ラヒラヒ / LahiRahi

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原作ファンが観た実写映画『恋は光』感想

実写映画『恋は光』がとにかく素晴らしかったので、いち原作ファンとしての立場から感想を書きます。 なにぶん恋愛がテーマなのでオチに関しては伏せておきますが、そこ以外については映画・原作双方のネタバレも込みで書くので、一切のネタバレ無しで観たい方・原作を読みたい方は今すぐブラウザバックしてください。 原作マンガ『恋は光』のストーリー映画『恋は光』は秋★枝先生による同名のマンガが原作。まずは原作を読んでいない方のために超ザックリ、原作のストーリーを説明します。 全7巻の原作マン

    • ラヒラヒ vs solo ゲームジャンル跨ぎ10本勝負(随時更新)

      僕(ラヒラヒ)は随一のライバルたる友人solo(紛らわしいがH.N.)と、ガチのゲーム勝負をすることになりました。 しかし、この2人の勝負には初めから問題がありまして、我々、得意とするゲームジャンルが全然被っていないのです! (じゃあなんでライバルなの?っていう話なんですが、お互い初見のゲームで競うとだいたい同じくらいの実力だったり、お互いのゲームに対するスタンスへのリスペクト?的な?まあなんか、そういう感覚的なアレですね) 過去にゲーセンとか、特定のタイトルとかで多少の勝

      • 『シン・仮面ライダー』を熱心な仮面ライダーファンでは無い大学生が観た感想

        この映画、『仮面ライダー』作品の1つとして観るか、1本の映画として観るか、そういった観客の見方によって大きく評価が変わりそうな気がする。 当記事はSJHUファンではあるが、エヴァを除く各作品の原作シリーズには詳しくない、ちょっと映画好きな程度の23歳大学4年生による感想記事である。 どれくらい原作シリーズに詳しくないかというと、『仮面ライダー』シリーズに関していえば、初代を49話まで、『クウガ』を32話まで観た他は、『ギーツ』『セイバー』などをYouTube公式チャンネルや

        • ホラーに挑む2022 第11回:映画『NOPE/ノープ』感想

          『ゲット・アウト』と『アス』に続き、ジョーダン・ピール監督の『NOPE/ノープ』を観ました。あんまりホラー映画感はありませんでしたが、前作までの流れで一応ホラー映画枠として扱います。 ちなみにジャンルについて、日本語版公式サイトではサスペンス・スリラー、映画.comの評論ではミステリーSF、Wikipediaではホラー映画と書かれています。 僕が観たところでは、この映画はホラーテイストのあるSFアクションといったところでしょうか。系統としては『エイリアン2』に近いかもしれ

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        • ホラーに挑む2022
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          ホラーに挑む2022 第10回:映画『ゲット・アウト』と『アス』感想

          観てから感想書くまでにそこそこ間が空いてしまったのですが、今回はジョーダン・ピール監督の2作品『ゲット・アウト』と『アス』の感想です。 まずは『ゲット・アウト』の話から。 ホラーが苦手なのを克服するために当企画を始めたホラー苦手人間な僕ですが(第1回参照)、『ゲット・アウト』はそこまで怖く感じませんでした。この映画でそこまでビビらずに済んだ要因として、ジャンプスケア(急に大きな音が鳴って何か起こる演出)がほぼ無いという点が挙げられます。これは非常にありがたい。 ではこの

          ホラーに挑む2022 第10回:映画『ゲット・アウト』と『アス』感想

          ホラーに挑む2022 第9回:映画『呪怨』(ビデオ版) 感想と考察 ~人はなぜ恐怖するのか~

          『リング』と並ぶJホラーの巨頭『呪怨』を初めて観ての感想です。 とりあえず、めちゃくちゃ怖い。 2000年にVシネマ(劇場公開されないビデオ用映画)として作られたという、この初代『呪怨』は作りだけ見ればかなりチープ。CGはほとんどなく、特殊メイクのクオリティも決して高くはありません。 そんな『呪怨』が怖くて印象に残るのはなぜか。 1つはやはり『呪怨』の代名詞である伽椰子と俊雄という2人の霊のビジュアルでしょうが、これについてはここで改めて語るまでもないでしょうから割愛し

