考え方の癖を知り、できることに目を向けたら心穏やかになった話
成長を追い求めた20代、30代
20代、30代の頃、常に自分の足りないものを見つけては、それを補うために勉強したり、挑戦したり…。
それは結果的に自分の成長に繋がり、周りからの評価も上がり、頑張ることは無駄ではありませんでした。自信にも繋がりました。
しかし、自分のできないことや苦手なことが見つかる度に、自分はもっと頑張らなくてはならないという気持ちになっていました。
できる方と比較しては、自分なんかまだまだという気持ちが湧いてきたり、他人に対しても、~すべきなのに何でこうしないんだ、という気持ちを持ってしまったり、人に優しくしたい・すべきなのにできない自分に対して残念な気持ちになったりして、いつも少し苦しかったのです。
それがここ数年、心穏やかに過ごせています。
日々何かを勉強はしていますし、成長したいという気持ちはあるのですが、もっともっとやらなくては、という追われたような気持ちはなくなりました。
なぜなのでしょうか。
考え方の癖を知ったら・・・
ところで、「~すべき」と考えてしまうのは、「認知の歪み」という、誰にでもある考え方の癖のようです。
私は「認知の歪み」について、キャリアコンサルタントの学びの中で知ったのですが、「自分はこういう考え方をしがちだ」というのが、まさに「べき思考」でした。自分の思考の癖を知っておくと、あ、今自分、少し余裕が無い状態なんだなとわかり、自分を客観的に見られるようになった気がします。
できないことよりもできることに目を向けてみると…
40代になり、最近、心穏やかに過ごせている変化の理由としては、子どもの影響が大きいなと思っています。
自分の子どもには、いつもハッピーでいてほしい。
自分のできないところに目を向けるのではなく、できることや持っているものに、目を向けてほしい。
そう思って、日々関わっていたら、自分自身にも伝播してきたのかもしれません。
以前は、人には優しくするべきだ、と、多少自分が我慢してでも、人に優しく接することもありました。でも、最近は、理不尽さにNOと言ってもいいという気持ちがあるから、心から穏やかに接することができるようになりました。
自分を認めることは、自分をスポイルすることではないのだと、この年になって、ようやく気付き始めてきた、心の成長のゆっくりな母です。
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