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074_そのLINEは思いやりで満ち溢れている

3月23日(月)
15時15分
「明日だけど、16時に待ち合わせでいいかな?」
ボクは、時間と待ち合わせ場所の確認をした。

明日久しぶりに会えることと、
彼女は初めて東京タワーに登るということで、
ボクは、東京タワーのHPを何度も確認して、
トワイライトタイムを目指して、
16時からのプランを考えていた。




20時10分
「うん、了解!」
彼女から返信があって、
ちょっとホッとした自分がいた。

「今日は飲み会だっけ?」
聞いて後悔したことの方が多いから、
聞かなくてもいいのに、
ボクは聞いてしまう。

「高校の部活の同期と飲むよ」
彼女からすぐに返信があった。

その瞬間、ボクは
(同期って・・・?)と思ってしまった。
それは性別という意味で・・・

すると、
「女4人だよ」
と、彼女から続けてLINEがきた。

ボクは素直に、
「女子と聞いて、なんかホッとしてしまったよ」

すると、彼女から
「どうせ心配してるんだろうなと思って(笑)」

やっぱり、
ボクの心は、
彼女に、見透かされている

けど、
彼女はボクのことを想って、
追加の情報を入れてくれたんだと、
ボクはポジティブに受け止めていた。

時計の針は、
20時15分

明日の待ち合わせまで、
もう24時間を切っていた。

ボクの予定では、
24時間後、
彼女と2人で、
ベッドの上にいる予定。

明日への期待が高まり、
この日、ボクは、
眠ることができなかった。