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#233 相手と同じイメージをもつ

仕事を進めて行くうえで

「報・連・相」

報告・連絡・相談は重要だといわれます。

この言葉は部下が上司に対して行うイメージがありますが、
仕事を円滑に進めるためには、縦だけではなく横、
つまり周りのメンバーとの連携も重視する必要があります

ただ、一言で連携といっても量を増やせばいい
ということではありません。

やりとりをスムーズにするためには
「共通言語・共通認識」が必要になります。

今回は、仕事の「共通言語・共通認識」を
メンバーで共有する大切さについてお伝えします。

1.連携がとれない理由はイメージの共有不足

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複数のメンバーで仕事をする際に
連携がうまくいかない原因の1つとして、

お互いに仕事のイメージが共有できていない

ということがあります。

メンバー同士で話をした時に、
お互いの頭の中に同じイメージを持てていれば、
説明や確認にかける時間を短縮でき、
仕事の効率化につながります。

ただ、実際のところ、多くの人は
周りのメンバーとイメージを共有できていません。

その理由は、
イメージが言葉として明確になっていないからです。

言葉で確認し合うことができないと、
イメージが人によって異なっていることが多いです。

ですので、メンバー全員がこの言葉をきくと
同じイメージがもてる、という共通言語が必要になります。

2.私の会社にある共通言語

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共通言語と聞くと、業界用語だったり
限られたメンバーが使う言語という印象がありますが、
広くチーム内で使われる言葉としての意味も持っています。

例えば、日本では仕事をするうえで
「論理的思考が重要だ」という認識が根づきました。

私の会社も例外ではありません。

「ロジカルに」と聞くと、「論理的に」「筋道を立てて」
「わかりやすく」話すことだと共通言語化されてきています。

そして、例えば何かのプロジェクトについて議論する時に
「ロジカルに考えよう」と伝えると、
同じイメージを共有できるようになってきました。

これが共通認識をもつということです。

3.共通言語を持つメリット

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共通言語を持つことのメリットは、先程もお伝えした通り、
説明や確認に費やしていた時間を短縮し
仕事の効率化を図れることです。

一部の人だけが分かる言葉には曖昧な部分があり、
同じイメージを全員が持つということは難しいです。

イメージがずれると、後で改めて説明をする必要が
出てくるため、仕事がそれだけ非効率になります。

全員同じイメージがもてる言葉は共通の認識ができるので、
たとえメンバーが途中から加わっても、同じイメージを
もってもらいやすくなります。

仕事は関わる人数が増えるほど
共通認識を持つことが難しくなります。

メンバーに説明する、内容を確認する工程が増えるので
その分認識がズレやすくなるからです。

そんな時に共通認識できる言葉を使えれば、
イメージを共有でき、説明や確認がスムーズに行えます。

4.共通認識をもつために一番大切なこと

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ここまで、共通認識をもつためには、全員が同じ
イメージができるような言葉が必要だという話を
してきました。

とはいえ、共通言語を作るには時間がかかりますし、
実践するのは簡単なことではありません。

ですので、第一歩として今回は、
共通認識をもつために一番大切なことをお伝えします。

それは、

相手への理解があってこその共通言語・共通認識

だということです。

ロジカルではないかもしれませんが、
「メンバー間の理解を深めたい」という気持ちが強いほど、
周りのメンバーと同じイメージを持ちやすくなります。

逆に、どれだけ共通言語を使っていたとしても、
仕事上のコミュニケーションを取る時に、お互いが相手を
理解しようとしなければ仕事は停滞します。

つまり、共通認識や共通言語をもつこと以前に、

✓ 自分の考えを知ってもらいたい
✓ 相手の考えを理解したい

という気持ちで相手と接することが大切です。

5.まとめ

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いかがですか。

今回は、仕事をする上でメンバーと共通認識をもつ
大切さについてお伝えしてきました。

メンバーと同じイメージを持つためには
同じ認識ができる言葉が必要です。

ですが、その前提として相手が、

✓ 何を考えているか
✓ どういう行動を取っているか
✓ 何が得意なのか

などを理解することは必要不可欠です。

お互いのことを分かり合えているメンバーと
そうではないメンバー。

仕事をする時のやりやすさが格段に変わりますよね。

仕事をやりやすくするためにも、
相手を理解しようとし、同じイメージを持てるような
言葉を意識的に利用しましょう。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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