          ホラーに挑む2022 第9回:映画『呪怨』(ビデオ版) 感想と考察 ~人はなぜ恐怖するのか~

          ホラーに挑む2022 第8回:映画『死霊のはらわた』(2013) 感想

          第5回と第6回に続いて『死霊のはらわた』シリーズの鑑賞。今回は2013年のリメイク版を観ました。 映画4作目にして初めてアッシュ・ウィリアムズがストーリー中に登場しない本作。監督もサム・ライミではなくフェデ・アルバレスです。 一応、脚本と製作にはサム・ライミが、またアッシュ役のブルース・キャンベルも製作には関わっていたようです。 リメイク作だけあって、主人公たちは1作目同様の若者グループになっています。一行が訪れるのはどこからどう見ても過去作と同じ「あの小屋」。そこでうっ

          ホラーに挑む2022 第8回:映画『死霊のはらわた』(2013) 感想

          『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』感想:これはMCUを新たな次元に導く映画か?

          マルチバース展開が進み、新たなキャラクターが多数登場しているMCUフェーズ4。その最新映画を観に行ったのに、ただのサム・ライミ映画を観させられた。 そんな感じの映画です、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。 サム・ライミ監督といえばMARVEL映画界においては、かつて『スパイダーマン』3部作を生み出した偉大な監督です。 しかしこの映画は『スパイダーマン』よりはむしろ『死霊のはらわた』に近い。それも『死霊のはらわたII』と『III』の中間みたいなホラーコ

          『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』感想:これはMCUを新たな次元に導く映画か?

          ホラーに挑む2022 第7回:映画『新・死霊のはらわた』感想

          邦題はこうですが、実際には本家『死霊のはらわた』とほぼ無関係な自主制作映画『新・死霊のはらわた』の感想です。 なぜ「ほぼ」無関係かと言えば、この作品には製作総指揮という形で本家『死霊のはらわた』シリーズの監督サム・ライミが関わっているからで。 これについて日本のレビューサイトや個人ブログ等にて「サム・ライミは撮影中にたまたま通りかかって声をかけただけ」とする噂が見られますが、これは下記の理由からデマだと考えられます。 まず自主制作映画だけあってか、海外サイトでも情報が乏

          ホラーに挑む2022 第7回:映画『新・死霊のはらわた』感想

          ホラーに挑む2022 第6回:映画『死霊のはらわたII』感想

          ホラー映画鑑賞6作目でついにメチャクチャ面白い作品と出会えました。いやぁ~、最高ですね! ホラー映画と呼んで良いのかは若干怪しいところですが。 とにかく本作は展開がスピーディー!!ハイスピード・ハイテンションで話がどんどん進んでいくので飽きません。 下調べの時点で、本作は『II』とタイトルにはあっても、1作目の続編ではなくてリメイクだとは知っていました。 しかしまさか1作目のストーリーに当たる部分が序盤10分で終わってしまうとは!! この10分間は単に前作のストーリーを

          ホラーに挑む2022 第6回:映画『死霊のはらわたII』感想

          ホラーに挑む2022 第5回:映画『死霊のはらわた』感想

          今まで日本の心霊ホラー『リング』シリーズを観ていたのに、突然グロありの洋画にジャンルが飛びました。これには訳がありまして。 MARVEL映画が好きな僕は来月公開予定の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』も観に行く予定なのですが、この映画を手がけるのが『死霊のはらわた』でデビューし、『スパイダーマン』シリーズも手掛けたサム・ライミ監督なんですね。 で、『ドクター・ストレンジ2』のプロデューサーであるケヴィン・ファイギ曰く、『ドクター・ストレンジ2』は『死霊

