【読書記録】「教え方」の技術
こんばんは。
産休1週間が経過しました、あおさんです。
土曜日は読書記録です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜📕*.
💡読んだ本
「教え方」の技術
(齋藤孝 著)
⬛︎どんな本か?
⭐️本書は、教え方の技術の本です
多くのビジネスパーソンにとって
「教える」とはもはや業務の一環。
「自分が新人の頃はこんなこと教わらなかった」「見て覚えてきた」という人、
それは時代遅れです。
今の時代は違うのです。
「教えるということを循環させることが、組織にとって生命線になる」
→以上を踏まえて、
教えるということの二つの方法としては
①1対1で効率よく教える
②組織として教えるシステムを確立する
ということが重要。
今回は、
本書で挙げられている教え方のコツ30選をまとめました。
※長いので、忙しい方は【まとめ】だけ見ていただければよいかと!
⬛︎教え方の5つの基本スタンス
1.言葉遣いに気をつける
→口調を丁寧に、一定にする
→例えば、「お前」ではなく「〇〇さん」と呼んだり
「やっとけ」ではなく「〇〇してください」と指示する
2.若者の指導にはNGワードがある
→他人との比較や、競争意識を煽るような言葉は使わない
→例えば、「だからゆとり世代は」などはNG
3.明確な評価基準を持つ
→業務の目的を共有したうえで、明確な評価基準を伝える
→例えば、「この状態になればA、この状態ならB」など決めておく
4.贔屓の気持ちを消す
→好き嫌いとなるような関係をつくらない
→例えば、5人新人がいて個別に10分話せる時間があったとします。
つい話しやすい人に多く時間を割くのではなく
誰とでも均等に話をすることを心がける
5.2人1組で働く
→教える相手には、「安定した人格」と思わせる
→例えば、バディとして付いた先輩がすぐ感情的になったり、パワハラまがいだったり、ものすごく厳しかったり、何も教えてくれなかったり、、というのは大きなストレスになってしまう。
なので、新人に対しては「安定しているように見せる」ことを意識して、
ある程度人格をコントロールする
⬛︎「できない」を「できる」に変えるには?
6.教え上手のコツ テキパキ感
→回りくどかったり、モタモタせず、
重要なことを簡潔にテキパキと教える
→最初に全体像を簡潔に、できるだけ具体的に説明する
→目標の期間を設定する
7.「十を話して一を知る」ものだと覚悟を決める
→教える側がまずマニュアルを作り、それ通りに実践して見せる
→マニュアルは細かすぎず、最終的なゴールが見えることが大事
8.指導内容を編集・分解する
→指導内容は3つにまとめ、分解する
→ただ「やれ」というのではなく、指示を分解し
できるところから順番にやらせてみる
9.成功体験が上達への近道
→「できるものなんだ」という感覚を掴ませる
→9割手助けをして、1割やらせるでもOK
(とにかくゴールに到達し、自信を持ってもらうこと!)
