#129 簡単なようで難しい「話すこと」
マイクの目の前で何を話したらいいか分からない…
音声配信をしてみたいという方から、
先日こんな話を聞きました。
私は音声配信を始めて半年以上、毎日のように
スマートフォンに向けて1人喋りをしてきました。
ですので、気持ちはとても理解できますし、
話すことの難しさも知っています。
でも、「自分で配信してみたい」という人には
ぜひ一度挑戦してみてほしいのが音声配信です。
そこで今回は「話をする難しさ」と「自然に話すコツ」
についてお伝えします。
1.気軽にできるのに難しい「話すこと」
音声配信を始めて気づいたのは、
「話すこと」は結構難しいということです。
音声配信の良さは、
・誰でも
・手軽に
配信できることです。
これは間違いありませんが、実際に話し始めると難しさに気付きます。
例えば、
✓ すぐに言葉につまる
✓ 雑音(「えーと」のような本来不要な言葉)が入る
✓ 思ったより抑揚がなくてつまらない
当初は話すテーマや、話の流れを箇条書きにして
録音していましたが、全く話せなくて驚きました。
何度も取り直しをして聞き直すのですが、
言葉を噛んでしまってるのが分かったり、
ずっと平坦な口調すぎてつまらなかったり。
イメージしていた数十倍は時間がかかりました。
普段話している時はほとんど気にしていないことが
めちゃくちゃ気になってしまうのです。
録音して聞くと、
普段気にならない所がやけに耳についてしまいます。
私自身、人前で話す機会は今まで何度もありましたし、
話し方も普段から気をつけてきたつもりでした。
でも、録音するとびっくりする位気になってしまい、
内容が全然頭に入ってこなかったんです。
2.自然に話しているように聞かせる方法
そんな私ですが、半年間試行錯誤をして
以前と比べると自然に話せるようになってきたかなと
自負しています。
私がこの半年間どのようなことをしたかというと、
✓ 台本を用意する
✓ 配信をする相手をイメージする
✓ 声に感情を乗せる(イメージの倍くらい)
この3点をやってきました。
(1) 台本を用意する
相手が時間をかけて聞いてくれるものなので、
少しでも分かりやすく、いい話をしたいですよね。
ですので、私は毎回台本を用意するようになりました。
台本があると安心して収録できますし、一番伝えたい
メッセージを必ず伝えられるのでオススメです。
(2) 配信をする相手をイメージする
私は、基本的に一人で話し続ける配信をしています。
ですので、「相手がいること」を忘れないよう注意しています。
相手をイメージする時に気をつけていること。
それは、「話し言葉」と「書き言葉」の違いです。
私は学生時代、毎日の様に本を読み漁っていました。
だからでしょうか。
私が書く台本は少し堅い言葉が多かったんです。
漢字が多めの文章といったら良いでしょうか…。
そんな私の台本を読み上げて聞いてみると、違和感が。
文章だと普通なのに、と思った時に気付きました。
人と話す時に使う言葉と、書く時に使う言葉、
違うよな、と。
こんなことから、スマホの向こうにいる相手を
イメージして話すことを意識するようになりました。
(3) 声に感情を乗せる(イメージの倍くらい)
声に感情を乗せるって意外と難しいです。
自然と嬉しい印象を持ってもらうには、少なくとも
「倍以上」感情を声に込める必要があります。
これは私だけかもしれませんが、
普通に話していると、本当に平坦で聞くだけで
疲れてしまうんです。
ですので、もし私みたいな
感情があまり声に乗らないタイプの方は
堂々と、大袈裟に感情を声に込めてあげてください。
それくらいで、ちょうどいいです。
恥ずかしがる必要はありません。
だって、1人で収録していますから、
誰も、あなたを見ていません。
配信した音声を聞いた相手に、
ちょうどよい温度感で声が伝わるのが一番ですよ。
3.まとめ
いかがですか。
今回は、簡単なようで難しい「話すこと」について
お伝えしてきました。
自然に話しているように聞こえる方法の
極論は「話し慣れること」です。
私自身、配信後に改めて配信内容をきいていますが、
最初の頃と比べると、話すのに慣れてきたことが
分かります。
とはいえ、最初から話し慣れることはできないので、
今回紹介した方法を試していただきながら、
楽しく配信をしていただけたら嬉しいです。
話すのがうまくなりたいあなたには、
ラジオのパーソナリティさんや声優さんなど、
声を仕事にされている方のラジオやYouTubeもオススメです。
せっかくですので、音声配信を楽しんでいただきつつ、
交流できたら嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
👉次に読むなら
過去のオススメ記事を紹介
・#123 音声配信をはじめて成長したこと
・#73 「伝える」と「伝わる」の違い
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?