ビジネスの奇妙さ、不気味さ

みんな優しい。褒めるのも上手い。

仕事なら、嫌われる覚悟で、嫌なことも、きついことも言わなければいけない。

でも、それがないのが気持ち悪いし、奇妙で、不気味としか言いようがない。

それって、本当に、その目の前の相手の人生に寄り添っていると言えるのだろうか?

体調を崩していても、明日死ぬかもしれないくらいに鬱だったとしても、

正論を振りかざして、それは間違っていると恐怖を煽り、身も心もボロボロにして支配するのはカルトと一緒じゃないか。

気づかぬうちに人生を破壊されている。
知らぬ間に大事な友達も、命の時間も、全てを失う。

得られるかすらも確証のない、そんな微々たるお金よりも、それ以上に大きな代償を支払い、知らず知らずのうちに何かを奪われ、人生を侵食され、狂い果てた先には、お金で買えない大事な価値を見失っていることにすら気づけない。

何かを確実に失っている。

愛のあるストロークではなく、冷たい無関心な世界(ディスカウント)が広がっている。

血の通わない表面的なビジネス用語で埋め尽くされた言語は、本当に薄っぺらい。

利害関係のある関係性、お金の切れ目は縁の切れ目。

本当は、みんなどこかで不安だから、結束力がやたら強い。
仕事でもなく家族でもなく、ふわっとした宗教だけで繋がった、よく分からない、得体の知れない組織の洗脳ほど怖いものはない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?