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50代一人暮らし。高熱で暫し寝込んだら、「孤独死」が頭を過りまくった。

2024年9月8日。
久しぶりに大々的に体調を崩した。
寝込むこと2週間強。
コロナでもインフルエンザでもなく、ただの夏風邪との診断で1週間分の薬をもらったが、40度超えの高熱が数日続いた後、38〜39度の間を行きつ戻りつ、なかなか良くならなかった。
婚姻中は頻繁に熱を出して寝込んでいたが(夫源病か)、離婚後、コロナ以外はなんと初である。
寝込み記念に、おでこに冷えピタを貼って横たわるブロンズ像でも作るか。


「孤独死」必須の私だが、今回の発熱で「今がそのタイミングなのか?」と、暫く誰にも気が付かれなかったらが頭を過りまくりまくった。(寝たきりなのに頭の中は忙しい)
この世に心残りは何もないのだが、孤独死することでどれだけの人に嫌な思いをさせ、迷惑をかけるか、それが耐えられない。
2024年1月〜6月の間、3万8千人近くが自宅で発見された一人暮らし。そして1年以上経過していた人は130人もいたようだ。
あり得る、あり得るぞ私。


すっかり回復した本日の早夕飯。
マグロのユッケ丼(卵が割れた😢)、
アジフライ(少ない油で揚げたから真ん中が白っぽい。
ソース&タルタル&すだちで食べる)
青さのスープ、牛乳かん。
魚メインのご飯、おさかな天国を思い出した。
あ、このタイミングで天国って・・。

「一人暮らし」と言いつつも、実は私には同居人がいる。
ドゥフフ…年下のイケメン彼氏くんがあ〜…と、ねっとりした気味の悪い発言をして読んだ者を不快の沼に突き落とすことは残念ではあるがあり得ない、同居人ならぬ同居犬の彼女とは10年来。
2年前まで同居猫(こちらはまさに年下のイケメン彼氏であった)がいたが突然亡くなり、そして今は女2人「まったく男ってさー」「そうそう、嫌よねー」などと女子トークを繰り広げながら暮らしている。(あ、こういうこと書くと「偏見に満ちた発言」とか「性的差別」とかになっちゃうわ。いかんいかん)

元夫が全てを放置して出て行った時、一瞬の気の迷いで正直この子達をどうしようか考えた。
物件を探すのも困難を極めたし、自分たちの生活ですら困窮しているのに飼育するのは無理だと思ったし、最期まで責任を持って面倒を見られるのか不安だった。
でも結局どうしたって手放すことなんてできないのだ。この子達を愛しているから。(とか綺麗なことを言いつつ、時々耳の臭くなるタイミングで、この娘を「臭子(くさこ)」と呼んだりしているのが日常である)
そう言えば今の家に越してから、大地震が来た時に備え、体育館などでペット連れで過ごせない場合を考えてテント買ったりしたんだよなぁ。

だから私が突然死したら、この娘がどうなるのか、それが唯一の心残りではある。


朝晩の爽やかな空気に季節の移ろいを感じるが、人生に置き換えれば「秋から冬にかけて」を実感する。
体の変化、脳の機能や体力の衰え、気力のなさ、人付き合いの減少。
横向きで寝て起きた暁には、片方のほうれい線のクッキリ感に早朝の洗面所で「えー!やだー!」と驚愕している。
ここからは冬に向かって進んでいくのだ。
でも、そのための準備が何もできないまま1人になってしまった。
夫に翻弄され、子育てに明け暮れた日々は、夏のように賑やかで激しく、夢中になってその日その日に全力投球している間に、気づけば季節は変わっていたのだった。
今思えば輝いていた季節だったのかもしれない。

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