映画:少年は残酷な弓を射る
原題:We Need to Talk About Kevin
前にエズラ・ミラーが大好きだと他の記事でも書いた事があるのだが、
今回はそんなエズラ出演映画「少年は残酷な弓を射る」についてのお話。
作品の解説や考察は他の方にお任せして、この作品を観るまでの私の葛藤を聞いてくれ。
最初に言っておくがしょーもない。
私はエズラ・ミラーが大好きだ。
エズラ・ミラーが好きな者は当たり前のように通るはずの
「少年は残酷な弓を射る」
しかしながら、何年もこの作品に手を出せずにいた。
何故かというとこの映画はきっとグロいに違いないから!
私はその手のものが苦手である。
得意な人が羨ましい。
映画の画像検索してみては
ううう…美しい
映画を観ていないのに己のあいふぉんに蓄積されて行くケビンに扮するエズラの画像。
※ケビン=少年は残酷な弓を射るでの役名
YouTubeの予告動画を観ては
お美しい…泣
でもグロそう…泣
観たいのに観れない...
推しの芸能人やキャラクターがいる人は共感してくれると思うのだが、
一回深く考えてしまうとずっっっとその人物の事を考えてしまって日常生活に支障をきたしてしまうのであえて距離をとる時をもうける。
そんな時があるじゃない?
(え?ない?)
距離を取ろうと思い、意識して全く関係のない映画を数本借り帰路につく。
何となく観てると突然画面に現れるエズラ・ミラー
?????????
幻覚か?
映像を戻す。
停止させる。
エズラ出てるやんけ!!!!!!!!
不意打ちの出現に一気に心がときめく
頭から足の爪先まで瞬時に毒がまわるあの感じ。
その映画ではちょい役だったのだが、
主人公のあれこれよりもエズラが次どのシーンで現れるのかに全神経を集中させた。
おぉ。神よ。
これはお導きなのですね?
好きな者を避けてはいけないという。
わかりました。
べにじるしは腹をくくります。
あの映画観ます!!!!!!!
こうして決意した。
そもそも何故グロいと思ったのか。
・タイトルに「残酷」というワードが入っている。
・予告動画を観たらケビンの母親らしき人物が赤い液体にまみれている。(…血みどろ!?!?)
・ケビンが何かを口に含んでいる
(…人肉!?!?)
もし上記のような描写があるならばR指定されてそうなのだが、
作品紹介をちゃんと見るとされていなかった。
あ。あれ。
もしかしてそんなにグロくない?
ずっとずっとずーーーーーーっとR指定作品だと勘違いしていた。
覚悟を決めて鑑賞
私が血みどろだと思って怯えていたシーンはスペインのトマティーナで、トマトまみれなお母さんだったし、人肉を口に含んでいると思ったシーンは鶏肉をもしゃもしゃと頬張っていた。
え。私今までトマトに怯えてたの!?!?
そ…………そんなバカな。
トマト…
トマト。トマトトマトトマト。トマトマトマト。
いやしんどっっっ!
どうやらトマトが怖くて私はずっとこの映画が観れなかった事が判明。
トマトのせいで大好きなエズラを御預けしていたらしかった。
人間の思い込みって不思議なもので、今予告を観るとちゃんとトマトだし鶏肉だしでそんなにグロさを感じない。
邦題の「残酷」にまんまと引っ張られたな…と思う。
やれやれだぜ。
まぁでもちゃんと残酷である。
精神的にグッとくるものがあるし、常に不穏な空気だし、血液は流れる。
残酷描写は関節的なものが多い。
食べ物の扱いがなかなかに酷い。
印象的な赤が沢山出てくる。
こればかり言って申し訳ないがエズラがゾッとするほどお美しい。
無事に好きな映画に仲間入りしたのであった。
気持ちを明るく!!!!!!HAPPYな気持ちになりたい!!!!
そんな気分の時以外に観てくれ。
終わり。
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