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孤独と孤立

孤独死

結婚しない孤独でいることの悪さを常に経済的な側面や人の歳をとったときのコストの側面で否定される
人には孤独というものの在り方は必要であり、それすべてが悪いような言い方にはいささか乱暴で一方的なレイプのような危うさを感じる

ソロー曰く
孤独ほどつきあいやすい友達には出会ったためしがない。われわれは自分の部屋にひき籠っているときよりも、そとでひとに立ちまじっているときのほうが、たいていはずっと孤独である。考えごとをしたり仕事をしたりするとき、ひとはどこにいようといつでもひとりである。孤独は、ある人間とその同胞とをへだてる距離などによっては測れない。
孤独というものは人が生きていればこの世界では当たり前のことである
なにせ、自分という存在は自分でしかあらず他者の存在によっての自分の肯定であると強く言うのであれば、デカルトの我思う ゆえに我ありをなんとするのか
孤独と人間、自分と言い換えても差し支えのないものである

しかし、生きていくという動詞にするときに一人でその生を完結できないという矛盾を孕んでいることも忘れてはいけない
このときの矛盾の間にある自分の独りの状態を孤独という
それは当たり前のものである

おそらく、多くの人が勘違いしているのは孤立であって、孤独ではない

そうであってほしいと思うのです

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