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るねさんすぶるー _ 詩
群青を染める僕らの春は
雨さえ降るのを躊躇う夏だ
昼間に弾ける花火みたいな
傷つき傷つけ鏡みたいな
もう二度と無いと呟いて
窓から飛び出す刹那の心
群青に沈む僕らの春は
時さえ速度を緩める冬だ
温度を分け合い確かめる様に
うたた寝をそっと見逃す様に
ずっといつまでもこのままで
焼きついて痛む無限の火傷
背中のリュック、隠した翼
広がる空が本当は怖くても
空に月屑、瞳に流線
消えてく日々の影を踏みつけて
高く飛べる日を夢見る春だ
高く飛べると信じる春だ
了
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