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#118 なぜ、職場で質問できないのか

みなさん、新しい環境にはもう慣れましたか?
私はまだまだ慣れません(笑)

少しでも早く戦力になれるように、
日々奮闘しているのは、きっと
私だけではないことと思います。

新しい仕事や初めての仕事だと、上司や先輩から
「分からないことは聞くように」と言われますよね。

気持ちはありがたいのですが、
正直分からないこと自体が分からなくて、
右往左往している人もいるのではないでしょうか

そして、正直なところ、日本人の多くが
「分からないことは聞いてね」
という言葉を鵜呑みにできない
と考えています。

今回は、何故分からないことが質問できないのか、
についてお伝えします。

1.質問しない/できない人の違い

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よく、質問する人と質問しない人と
分けられますが、「質問しない人」にも
2パターンあります。

✓ 質問がない人
✓ 質問できない人 ←今回のターゲット

(1) 質問がない人
ものすごく仕事ができる人、もしくは
仕事に全く興味がない人は質問自体ありません。

既に理解できている(と思えていたり)、
全く興味がないと、疑問点がないからです。

今回の記事では仕事の意欲について触れませんが、
特に後者の方は最低限、
給料に見合った働きはしましょうね。

(2) 質問できない人
今回お伝えするのはこちらの人についてです。

性格にもよりますが、

✓ やる気はあるけど質問できない
✓ 質問したくても聞きづらい

と感じ質問を言い出せない人を想定しています。

2.質問できないと感じる理由

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なぜ質問できないかというと、

✓ 話しかけづらい雰囲気を出しているから
✓ 嫌がられるのではないかと不安
✓ 以前質問した時に「こんなこと聞くな」と怒られた

こんな理由を耳にします。

本来は、

業務遂行上、聞くことは正しいことです。
分からないことは堂々と聞きましょう。

こう話してしまえばそれで済んでしまうのですが、
正直「できれば質問している」と思う人が圧倒的でしょう。

実際に新人や若手が質問をしに来ない、という傾向は、
多くの会社でみられるようです。

3.もっと切実な理由もある

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つい先日も、とある部門で
「聞きに来ないメンバー」をなんとかしたいが、
どうすればよいか、という話を聞きました。

新人/若手に聞くと、どんな回答があったと
思いますか。

上記の回答に加えて、

✓ 何がわからないのかわからないから

という話もちらほら聞きました。

確かに、
「質問が出来る=ある程度わかっている」状態だから、
気になる点が出てくるんですよね。

ここまでの間は、「教える側」から積極的に
声をかける必要があります

新人を育てる時に「自主性」を考慮するのは、
百害あって一利なし、です。

この状態で質問にくるのをまっていても、
お互いにとっていいことはないので、
頻繁に声をかけてあげてください。

4.上司、先輩の心得

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上司にも先輩にも問題がないのに、新人や
仕事がわからない人が質問しに来ないなら、
「引け目」を感じている可能性があります。

例えば、新人同士で仲良くなりやすいのは、
お互いに仕事が分からないことを知っていて、
情報交換しやすいから、
という話をきいたことはありませんか。

新人同士で聞き合っていて、
上司や先輩には聞かない。

というより、質問のときに引け目を感じるので、
徐々に質問できなくなります。

「何でも聞いてね」と言っても、相手の手を煩わせたら申し訳ない、
くだらない質問だったら申し訳ない、と思ってしまいます。

ですので、仕事をある程度1人でできるようになるまでは、
「教える側」から積極的に声をかけてあげてください。

もちろん、
「同じことを何度も聞かないで」
「それはこのマニュアルに書いてあるでしょ」
なんて、間違っても言わないでくださいね。

あと、おざなりな対応をしない様気をつけてください。

「聞いてもいいよ」「聞きたいのはこういうこと?」と
聞かれる側の姿勢を作ることが必要です。

5.新人、若手の心得

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最初のうちは上司や先輩にたくさん質問してください。

ただし、質問する側にもマナーがあります。

例えば、自分で調べられるものは、
調べてみる努力はするべきです。

その上で分からなければ、
「こうやって調べてみたのですが、
どうしてもこの部分が分からないので教えてください」
と質問しましょう。

上司には、あなたが努力したことが伝わり
「努力家だな」と評価されます。

もし、その調べ方も分からなければ、
遠慮せずにすぐに聞きましょう。

前向きに物事を考え、自分の知識にしようとする人は
早く成長しますし、早く一人前になります。

そういう人は、自然と分からないことも出てくるので、
質問する機会も増えてきます。

早く一人前になるためにも、自分で調べられることは
調べた上で、堂々と上司や先輩に質問しましょう。

6.まとめ

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いかがですか。

今回は、なぜ職場で質問できないのか、について
お伝えしてきました。

あなたの部門にいる新人が質問してこないとしたら、
今回の紹介したいずれかの理由に当てはまっているかもしれません。

特に最初(3カ月程度)は、
何が何だか分からない中で彼らは仕事をしています。

ぜひ「待ちの姿勢」でなく、積極的に彼らの声を聞いて
あげてください
ね。

そして、新人、若手の皆さんは、
もっと先輩方を頼りましょう


「忙しそうだから」と遠慮しなくてもいいです。

堂々と、「分からないことがあるのですが、今お時間いいですか?」
と聞きましょう。

そして、同じことを何回も聞かないように
メモを取って後で振り返りましょう。

新入社員や仕事の環境が変わった方が、
早く新しい環境に慣れることを願いつつ、
今回の記事を終えたいと思います。

ではまた。

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