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#278 最近よく聞く「レジリエンス」

あなたは「レジリエンス」という言葉、
聞いたことがありますか。

ここ最近、心理学やビジネス、組織論など
幅広い領域で注目されている言葉の一つです。

逆境や困難な状況に陥ったとき、自ら回復する力

変化の激しい現代社会において、
ストレスと上手に付き合うことのできる
「レジリエンス」を身につけることが
重要だと言われています。

今回は、このレジリエンスについて
お伝えしていきます。

1.レジリエンスとは

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レジリエンスとは、

跳ね返り、弾力、回復力、復元力

という意味をもつ言葉です。

もともと物理学の用語で、
「外力による歪みを跳ね返す力」
という意味で使われていましたが、

近年では心理学の分野で
「心の回復力」
を意味する言葉として使われており、

困難に直面したときに適応できる力、
適応しながら成長する力のことを指します。

困難な状況に直面した時に、

・なかなか立ち上がれない人
・素早く立ち直れる人

いますよね。

この違いは

✓ ストレスや困難な状況からの「回復力」
✓ 変化に対応できる「適応力」

つまり、レジリエンスを持っているかどうか、です。

2.今、レジリエンスが重要と言われる理由

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恐らく、これまでも必要な力だったはずですが、
近年になって、より重視されるようになったのは、

社会の変化スピードが加速し、
不確実性が強く変化が激しい状況下になったから
です。

✓ 顧客のニーズの多様化
✓ コロナ禍による働き方の変化

他にも様々な状況の変化に、
スムーズに対応する必要が出てきました。

困難な状況もこれまで以上に出てくるでしょう。

その時に、素早く立ち上がれて適応できる人は、
何よりも心強く、必要な人材となります。

そして、

✓ 何事も前向きに捉えられる人
✓ チャレンジできる人

であることは、今後の社会を生き抜くうえで
とても大きなポイントになるはずです。

3.レジリエンスがある人の特徴

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ストレスに負けない、適応力のある人には、
以下のような特徴があります。

(1) 柔軟性が高い
ピンチもチャンスと捉え、さまざまな可能性を
考えられるので、突破口を切りひらくことができます。

(2) 感情をコントロールできる
トラブルやストレスがかかると、
人は感情的になる傾向があります。

しかし、レジリエンスがある人は
目の前の出来事に一喜一憂せず冷静に対応、
気持ちの切り替えも早い傾向にあります。

(3) 自分を信じて努力できる
困難な状況でも自分を信じて
ポジティブに物事を捉えることができます。

失敗したときも必要以上に落ち込まず、
自分の行動や考えを振り返り、
次に活かそうと努力することができます。

この3点は、生まれ持った性質ではなく、
今からでも私たちが伸ばすことができる
ことばかりです。

4.レジリエンスを鍛える方法

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では、どのように力を伸ばすかと言うと、
以下のことを試してみてください。

(1) 自分自身を知る
他人と比較することなく、
ありのままの自分を知りましょう。

強みはもちろん、弱みも自分らしさだと
認めることが大切です。

日々、小さな目標を立てて達成する。

小さな成功体験を積み上げることで、
自分に自信がもて、ありのままの
自分を受け入れやすくなります。

(2) 自分の思考の癖を知る
人間、誰もが考え方に癖があります。

例えば、

「最初にうまくいかなかった。次も失敗する」
「あの人は私のことが嫌いだから、うまく話せない」

このような、根拠がないのに
マイナス方向に思いこむ傾向がある、
という癖があることを知っていると、
必要以上に落ち込まないようになります。

(3) 身近なロールモデルを探す
頭では理解できても、実際にどのように
考えて行動すればいいか、
イメージするのは難しいものです。

そんな時は、身近にロールモデルとなる人を
見つけましょう。

学ぶは真似ぶ。

まずは身近な人を観察し、真似をしていくことで、
考え方や行動を変えてる一歩を踏み出しましょう。

5.まとめ

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いかがですか。

今回は、最近耳にすることが増えた
「レジリエンス」という言葉について
お伝えしてきました。

レジリエンスを身につけることは、
仕事のあらゆる場面で役立つほか、
自分自身の人生を豊かに過ごすことに繋がります。

一度きりの人生です。

せっかくであれば、
自分の人生をより豊かに過ごしませんか。

今回の記事が何かのお役に立てましたら嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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