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ブルース _ 詩

うたた寝の隙に飛び出した
春の雪が舞っていた
降り積もった時間の粉は
小川に溶けて泡となれ
明朝体の表情で
バスカヴィルを気取っても
芽吹いた緑の眩しさに
霞んで透けて痣となれ
何度何度繰り返そうと
あの日の雪を待っていた
僕の心臓を転げ落ちたなら
きっと此処に流転して

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