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劇場版ラブライブ!ニューヨーク聖地巡礼記①

前置き


  • 2019年11月にアメリカ・ニューヨークへ聖地巡礼したときの旅行記となります。

  • 日数は6日間、記事は5パートに分かれます。

  • 旅行時期がコロナ禍前であるため、本記事発行時点の情勢とは乖離がある可能性があります。

  • 本記事は、2019年当時に書いた原稿を加筆修正したものとなります。

  • もともと自分用の備忘として書き殴ったものであるため、一部分かりにくい箇所がある可能性があります。

  • ラブライブ!については、こちら(公式HP)をご参照ください。

  • 以下、ラブライブ!=「ラ!」、ニューヨーク=「NY」と表記します。

はじめに

元々、ラ!劇場版NY聖地巡礼は、2018年GWに行くことを計画しており、2017年秋頃には聖地巡礼するための準備を進めようとしていた。
しかしそんな矢先、2019年10月を以てエアーズロック登山ができなくなる旨のニュースが飛び込んできた。登れなくなる前に行かないといけないと思い、2018年GWはエアーズロック行きに変更する。
改めて、今度は2019年GWにNYへ行くべく準備を進めようとしていたが、今度は令和への改元に伴い2019年GWが官製10連休になることが決定される。この頃にはラブライブ!サンシャイン!!劇場版の舞台がイタリアであることが発表されており、10連休を生かさないとイタリア全土への聖地巡礼は難しいと考えたため、2019年GWはイタリア聖地巡礼に変更。
また後ろ倒しになってしまったNY聖地巡礼。今度は2020年GWにしようかとも思ったが、翌年以降にずるずる引き延ばしたくないとの思いから、2019年中に行くことに決める。金銭的、有給休暇の残り的には結構きつかったが、2020年頭にコロナ禍が始まり、海外旅行どころではなくなってしまったことから、2019年秋に聖地巡礼する決断をして結果的にはよかったと思っている。
イタリア聖地巡礼のときと同様、航空券、ホテル、観光施設、現地ツアー、4ヶ月かけてすべて自力で予約して、いざ出発。

1日目: 2019/11/2 (土) 上海観光・NYへ移動・大やらかし

セントレア―機内―上海浦東空港―上海(観光)―上海浦東空港―機内―ジョン・F・ケネディ(JFK)空港―ホテル

海外行く際はいつも通り、出発2時間ほど前にセントレア着。GWほどではないが人はけっこう多い。保安検査をスムーズにこなし、出発1時間以上前には乗り場に到着。
今回利用した飛行機は、遅延することに定評がある、因縁の中国東方航空。しかし今回の旅では、全体的に定刻通り、それどころか予定より早く着くことが多かった。優秀。到着後の入国手続きなどが遅かったため、それによって稼いだ時間が帳消しになってしまったが。
ここで、あらかじめ予約していた上海トランジットツアーに参加。トランジットの時間は8時間近くあったが、上海の出国審査(荷物検査)は厳しいため、出発の3-4時間前には空港に戻ってきた方が良いという。そのため、観光に割ける時間は4時間ほどという話になった。
なお今回の旅行で用意したSIMカードはアメリカ専用のものであるため、上海観光中は全くインターネットが使えなかった。

上海市内は名古屋と同じくらいかほんのり暖かい。まずは豫園商城に向かう。上海でも人気のスポットらしく、かなり観光客が多い。スリには気を付けるようにと言われたので、鞄はずっと前に配置。豫園商城は古代中国風の建物に、今風のお店がいっぱい入居しており、目移りしてしまう。

豫園商城

「南翔饅頭店」という小籠包屋が人気らしく、そこで小籠包を食べるということになった。小籠包が来たときに、ガイドさんが食べ方を教えてくれた。汁が熱いので、皮を少しかじって汁を吸ってから食べるのが良いとのこと。確かに汁は熱かった。でも美味しい。

豫園で食べた小籠包

その後は外灘まで移動。外灘での定番スポットという場所をガイドさんが案内してくれ、上海タワーを始めとした新しいビル群など旅行誌でよく見る上海の景色を見ることができた。夜だと一層綺麗なんだろうなあと感じた。

外灘から見た上海の景色

人民英雄記念塔や英国総領事館、外白渡橋を案内してくれたのち、タクシーに乗り浦東空港まで戻る。出発時刻の3.5時間前に空港に着く。ガイドさんは手荷物検査を一緒に通過してくれ、出国審査のところまで来てくれた。ありがとうございました。

