそうだとしたら「その仕組みをもっと宣伝してたらアプリダウンロードする地方民はもっと増えたような気がする」のは私だけでしょうか。

このあたりの仕様については、ネット検索しても情報が上手く出てこないのが、個人的に実にもどかしいところです。

また「全開放スイッチ」の販売価格も検索ではちょっとわかりませんでした。あとで覚えてたらアプリダウンロードして調べてみようかと思います。

そして話を戻しますが。

この大阪編についての発表の翌日、今度は「にじめぐり。」サービス自体の終了が公式ツイッターにて告知されました。

このアプリは非常に面白いVtuberビジネスの展開のさせ方だと思っていたので、サービス終了自体はとても残念です。この情勢が落ち着いた際には、是非内容告知等を充実した上での再開を検討していただきたいと思います。

<1/16追記>コメントにてあかいまゆ様より情報をいただきました。
現在、京都編と大阪編の一括ダウンロード版がそれぞれ5500円で販売。また秋葉原編と両国編は、昨年2月に期間限定で一括ダウンロード版がBOOTHにて販売されていました、とのことです。
またアプリは過去にも両国ライブ後にサービス終了して、京まふ開催時に復活したので復活することはあるかもしれない、とのことです。
情報のご提供ありがとうございました。


 そして、にじさんじに関してはもう一つ。

2/27、2/28の2daysで開催予定の「にじさんじ Anniversary Festival 2021」の開催について、実行委員会から開催方法について検討している旨の発表が先日ありました。

こちらについては、具体的にどうする、といった話にはまだなっていませんが、「本公演に関する受付済みのチケットの抽選結果の発表、今後予定している申込受付を延期いたします。」という特設ホームページの記載と対応を見るに、開催規模の縮小や内容変更が行われる可能性が高くなったように感じます。

学園祭がコンセプトというこのフェスが、実際の学生たちの昨年の学園祭と同様にコロナ下での自粛や縮小を余儀なくされるかもしれない、という事態には何とも言えない皮肉を感じますが、是非無理のない形で何らかの開催を行ってほしいと、一ファンとしては願わずにはいられません。

また、大量にお披露目予定だった新しい3Dのライバー達の姿や、2020年に一度中止になり、同イベントと並行して開催が決定した「にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!東京リベンジ公演」についても、どのような対応になるか、その発表が待たれるところです。


 このように多くのVtuber関連企画に影響を与えているコロナウイルスの流行と今回の緊急事態宣言ですが、この状況で我々にできることは、おそらくもう皆さんご存知かと思います。

ありきたりではありますが、私達一人一人が予防対策を確実に行って日々を注意しながら過ごすことこそが、Vtuber界隈の明るい未来を一日でも早く迎えるために、最も必要なことなのでしょう。

私もまだしばらくは、耳に感じるマスクの紐の不快さを我慢して日々を過ごしたいと思います。


<1/16追記>

 コメントであかいまゆ様より情報をいただきました分を調べてきました。

2/7、豊洲PITにて開催予定のHIMEHINA LIVE 2021「藍の華」についてですが、緊急事態宣言が出てまもなくの1/7には無観客によるオンラインでの生中継によるライブへの変更を発表していたようです。

ヒメヒナの1stアルバム「藍の華」の名前を冠したこのライブですが、もともとは、昨年4月~6月に全国5カ所でのLIVEツアー予定だったものを新型コロナウイルス感染症の影響で一度中止し、昨年11月に再度計画されたもののようです。

この無観客への変更発表で私がとても興味深かったのは、運営が「声のない寂しいライブはしない」と言い切っていることと、それに伴い「本来お金を払って見に来ていただく皆さんにお願いする話ではないのですが」と前置きをしたうえで、「ファンの皆さんの声を下さい」と、以前より呼び掛けていたライブ内で流すファンの肉声音声の追加募集を行っているところです。

昨今のライブは観客の有無にかかわらず、観客は声を出すことができないことがほとんどでした。そこに事前録音の音声を流そうという試みはなかなかに面白いです。ぜひ成功してほしい企画だなと思います。

コロナ下でもどうにか工夫して盛り上がるイベントを作ろう!という運営の気概を感じることは、一視聴者としてはとても嬉しいことですね。

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