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宇野亞喜良展

ALI PROJECTのアリカ様のインスタで開催してるのを思い出した。

ちょうど東京にライブで遠征する機会があり、開演までギリギリだけど時間があったので、せっかくだし!と思ってダッシュで行ってきた。

品川から新宿、新宿から初台の乗り換えで京王新線と京王線を間違えてしまい、危うくピューロランドへ行ってしまうところだった。

なっがい道を必死に大走りしたため、新宿(デカくて乗り換えが遠くて)大嫌いな街になった。

新宿 大嫌いな街

だぁいっきらい!許さないよ!😡 などと一生分の文句を言いながら飛び乗った電車がミッフィーちゃん車両で、全ての機嫌が秒で直りました!

ミッフィーちゃんの車両は何かで見たことはあった気がしたけど、ここにあるとは知らずびっくり

優先席の一角がミッフィーちゃんになってた

到着!
私が入場した時間は並んでなかったけど、出る時間には長蛇の列になってた

美術館や展示を見る時はだいたいインストの音楽かアリプロの音楽にする。今回はもちろんアリプロ

展示会場で全部を写真撮ってたり、喋りながら見てる人間がまじで耳障りなので、世界に入り込むための音楽は必要不可欠なのだ。
アリプロの音楽はすごく作品が頭に入ってくる

宇野亞喜良さんの活動順にコーナーが続いていっていて、一部撮影が可能でした

なんかこういう、作者のイメージと違うキャラクターの作品はかわいくて惹かれる
綺麗で可愛い!カラーバリエーションが良い
カスの語彙で恐縮ですが、
1972年にこの配色してるのエグい

蛍光色を使った作品をブラックライト?の照明で照らしたコーナーがあって、それもめちゃくちゃかっこよかった!

目玉とかモンスターみたいなホラー要素をポップにしたきゃりーちゃんの原宿系とか、今のデコラ系みたいなカラフル派手派手だったり
ゴスロリやパンク、そこからグロかわ地雷系みたいなのが平成令和のKawaiiジャンルとして今はいろんなところにあると思うけど

ネット環境も発達してない昭和にこの世界観とこの色を使えるセンスって、本当にどこから産まれたんだろう、、いやむしろ生み出したのが宇野亞喜良さんなのかもしれないし、私が知らないだけで昭和にもうこのKawaiiはあったのかも

表現がすごく遠回りしてる気がするけど、私の中で現代的と思っていたテイストをこんな昔から生み出してたのありえんすごい。というお話

宇野亞喜良さんはあのペン画のイメージなので、こんな端から端までのジャンルをされているのは知らなかったんですけど

立体もあるんかい!??!?
他には舞台衣装のドレスとか舞台の装飾もあった。

あとなんかお客さんのファッションが ああ、宇野亞喜良さんの作品見に来た方々だな って感じる、モードな雰囲気の方が多かった。ファンは応援対象に似るね。
和服でいらっしゃってた方が素敵だったな。和服を私服で着るのカッコいい。


今回展示を見ながらぼんやり探していた作品があったんだけど

出会えた。

アリプロのこの曲の元ネタをずっとこの皆川博子さんの作品のことだと今の今まで思い込んでいて、アルバムが出た当時図書館でこの本を借りて読んだことがありました。
(実際は小川未明さんの赤い蝋燭と人魚?)

それからずっと 宇野亞喜良・アリプロ・赤い蝋燭と金魚 というワードが頭の中で繋がって残っていて、なんだったかなぁ、、と思っていたので、出会えて嬉しい。


壮大!!!

というか中盤で思った。
めちゃくちゃ先が長くない、、、??

入口でもらえる案内図を見て、やばいまだ半分もいってない、、(後にライブの予定があったので)って結構焦った。

出口に宇野亞喜良さんの活動年表があったけど
これが学校の廊下くらい長い

残念ながら次の予定が本当にギリギリだったので、かなり急ぎで見て回ってしまったけど

仕事をし過ぎでない!!????!?

展示作品数がえげつない。量でタコ殴りにされる。あと仕事のジャンルの幅がほんとに広くて、何個作画あるの!?という感じ。

こんなに情報量の多い展示は初めて見た気がする。感覚的に大塚国際美術館よりも多かった。

それもそのはずよね、90歳の今まで活動されているのだもの
私もまだ3倍の年数働けるのか、、、と思いました

私も昔は絵を書いていた人間だったけど、こんなにも熱量って続くものなのか。
絵を仕事にして生きている方々なので当たり前だけど、美術家の展示に行って長く続いている作品の数を見るといつもこういうことを考えて、羨ましくなったり、絵を描く熱量が続かなかった自分の人生が惜しくなったりする。

私もずっと続けて作品を生み出すことができていたらこんな展示ができてたのかもしれないなーなんか考えて

赤い蝋燭と…もだし、何か気に入った作品のポスカはあるかな?と展示見る前は思ってたけど、あの膨大な作品数あったら当たり前に絞られるわな、、、

この作品も配色がすごく好きだったので、こちらをお持ち帰りしました。
青×ピンクの組み合わせはザ・ファンタジーという感じがするのでめちゃくちゃ好き。

早足で回りましたが、探していた作品にも出会えたので、新宿を大走りして行った甲斐がありました。

本当に莫大な作品数だったので、是非時間に余裕を持って行くと良きです。キャプションもちゃんと読んで、映像も見て、、となると2時間は欲しいところ。6/16までみたいです。

ライブ会場の品川まで約30分
開演1時間くらい前に展示会場を出て、帰りも初台から新宿、品川まで己の膝を犠牲にしながら爆走。

そのおかげで10分巻いて品川駅に到着できたはいいものの、出口で大迷子になりまた一生分の文句を言うことに。

品川 大嫌いな駅

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