チェックイン完了しようやくWi-Fiにありつけると思ったら、パスワードを発行する機械が故障してたり紙切れしてたりと、なかなかWi-Fiにありつけない。空港内を彷徨い、ようやくインターネットが使えるように。
NY行きの飛行機搭乗、14時間のフライトは長すぎるので、食べるか寝るかラ!劇場版を観るかして過ごす。機内で劇場版を2回も観てしまった。
JFKに到着、定刻30分前と、珍しく定刻前に着いてくれたのに、入国審査で1時間30分もかかってしまう。911テロがあったからとはいえ時間かかりすぎる。
なんとか入国審査を終え、スーツケースがちゃんとあるのも確認。流石にイタリアのときの二の舞とはいかない。ここまで済ますのに時間がかかり、空港内で日付が変わってしまった。入国自体は問題なく完了したが、この後、海外旅行における自分史上最大級の失策を犯すことになる。

大やらかしについて


スーツケースを受け取って保安検査を受けた後は、予約しておいた空港送迎の乗合バスで街まで行く。送迎のカウンターらしきものがあったのでそちらに行こうとしたら、客引きに話しかけられる。まあ海外の空港では良くあることなので、既に予約したバスがあるから別にいいと流そうとする。そうしたら、そのバスは23時ですでに終バスが出た後だと言われてしまった。ん?確か予約したバスは24時間営業だった気がするが。24時間営業をやめてしまったのか、或いはExpedia(予約サイト)に嘘つかれたのか?そうならば仕方ないと、客引きについて行ってしまう。それが悲劇の始まりだった。

客引きについていきながら話すと、どうやらその客引きは、終バス後に空港着いた人のための、空港での送迎サービスをやっているとのこと。そこに乗り場の看板があるからそこで待っていてくれと言われ、待っていると汚い乗用車が来た。乗ると、シートベルトを挿すこともできない。タクシーメーターもない。おまけに、夜遅くはクレカが使えないので現金支払いしかできないと言われる。そして降りたら証明書を渡すので、帰国後に請求してくれと言われる。1ブロック15ドル、ホテルまでは7ブロックだと説明を受け、そんなもんかとOKしてしまい出発。

ホテル付近に着くと、ホテル目の前は停めづらいので1ブロック隣で停めるからと言われる。了承し、停車すると、料金は385ドル、しかもさらにチップがかかると。??耳を疑う。間違いないかと確認したら、1ブロック55ドルなので385ドルだと。ここで流しのタクシーに引っかかってしまったと気づく。そしてチップ含めて480ドル金を払えとまくし立てられる。とりあえずどうしようもなかったので同行者と2人で240ドルずつ払うことに。払ったら荷物を降ろされ、とっとと降りろと言われる。降りたらすぐに立ち去られる。長旅で疲れていたとはいえ完全に失敗した

とりあえず立ち尽くしても仕方がないので、ホテルまで向かう。泊まったホテルはインターコンチネンタル・ニューヨーク・タイムズスクエア。部屋の内装がモデルになったホテル。さすがに内装は宿泊しないと撮影が難しいので、このホテルを宿泊場所に選択した。すでに深夜1時を過ぎていたが、フロントのホテルマンは快く対応してくれた。
客室に着き、ようやく落ち着ける。普段ならまずは客室の写真を撮るのだが、疲れが大きすぎてそんな元気もなかった。荷物開けてシャワー浴びたりして、ふと部屋の時計を見たら3時になってしまっていた。しかしスマホの時刻は2時のまま。ちょうどNYのサマータイムが終わったからである。

眠ろうとするが、普段と違う環境なのと同行者のいびきが大きいのとでなかなか寝付けない。眠れないので今日の出来事を振り返る。「車がどう見てもただの乗用車」「クレカ社会の米国で現金払いオンリー」と、流しのタクシーである疑念が色々とあったのになぜ気付けなかったのか。客引きの口達者な勧誘にあらがうのは厳しいため、客引きされるような状況をそもそも作らないようにする(客引きに遭う機会を無くす)ことが一番なのではないかと考えた。基本的なことではあるが、以下に尽きると思われる。

【空港等での客引きへの対策】
・「No」「No, Thank you」で断りながら足早に去る(相手が手を出せる隙を作らない)
・こちらの予定など余計な情報を相手に言わない(自分の手の内を相手に見せない)


また、たとえ安全とされている場所でも、海外であり日本とは違う、と海外旅行の際の基本を心得ておくのも大事であると改めて感じた。過去の海外旅行では、このような自責による大きいトラブルを起こしたことがなかったため、少なからず慢心があったと思われる。海外へ行く以上は、こういうトラブルはつきものであり、いつか起こすかもとは思っていたが、とうとう起こってしまった、という感じ。ぼったくられた金額がまだ少額なのが救いだった。

疲れたよわしは



色々考えたりTwitterしたり窓からの夜景がきれいだなーなんて思ったりしていたら、結局1時間半ほどしか眠れず。

2日目に続く。

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