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AIは日本で発展することができるのか

AIという技術は日本で発展することができるかという疑問を少し考えています。

これだけ日本へのAIへの投資が集まってきていて、これからさらに技術発展をしていこうという時です。
政府も戦略的に円安へと誘導して少し力技と国民への痛みを強制し我慢させる(という感覚はあまり感じさせず)戦略へとシフトしています。

このAIという技術は目まぐるしい発展をしていき、このままいくと様々な産業へとその技術が使われるようになります。
そうなれば、生産性の向上へは寄与することは間違いないのですがそれは大きな変化となるためそれこそ日本人の嫌うもののため、これがそのまま上手く融合して成長していけるのかという疑問が残るところです。

つまりは何が言いたいかというと政治的な問題で、せっかく産まれてくる様々なAIの技術が潰されていくのではないかということです。
少しミスリードな物語を例に出してみましょう。
ローマ帝国時代の割れないガラスを発明した職人の話を書いてみます。
この職人は割れないガラスを発明し、ローマ皇帝に献上したところこの割れないガラスを秘密にすることを命じたのちに、その職人を死刑にしてしまったのです。
その理由としてはこのガラスが広まって仕舞えばガラス職人という職が失われるためだということでこの逸話は広まっています。
この話の冒頭で"ミスリード"という言葉を使ったのは、この話の本当の理由はちゃんとあるからなのでその教訓的な話として語り繋がれているようなものでもあるということです、では書いてみましょう。


物語の内容はおおよそ以下のようなものです:

ある職人が、割れないガラスを発明しました。彼は自分の発明をローマ皇帝に献上しました。皇帝はこの発明に感銘を受けましたが、もしこの技術が広まれば、金や銀ほどの価値をガラスが持つことになり、経済が混乱するのではないかと懸念しました。また、ガラス職人たちが職を失うことにもなりかねません。そこで皇帝は、この発明を秘密にするよう命じ、職人を死刑に処したというのです。

この話は、革新的な発明が既存の秩序を脅かすものとして抑圧される可能性を示唆しています。また、為政者が自分の権力を維持するために、技術の発展を妨げることもあるという教訓を含んでいます。

しかし、繰り返しになりますが、この話に確かな歴史的根拠はありません。ローマ時代のガラス製品は、現代のものほど丈夫ではありませんでしたが、それでも非常に高い技術力を持っていました。また、ガラス職人の技術は、むしろ尊重されていたと考えられています。



この話はあくまでも教訓的な話としてということです。
つまり何が言いたいかというとこのガラスのようにAIという素晴らしい技術も政治によって、人のくだらないイザコザで開発が頓挫してしまうこと、使われなくなってしまうなどということがなければいいなということを言いたいのです。


AIという革新的な技術が急速に発展する中、日本がこの分野で世界をリードしていくことができるかどうかは、非常に重要な問題です。日本には優れた技術力と高度な教育水準がありますが、その一方で、既得権益の存在や変化を嫌う国民性など、AIの発展を阻む要因もあるように思われます。

日本の既得権益については、様々な業界で強固に根付いていると言われています。大企業や業界団体が、自らの利益を守るために、新しい技術の導入に消極的になるケースがあります。AIについても、従来のビジネスモデルを脅かすものとして、抵抗を感じる企業があるかもしれません。また、政府の規制や支援策が、既得権益に配慮するあまり、AIスタートアップなどの新興企業の成長を阻んでいる面もあるでしょう。

変化を嫌う国民性も、AIの発展にとって障壁となる可能性があります。日本人は、新しいことへの挑戦よりも、安定を重視する傾向が強いと言われています。失敗を恐れるあまり、リスクを取ることを避け、イノベーションが生まれにくい土壌があるのかもしれません。また、日本社会は、「出る杭は打たれる」と言われるように、個人の主張よりも集団の和を大切にする文化があります。こうした風潮が、AIの研究開発に必要な自由な発想や創造性を抑制してしまう恐れがあります。

しかし、日本人の特性の中には、AIの発展に寄与する側面もあると考えます。日本人は、勤勉で真面目な国民性を持ち、物事を丁寧に積み重ねていく力があります。AIの研究開発には、地道なデータの収集や分析、アルゴリズムの改良など、根気強く取り組む必要があります。この点で、日本人の几帳面さや粘り強さは、大きな強みとなるでしょう。また、日本人は、細部にまでこだわり、高品質なものを追求する美意識を持っています。AIの精度を高め、信頼性の高いシステムを構築するために、こうした日本人ならではの感性が活かされる場面もあると思います。

AIという技術を日本で発展させるためには、既得権益の壁を乗り越え、変化を恐れない心構えを持つことが不可欠です。同時に、日本人の長所を活かしつつ、多様性を尊重し、自由な発想を促す環境を整備することが求められます。政府には、AIスタートアップへの支援や、規制改革などの後押しが期待されます。教育の現場でも、AIリテラシーの向上と、クリエイティビティの育成に力を入れるべきでしょう。産学官民が一体となって、オープンイノベーションを推進することが、日本のAI発展の鍵を握るのではないでしょうか。

日本が、AIという革新的な技術の発展において、世界をリードしていくことは容易ではありません。しかし、課題を一つ一つ乗り越え、日本の強みを活かしながら、全国民が一丸となって取り組めば、その可能性は十分にあると信じています。
日本が、AI時代を牽引する国の一つとして、世界へと進出する可能性もなくはないのです。
とくにこのさき、AGIなどの身体的な情報が必要になるときに日本は他の国よりも秀でていると考えているためこの分野に関してはまだイケるのかなというところです。

何よりもAIという技術・道具はこれからの時代は必須になるのです。
このまま資本主義が続くようならなおさらのこと……

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