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#89 「目を見て話す」はアリ?ナシ?

ビジネスシーンにおいて、アイコンタクトは
相手の関心を高め、気持ちを引きつけるスキルです。

ただ、時々

✓ 相手の目を見なくても大丈夫
✓ 相手の目を見て話すのはリスクが高い行為

という声を耳にします。

そこで、今回は「目を見て話す」は
アリかナシか、についてお伝えします。

1.アイコンタクトのメリット

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アイコンタクトのメリットは、
心理学の実験でも裏付けられています。

「アイコンタクトが多い人は(それが過度でない限り)、
一般的により優秀で信頼でき、知的であると見なされる」

という研究結果があります。

優秀で、信頼できて、知的。

こう思われるのであれば、使わない手はありません。

ですので、良い印象を与えたいなら、
話し相手と目を合わせて話せる状況を作りましょう。

子どものころ、
「相手の目を見て話しましょう」
と言われるのはこのためなんでしょうね。

2.注意すべきポイント

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とは言え、これには注意点があります。

先程(  )で書いた
「それが過度でない限り」
という部分です。

ずっと相手を見すぎると
さすがに仲のいい相手でも気まずいですし、
途中から我慢比べのようになることもしばしば。

目上の人には反抗的と捉えられたり、
目下の人には高圧的と捉えられることもあります。

また、目を合わせたことで感情を高ぶらせたり、
気を散らしたり、する方もいらっしゃいます。

こんなことから、「リスクが高い」と
言われたりしているのではと推測しています。

何事も程々が大事ということですね。

3.アイコンタクトが苦手な方へ

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目を合わせるのが苦手という人も、
無理をしすぎる必要はありません。

「アイコンタクトの錯覚」という現象をご存知ですか?

簡単に言うと、

「人は相手が自分の目を見ているときだけでなく、
顔の方向を見ていればアイコンタクトをされたと認識する」

ということです。

ですので、目を合わせるのが苦手な方は、
この方法を活用いただければいいと思います。

4.とはいえ…私の体感

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とはいえ、私個人の体感で言うと、

✓ 目を合わせてもらえないと悲しい
✓ マネージャーはアイコンタクトできて欲しい

(1) 目を合わせてもらえないと何か悲しい
目を合わせるのが苦手で、という方は
そもそも誰とも目があまり合わないからいいんです。

でも、複数名で話していて、自分だけ目が合わない
という時は悲しい
ですね。

他の人とは目を合わせているのに自分だけ…
はつらいですし、存在を否定された気分になります。

ちょうど今日、役員との打ち合わせに参加した際、
私とだけ目を合わせてくれない方がいました。

すごく、悲しかったです。
最後話しかけてくださったのでよかったですが、
私はやはりアイコンタクトは重要な
コミュニケーションの一種
だと考えています。

私の考えが古いだけかもしれません(笑)

そんなじっくり目を合わせる必要はないので、
2~3秒程度、ざっくり全体と目を合わせる感じで
話してもらえると嬉しいなと思っています。

(2) マネージャーはアイコンタクトできて欲しい
社内の人間関係で重要視されているものとして、
「目配り」「気配り」「心配り」という言葉があります。

仕事で欠かせない信頼関係を築くのに
忘れてはいけないのが「アイコンタクト」です。

アイコンタクト1つで相手に好印象を与え、
場の雰囲気が一瞬で変わる
ということはよくあります。

 目を合わせるのが苦手な方もいらっしゃいますが、
チームメンバーをまとめ、鼓舞する役割を持つ
マネージャーは活用できた方がいい
ですね。

また、人の感情は顕著に目に表れます。
メンバーがどんな思いでいるのか、どんな状況なのか
知る機会としてもアイコンタクトは欠かせません。

5.まとめ

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いかがですか。

アイコンタクトの良し悪しについて、
様々な議論がありますが、私は
「重要はコミュニケーション手法の一種」
と考えています。

目を見て笑いかけてくれたら嬉しいし、
目を見て励ましてくれたら元気になります。

タイミングだったり、限度はありますが、
人と対面でコミュニケーションをとるとき、
お互いに会話が弾む時は目を合わせられる相手です。

間違っても、人が話している最中に
スマホを触っている人とはそこまで会話が弾みません。

時にはスマホを置いて、
目を見て相手を話してみてください。
その人自身のことももっと知れるかもしれません。


今回はこれで終わります。
ではまた。


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