つき

椎名林檎さんとPerfumeがすき。アイドルは勉強中。

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最近の記事

永遠の一瞬

ずっと永遠にこのままでいられるなんて思っていないから、私たちは永遠に憧れてしまうのかもしれない。アイドルの命は短くて、人間のおよそ10分の1くらい。私たちより短い時間を生きているから、きっとその一瞬の光は眩しくて、私たちの瞼の裏に焼き付く。ずっとこのままで、と願ってしまうけれど、その願いはどうしたって続かない。その流動性を寂しく思ってしまうのが人間の性で、煩悩なのだろうけれど、寂しく思ってしまうことこそが、きっと生きているという証明。そして、流動性があるからこそ、救われること

    • 雑記

      アイドルの書く「ブログ」が好き。それがとりとめのない日記でも、大きな覚悟でも、ひたすらに写真を載せているだけでも、去っていく人への別れのメッセージでも。Instagramや口頭で思いを伝えてくれるのもいいけれど、やっぱりブログで、その人の綴る文章を知りたい。私の最近の大好きだったブログは この2本立て。 美しい夜の月のような、しっとりした言葉を紡いでくれるアイドルのブログ、大好きだな〜と改めて読み返してみて、再確認した。あとタイトルがかわいらしかったり、あの曲だ!ってなる

      • 錆つかない剣を持て!

        物語性やメッセージ性というよりは、人間の動きというもののしなやかさや美しさ、というものに重点をあてたミュージックビデオのような気がする。 私はバレエが好きで頻繁に見ているのだけれど、濱岸ひよりさんの動きはバレエをやっている人、の動きで、しなやかさの中に精錬された美しさがあって見惚れてしまいました。 動きに安定感があって、この異国の踊り子、のようなミュージックビデオの雰囲気にすごく似合っている。 似合っているといえば、 この2人、このミュージックビデオにぴったり!だと思

        • 僕に続け

          この曲の始まりの、荘厳なオルガンの音色は、行進曲のプロローグ。カップリング曲のこの曲は今までの傾向を踏まえると“11thシングル『君はハニーデュー』”というセットリストのラストを飾る曲だ(アンダー曲もあるので一概にそうとは言えないけれど)。 表題曲の最後、横浜港で3回汽笛は鳴って、彼女が広い海に向かって、船を漕ぎ出した後、の物語だ。 長い船旅で、今までとは一変した世界で、人は何を思うのだろう。やはり、最初に出てくる感情は不安じゃないかな、と思う。人は恒常性を求めたがる生き物

        永遠の一瞬

          君はハニーデュー

          君はハニーデューのMV、最高だった〜!というテンションのまま、見終わってすぐの状態で書いている。お顔がすっごくタイプ♡な正源司陽子ちゃんがセンターだということで、ずっと楽しみにしていて、曲が解禁された時に聴いた感想は、爽やか!フレッシュ!という感じで。MVすっごく楽しみにしていた代わりに、期待値もとにかく上がっていたけれど、その期待値をやすやすと超えてきて、大興奮!ということで、物語的視点から見た「君はハニーデュー」のMVの感想書きます。 この物語は、きっと「現実と理想」を

          君はハニーデュー

          背中合わせのアイデンティティ

          「桟橋」/牧田真有子 A面/女優が幕を引くとき この物語に溢れる「赤」の描写は、私たちの日常の中に溢れる死を浮かび上がらせる。ビニール暖簾につく赤い血の跡、おばの身体から流れ出るおびただしい血。 一方で、「赤」は生をも暗示する。血小板は血を止め、赤い日記帳には生の記録が綴られている。 おばはそんな生と死に溢れるこの世界で、透明な存在。生と死の境界線の狭間を、ふわふわと浮かんでいるようなひとだ。それは、おばという身体の枠の中におばという確固たる人格がないからだろう。作品ごとに役

          背中合わせのアイデンティティ

          飛行機雲ができる理由

          坂道グループに全く興味がなくて、テレビに出ているところも覚えていなかったような私が心を奪われた瞬間は、このMVを見たとき。 元々は、ミュージックビデオを作っていらっしゃる監督さんが好きだったことでたまたま再生したこのMV。 その時は、このグループの持っているストーリーや、これが渡邉美穂さんの卒業ソング(とみなしている人が多い)だというバックグラウンドは何も知らずに見始めたけれど、1曲再生し終わった頃には、このグループをもっとしりたい!どんなグループなんだろう?と思うきっかけ

          飛行機雲ができる理由