ちょっとだけ前向きな言葉（２０１・２０２）
●肉体は歳を取っても精神は時間を逆行させることさえできる。人間にだけ許された究極のアンチエイジングだと思う。
肉体的な老化は、年齢とともに体の機能が衰えたり、外見の変化が現れたりする自然なプロセスであるが、精神的な成長や発展においては、時間の経過とは逆向きの進歩が可能である。経験や学びを通じて知識や洞察を深め、心の豊かさや柔軟性を増すこともできる。
このような精神的な成長や発展は人間にだけ許された究極のアンチエイジングであると考えられる。言い換えれば肉体的な老化を止めることは難しいかも知れないが精神的な成長を通じて若さや活力は持続が可能である。この考え方は年齢に関係なく、心身の健康と幸福を追求することの重要性を強調している。
●二度とは来ない今日のために何ができたか。一日の終わりに省みてから寝たって遅くはない。
一つ目の言葉と同じで老いても尚脳の活性化を止めないためにも習慣にした方が良さそうなこと。二度とは来ない今日という意識は日々の生活のなかではいつしか薄らいでしまうものだ。しかし思い返せば同じ事を繰り返しているつもりでも毎日それぞれが違っている。その違いを顧みては来たる日をどう過ごすのか考えることも大切なことだと思う。
論語の有名な言葉に「日に我を三度顧みる」というものがある。無駄に過ごしたと思われる一日でも最後の最後に振り返ることで全くの無駄にはさせないことが可能だ。どのように顧みるかは人それぞれに異なっていてもいいのかも知れない。ただいたずらに日々を過ごしていると思いがちな人、逆に仕事や遊びに忙殺されている人は是非とも一日の最後に自分を顧みる習慣をつけるべきだと思う■
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