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Recipe|2月のフィンランドレシピ 〈セムラディップ〉

フィンランド出身のフードコーディネーター・ヨハンナさんに聞く、季節のフィンランドレシピ。今月は、春の訪れを象徴する北欧の定番スイーツをご紹介します。

●laskiaispulladippi(セムラディップ)

『季節のお菓子「セムラ」(フィンランド語でラスキアイスプッラと言います)をパーティー向けにアレンジした「セムラナチョス」が数年前に話題になっていて、そちらをさらに可愛いハート型にしてみました。各自でプッラに切り込み入れて、お好みでいちごジャムと生クリームをのせていただきます。カットせずそのまま豪快にディップしても◎!(ヨハンナさん)』

【材料】(18個分)
牛乳 250ml

A 強力粉 200g
A 薄力粉 50g
A グラニュー糖 50g
A 卵 1/2個
Aドライイースト 小さじ2(6g)
A 粗挽きカルダモン 小さじ1

B 強力粉 100g
B 薄力粉 50g
B 塩 小さじ1/4

無塩バター 50g

<仕上げ用>
卵 1/2個
パールシュガー 適量

<ディップ用>
生クリーム 200ml
いちごジャム 100g

【作り方】

1:卵を溶いておく。ボウルでAの強力粉と薄力粉を混ぜ、上にグラニュー糖、その隣にドライイーストとカルダモンをのせ、粉を少し除けて溶いた卵を入れる。Bは別のボウルで混ぜ合わせる。バターは常温に戻す。

2:牛乳を42°Cに温め、Aのボウルのイーストを目当てに一気に注ぎ、木ベラでぐるぐるとしっかりと混ぜ、Bを2、3回に分けて加えながら、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

3:2にバターを加え、手でざっくり捏ねたら、台に取り出す。生地が手や台にくっつかなくなるまでに伸ばし捏ねする(約20分)。丸めた生地を指で押した時に、すぐに形が戻れば完了のサイン。生地を丸めてボウルに戻し、ラップを敷き、40°Cで40分一次発酵させる。

4:生地を軽く手で押してガス抜きをし、半分に分けて、10分休ませる。綿棒で2cmの厚さに伸ばし、クッキー型で型抜きし、鉄板に並べ、ラップを敷き、40°Cで10分二次発酵をさせる。

5:4に仕上げ用の溶き卵を塗り、パールシュガーをまぶし、200°Cに予熱したオーブンで10分焼き、粗熱をとる。

6:ディップ用の生クリームを泡立てボウルに入れる。いちごジャムもボウルに入れる。5を皿に盛り付け、お好みで生クリームをいちごジャムをのせていただく。

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甘いものが苦手な人も、ディップタイプなら気軽に楽しめますね。
日本でも人気になってきている北欧の伝統菓子「セムラ(ラスキアイスプッラ)」。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

【レシピ考案者】
ヨハンナ・ノウシアイネン
フィンランド出身。2014年からは料理関連のサービスに携わり、2017年にフードコーディネーターの資格を取得。現在は幅広く北欧料理を広める活動を行っている。メディアやカフェ向けの北欧料理メニューの監修・プロデュースからスタイリングやトークイベントを実施。フィンランド料理教室の講師としても活躍中 。
Instagram: @hokuofood.meirami