博士課程の院生の夏休み日記ー多忙の中でも心を体を労る重要性ー
こんにちは。もう9月の半ばですね!
先週の中秋の名月🌕は見られましたでしょうか。
とても美しかったです。
2ヶ月と少しという一見長い夏休みも、本当にあっという間にもう2ヶ月が過ぎようとしています。
一言でどんな夏休みだったかと言えば、とにかく忙しい!!!!
こんなに余裕がない夏休みを送るとは、正直予想だにしていませんでした💧
今回が博士課程の院生として初めての夏休みでしたが、どんな日々を過ごしたかを少しシェアしてみたいと思います。
夏休みが休みじゃない原因
忙しさの原因、第一位は・・・
「夏休みの最後にゼミ内で研究成果発表があるから」です。
自分の研究を進めなければならないことは百も承知でしたが、夏休み期間内に結論込みの研究発表を実施するとは思っていませんでした。
とはいえ、自分の研究の発表なのだから、これまで行ってきた研究を盛り込んで積み上げていけば良いので、そこまで大変ではないのでは?と思うかもしれません。
ですが、私は博士課程に進学してから、研究対象をガラッと変えています。
そして、春学期の間は授業や新しい環境(大学を変えている)に慣れることに必死で、あまり自分の研究に時間を割けていませんでした。
なので実質、夏休みが始まってから新たに着手し始めたようなものでした。
2ヶ月ちょっとで一本の学術論文を仕上げる程度の負荷があるわけです・・・
計画性のなさが仇となりこのように夏休みに焦るという結果を招いてしまいました・・。
2ヶ月もあればなんとかなりそう、って思える瞬間はあります。(怖いことに)
でも考えてみてください。生きていて毎日一日中研究だけしかやらないわけじゃないじゃないですか…(🥺)
私は生きていく上でアルバイトでお金を稼ぐことも必要です。
息抜きに友達と会ったり電話したりする時間も必要です。
気分があまり良くない日だってあります。
ドラマを見たりワークショップに参加したり、お盆には実家に帰ったり。
そう考えると2ヶ月って本当に思っている以上に足りないんだなって今回肌で実感しました。
研究は不安と葛藤の連続です。
本や論文を大量に入手してはひたすら読み、読んで読んでまとめていく。
点状にファクトやアイディアが散らばっていく。
どんどん点ばかりが増えて、線で繋がるとも見えずに不安になる。
この方向性では結論が出ないのではないか、そもそも観点をずらした方がいいのではないか。
最初から練り直し・・・?
このように不安と葛藤を繰り返しながら辛抱強く進めていっています。(実は現在進行形なんです)
ようやく、発表1週間前にして、点と点の間に繋がりが見え始めてきました!!
アウトラインが完成したので、あとは原稿に落としていけばOKな状態にまで持ってくることができそうです。
結論に至るまでに少し手間取ったのには理由があります。
理由は、研究対象をガラッと変えた結果、まずその研究対象の時代における対象となる理論やその受容などを勉強せねばならなかったこと、それを行いつつ研究する文学作品を選定したこと、そして関連する先行研究を1から読まなければならなかったことなどが挙げられます。
心を体を労る重要性
時間との戦いもあり、結構心が疲れてしまったこともありました。
研究って成果が出て評価につながるまでが長いですよね。
必ずしも短いスパンで研究が形になって業績になるとは限りません。
特に私は褒められて伸びるタイプなので辛い時間は長く感じます笑
どうしても机に向かえないときは、必ず一旦離れて思いっきり休むことにしています。
体の声を聞いてあげて、休ませてあげないと心も一緒に疲れ果ててしまうからです。
そして休んだことに罪悪感を感じないこと。
これ重要です。
「あ〜2日間も何もやらなかった。時間がもったいない。」と考えてしまうと、まだ回復していないのにアドレナリンが出てきて、癒えてない部分に気づきにくくなってしまいます。
つまり、無理してしまうということです。
完全回復していないまままた頑張ってしまうと、今度はもっと大きな傷になってしまって、どんどん治しにくくなってしまうと思います。
外傷は大体が目に見えるし痛みを感じやすいのですが、脳の疲れや心の痛みは感じにくいので、より敏感に気を遣ってあげる必要があります。
自分では気づかない傷も、もしかしたら他人に話してみたら気づいてもらえるかもしれません。
話すのが難しければ、書き出してみてもいいと思います。
私は3行日記というものを始めました。
この3つの項目を一言ずつで書き記します。
5分程度で完了するので毎日続けられるし、自分の心の整理もできるのでお勧めします。
こうして自分の体を労りながら、長期戦である研究を楽しくのびのびとできたらいいですよね!!
皆さん、今日もお疲れ様でした。
自分のペースで、自分を労りながら明日を過ごしましょう!
私ももっと自分に関心を持ってみたいと思います。
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