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ごく普通の地方都市で造られる幻のワイン「ブルソン」

先日、クオルス・リストランテ提携のカンティーナ「テヌータ・ウッチェリーナ」の赤ワイン「ブルソン」が、ワイン品評会「ジルベール&ガイヤールインターナショナルチャレンジ2020」において、栄誉ある金賞を受賞しました。この世界に誇る素晴らしいワインは、エミリアロマーニャ州、ラヴェンナ近郊の「ルッシ」というごく普通の地方都市で、小さな家族経営のカンティーナで造られているのです。

地方都市「ルッシ」

イタリア北部にあるエミリア=ロマーニャ州のアドリア海寄り。カンティーナ(ワイナリー)、テヌータ・ウッチェリーナは、ラヴェンナ近郊のルッシという町にあります。 エミリア=ロマーニャ州は州都ボローニャを筆頭に、生ハムで有名なパルマ、バルサミコ酢で知られるモデナなど、世界に名だたる美食の町が集まる地域です。 カンティーナのあるルッシは、町の中心に鐘楼が立つ、ごく普通のイタリアの地方都市。その町の中に、テヌータ・ウッチェリーナはあります。

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LaPassione!編集部が訪れたのは2018年の10月。爽やかな秋晴れの日でした。通りに面したショールームに入ると、アントニエッタさんが、挨拶もそこそこに試飲を勧めてくれました。(写真はカンティーナのご主人アルベルトと奥さんのアントニエッタ)

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ワインのお供は、地元産のチーズやサラミ。チーズはパルミジャーノ=レジャーノで、サラミは半生の美味なるもの。チーズはファモーゾを使った白ワインに、サラミはこの地域の幻のブドウ、ロンガネージを醸した赤ワイン「ブルソン」にぴったりでした。

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テヌータ・ウッチェリーナの「ブルソン」は、多くの受賞歴を誇る。クオルス・リストランテでも人気の一本です。

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醸造所はこのショールームから歩いて5分の住宅街に。案内してくれたのはカンティーナの跡取り、エルメス。現在2代目醸造家を目指して大学で醸造学を勉強中!

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工場の中では、エミリア=ロマーニャ州固有のブドウ、ロンガネージを半乾燥(パッシート)にすべく陰干し中でした。こうすることで余分な水分を飛ばして糖分を残し、理想的な発酵ができるそうです。

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ワイナリーの周りには、旧型のフィアット500がたくさん停まっていました。とてもイタリアらしい風景です。旧型とはいえどれも現役。これもまたイタリアです。

クオルス・リストランテ提携「テヌータ・ウッチェリーナ」のワイン




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