          ホラーに挑む2022 第5回:映画『死霊のはらわた』感想

          ホラーに挑む2022 第4回:映画『リング0 バースデイ』感想

          原作にあたる短編小説集『バースデイ』も読み直した上で、映画『リング0 バースデイ』を初めて観た感想です。 とはいえ映画『リング0 バースデイ』は『バースデイ』の映画化というよりは映画『リング』シリーズの前日譚という趣の方が強く、『バースデイ』の内容とはそこまで関係ありませんでした。 そもそも『リング0 バースデイ』以前の映画3作の時点で貞子の設定が原作からかなり変えられているため、それらに則った前日譚を作ろうと思えば必然的に小説の前日譚とは色々変わってくるわけですから。

          ホラーに挑む2022 第4回:映画『リング0 バースデイ』感想

          ホラーに挑む2022 第3回:映画『リング2』感想と考察 ~なぜあまり怖くないのか~

          前回チラッと書いた通り、『らせん』とは違う『リング』のもう1つの続編が映画『リング2』です。原作が無い映画オリジナルの脚本であり、監督も『リング』と同じ中田秀夫監督であるため、ホラー路線から離れていく原作『リング』シリーズから乖離したホラー映画になる……はずだったのですが、ぶっちゃけあまり怖くない。 急に大きな音と共に何かが映るようなビックリ要素は怖いですが、全体的には全然怖くない。 なぜ『リング2』は怖くない映画になってしまったのか、なにぶんホラーを観た経験があまり無いの

          ホラーに挑む2022 第3回:映画『リング2』感想と考察 ~なぜあまり怖くないのか~

          ホラーに挑む2022 第2回:映画『らせん』感想(と小説『ループ』などシリーズのその後の話)

          第2回にして早くも前回書いたことを改めて実感でき、かつ今後への不安が高まりました。 実感できたのは「知る」ことで恐怖には対処し得るというくだり。小説『らせん』を何度か読んでいたおかげで今回の映画鑑賞はほとんど怖くありませんでした。 映画『らせん』自体、前作である『リング』と比べてホラーテイストが薄めということもあるかもしれません。それにしても重要なシーンをほとんど小説『らせん』と変えていない脚本のおかげで、怖そうなシーンを予期することができ、あまり怖がらずに済みました。

          ホラーに挑む2022 第2回:映画『らせん』感想(と小説『ループ』などシリーズのその後の話)

          ホラーに挑む2022 第1回:映画『リング』感想と原作との比較

          苦手なホラー作品に挑むと宣言してから1か月半。ようやく今年最初のホラー作品に手を付けました。 ホラー苦手な僕が唯一中学生時代から親しんでいるホラー作品が原作小説『リング』シリーズです。初めて小説『リング』を読んだとき、あまりの恐怖に身動きできなくなりながらも先が気になって読み続けたことを覚えています。 そんな『リング』シリーズの映画版1作目である『リング』は僕がこれまで見た数少ないホラー映画の1つです(もう1つは『オーメン』)。これからホラー作品に挑むにあたり、まずは慣れ

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          感想:映画『嘘喰い』は原作の面白さをまるで理解していない

          実写化映画『嘘喰い』を観に行くこと自体が分の悪いギャンブルではあった。 何せ予告の時点で原作再現度の低さが伝わってきていたし、監督や主演の横浜流星へのインタビューからも悪い意味での「ヤバそう」な雰囲気は察せられた。 そんな映画『嘘喰い』を実際に観てみての感想を書いてみる。 実写化映画の2本の評価軸映画『嘘喰い』について語る前に、まずは「実写化にとっての成功とは何か」を考えたい。 マンガやアニメを原作とした実写化映画において、評価軸は2本あると私は考える。それは「原作再

          感想:映画『嘘喰い』は原作の面白さをまるで理解していない