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その日

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雨③

病院に最初に到着したのは旦那の会社の同僚だった。

以前会社でミスをしてしまい、諦めそうだった時に旦那がたくさん話を聞いてあげたと言っていたような気がする。

この人もわたしと同じように旦那に助けられた。

まだまだやることがあったはずなんだよ。みんなが絶対的な信頼を寄せてた。

なのになんでだろう。

検査が終わるのを待つため、雨の中コンビニへ出て必要そうなものを調達した。歯も磨かないで飛び出し

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雨②

雨②

その朝、私の人生が一変する。

いつもの休日、少しゆったりとした時間にふと目が覚めた。

前日、彼へ「おやすみ」すらメッセージを送っていなかったわたしは、ここでようやくスタンプ1つだけ送った。

すぐに既読にならないことを、その時は(まだ寝ているのかな)くらいに思っていたが、その時間は丁度、彼が倒れた時かもしくはその少し後だった。

一時間ほどして、”まだ寝ていたいな、でもそろそろ起きようかな”そ

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雨①

雨①

今日の雨の降り方が、旦那が運ばれたあの日に似てて。

きっと忘れることはないのだけど、あの刺すような痛みが遠くなっていく前に、少し書いてみようかと思う。

夏に差し掛かる少し手前、どの服を着るか悩むような季節。

結婚3年目を過ぎた頃、私と彼はお互いに趣味もありそれぞれが自由に好きなことをやりはじめた時期だった。

その時の自分には「一緒にいる時間をもっと大切にしろ」って言ってやりたいし当時本当に

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