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しかし _ 詩

季節が巡るように
夜が明けるように
君を待とうと決めたんだ
あぁこの下弦の太陽が
この胸のマイナス百度の心を
あっさり溶かしてくれたなら
記憶がさざめくたびに
虚空がささやくたびに
君を待とうと決めたのに
ほら柔らかな心の鎖鍵は
あの痛みに、その灼熱に、この光線に
あっさり扉を開いてしまいそう
そうさ、いつか会えるから
そうだ、いつも想っているから
君を待とうと決めたんだ
君を待とうと決めたんだけど


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