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#283 つい話しすぎる人の心理

雑談が苦手な人と言われると、
あなたはどんな人を思い浮かべますか。

多くの人は、

✓ 話を続けられない人
✓ 面白い話題を出せない

などをイメージするでしょう。

このような人は実際に、
雑談にストレスを感じているとも思います。

しかし、雑談が苦手な人の中に
「話すぎてしまう」人がいることをご存知でしょうか。

話過ぎてしまう人は、全員が
「話したくて話を続けているという人」
という訳ではなく、

緊張から頭が真っ白になって、
何とかしなくてはという焦りから言葉を発してしまいます。

今回は、焦って話を続けてしまう人の心理
についてお伝えします。

1.話し続けてしまう理由

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無理に話を続けると、自分でも混乱しながら
話をすることになります。

結果として、言わなくてもいいことを
言うリスクは高まってしまいます。

その発言のせいで相手を傷つけたり、
今まで積み重ねてきた信頼関係を崩すこともあります。

「話す」という行為はリスクを抱えています。

それでも話し続けてしまう人は、
このような気持ちが背景にあります。

✓ 相手に自分のことを知ってもらいたいとき
✓ 沈黙に恐怖を感じているとき

相手に価値のある人間だと認めてもらいたい
という気持ちが強くなる時、
私たちはつい話をしたくなってしまいます。

特に自分に自信が持てないときは、
つい自分を大きく見せてしまうことも。

また、沈黙を恐れるあまり、
必要以上にしゃべりすぎてしまうこともあります。

相手を観察しながら話題や表現を変えて
話を続けるのは素晴らしいことですが、
話にまとまりがなかったり、
同じ話を何度も繰り返してもいい結果にはなりません。

どちらかが話過ぎているということは、
相手が話をする時間を奪ってしまっているということ。

相手が話したいと思っていたことが話せなくなると、
不満を抱えてしまうこともあります。

2.話過ぎないようにするコツ

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まずは相手の話を聞くことを意識しましょう。

できる限り、あなたが話をする時間は
短いほうがいいんです。

相手が集中して話を聞いてくれている間に
話し終える気持ちでいた方がいいでしょう。

人間の集中力はどの程度持続すると思いますか。

アメリカの大手通信社や、マイクロソフトなど、
複数の会社が実際に発表した数値は「8秒」です。

つまり、あなたが話をしすぎても
相手の集中力はすでに切れているので、
頭では理解されていない可能性が高いです。

ですので私は、1回で話をする時間は、
10秒以内がいいと思っています。

もちろん、話をすべて10秒以内で
伝えることはできません。

そんな時は、10秒を1つの単位にして
話を組み立てること
を意識してください。

相手の集中力を考慮して区切りをつけることで、
相手の負担が少なくなることを知っておいてください。

3.まとめ

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いかがですか。

今回は「話すぎてしまう人」
の心理についてお伝えしてきました。

自分が話さなければ、と焦る人よりも、
話しすぎないように相手の話を聞こうという人の方が、
相手からの印象は良くなります。

話す時はシンプルに。
沈黙を怖がらずに楽しむ気持ちで。

この2点を意識していただけたら、
苦手意識も薄らぐと思います。

今回の話を読んだ方が少しでも、
話過ぎる必要はない、と感じていただけたら嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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