10.教えた結果を確認して新たな指示を出す
→新たなミッションを見つけるために部下から上司に報告をさせる
→実行してみてどうだったか?を数字で報告してもらい、
その結果をもとに新たなミッションを見つけ出す
⬛︎教える重点ポイントは段取り
11.段取りを意識させる
→部下に進捗を聞くときには段取りを聞けば
どこかでミスしているかどうか、欠けているかどうかがわかる
→部下の段取りを整えるのも上司の役目
12.業務の停滞場所を探し当てる
→段取りの組み替えをし、仕事の「詰まり」がどこにあるのかを確認する
13.若い人の気質に合わせたフォーマット式指導
→口頭で説明するだけではなくフォーマットを用意する
→レポート、報告書のフォーマットに則ってやってください
と指示すれば早く理解してくれる
14.暗黙知を共有する
→「スローガン」や「コンセプト」を全員で共有する
→「暗黙知」(個人の経験や勘に基づく、簡単に言語化できない知識)は
感覚的なものなので、「スローガン」や「コンセプト」という形で
言葉に置き換えれば全員で共有してイメージすることができるようになる
⬛︎褒めることが大切
15.叱りがなくても教えるのは可能
→叱ることをやめて褒めるを主体に変える
→まずはプラスの部分を評価してあげ、
「あとはここだけ」とマイナスの部分を指摘する
16.職場を「褒め」で埋め尽くす
→「もっと精度を上げていこう」がマジックワード
17.すべてをポジティブ変換する
→「なんでこうなったんだ!」とネガティブな言葉ではなく
「ここでこういうミスをしたからこうなったんだね」と
確認をしてあげる
18.情報共有で当事者意識を持たせる
→「お前は知らなくていい」ではなく
なんでも公開し、情報共有をする
→そうすると部下からしても「なんでも相談できるんだ」となる
19.部下にチャレンジの場を提供する
→部下が安心してチャレンジできるようにする
⬛︎部下の本気を育てる
20.上司は新人のコーチになる
→モチベーター、つまりモチベーションを上げる役割を担う
→一年後にどれだけ成長したかを見ればいい
21.明確な目的意識を持たせる
→「明確な目的意識を持つことが仕事の成果を高める」ことを教える
→ときどき「最終目標は?」「なんのために働いているのか?」と
話しかけてみることも重要
22.厳しさと細かさが「勝てる人」に育てる
→「ミリ単位の感覚を磨く」ことが「自身の感覚を磨く」ことだと教える
→「ミリ単位の細部にこだわる」ことができれば、それが結果につながる
23.現実を見せて「本能」を呼び覚ます
→「○○すべき」ではなく、現状がどうなっているかどうかを確認するように促す
→現状を本人に気づかせれば、自らいい方向に修正していけるようになる
24.大切なことは何度でも口に出して言う
→メールではなく直接伝えたほうが効果的
⬛︎教える効果がアップする方法
25.ストップウォッチを携帯して話してみる
→説明は1分で終わらせる
→常に時間を意識すれば、優先順位の高いことから話せるようになる
26.手書きや図を活用する
→大事なこと、忘れてほしくないことはあえて手書きや図を交えて説明する
→そのほうが部下に熱意が伝わる
27.自分のためのノートを作らせる
→教えたことをノートにまとめさせる
→そうすることで、頭の中を整理させることができる
⬛︎ミスを次につなげるコツ
28.記憶力が仕事の質を決める
→ときどき、抜き打ちで「口頭試験」を行う
→例えば、「先方と話したこと、再現してみて」などと問う
→「これからも同じように聞くからね」と言っておけば
仕事への「構え」ができるようになり
仕事に真剣に向き合うことで記憶力を高められるようになる
29.指差し確認でミスをなくす
→忘れてはいけない重要なことは声に出して確認させる
→そうすることでケアレスミスを減らす
30.部下の失敗はすべて上司の責任と考える
→部下が受けたクレームで上司が育つ
→部下も、自分が原因で上司が頭を下げているのを見れば
さすがに申し訳ないと思うでしょうし、
そんな上司を見習おうと思うでしょう
以上です。
たくさんのポイントがありましたね。
個人的に感じたのは「こんないい上司いる!!??」です。
この本を読んだのは、私の夫が部下の指導に悩んでいたからです。
産休中で暇を持て余していたら夫に
「この本読んで、記事にしてみてよ〜!」という仕事を与えられたので
こうしてnoteにまとめてみました☺️
が、これを全部実践するのはかなり厳しいと感じます。
個人的にこれが大事だと思ったポイントをまとめます。
【まとめ】
・言葉遣いに気を付け、ネガティブではなくポジティブに、とにかく褒める!
・「やれ」ではなくマニュアルやフォーマットを用意し、やりやすいように促してあげる
・目的意識を持たせ、指示をするだけではなく自ら進んで「いい仕事」ができるようになってもらう
教え方に悩んでいる上司のみなさんの参考になれば幸いです。
それではまた♡
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