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開発秘話01:北欧神話に七夕っぽいお話があるので解説しますね。

「戦乙女(ヴァルキリー)としにがみ」は「ボクは、しにがみ」の続編です。

「ボクは、しにがみ」の開発秘話の後に書こうと思っていたのですが、ヴァルキリーには「七夕」によく似た話があり、折角の7月7日ですので予定を変更して書いてみますね。

七夕の話をしたいので、私がヴァルキリーをいかに好きかを語るのは次回にします。

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七夕のおさらい

「織姫と彦星」

有名な七夕のお話と言えば、「織姫と彦星」ですね。
働き者の織姫の父親が、働き者の彦星(牽牛)を気に入り、二人を結婚させました。

すると二人はラブラブしすぎて仕事をしなくなり、怒った父親は二人を別れさせました。

今度は二人とも悲しみに沈んで仕事ができなくなったので、困り果てた父親は言いました「真面目に働けば、年に一度だけ会わせてやる」と。

7月7日には二人を隔てる"天の川"に"白鳥"が橋を架けて会わせてあげるのです。めでたしめでたし。

─というのが「織姫と彦星」。

もう一つありますね。

「羽衣伝説」

天女たちが人間界で水浴びをしていると、若者が通りかかり羽衣を見つけます。

見たこともない美しい天女と透き通る羽衣に心を奪われた若者は羽衣を盗んで隠してしまいます。

若者の気配に気づいた天女たちはいっせいに羽衣を身に着けて天に帰りますが、羽衣を盗まれた天女だけは天に帰れず、若者の妻になるしかありませんでした。

子供もでき数年経った頃、羽衣を見つけた天女は子供を連れて天に帰ります。(子供を置いていくパターンもあり)

ここからは諸説ありますが
若者は"超頑張って"天女を追い、天界に辿り着きます。
「そんなにも私を想ってくれたのか」と心を打たれた天女は一緒に住めるよう天界にお願いしました。

交渉の間、夫には「天界の食べ物を食べちゃいけない」と伝えましたが、喉の渇きに耐えられなくなった夫は瓜を一つ割ってしまいます。

瓜から水が溢れ出し天の川になりました。二人はまた別れ別れになってしまいました。

この夫が後の牽牛(彦星)になった。というパターンで、会えるのが年に一度7月7日ということです。

羽衣物語は諸説が沢山沢山あるので、あくまで「私の知っている話はこんな感じ」です。

羽衣伝説は全世界にある

Wikipediaの羽衣伝説の項目を見ると、全世界に似た話があるというのがわかります。

で、ヴァルキリーの話に戻ります。

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北欧神話「ヴォルンドの歌」

北欧神話「ヴォルンドの歌」の中に"人間の男に羽衣を盗まれる話"があります。

ヴァルキリーは「白鳥の衣」と呼ばれる羽衣を身に着けています。
「白鳥の衣」を着ていると空を飛ぶことができ、羽衣の煌めきが「オーロラ」の正体だとも言われているとか。

ヴァルキリーたちが人間界の池で「白鳥の衣」を脱いで一休みしていました。

するとそこに人間の男が3人現れ、1枚ずつ衣を奪ってしまいます。
衣を奪われたヴァルキリー3名は天界に帰れず、人間の妻になるしかありませんでした。

ヴァルキリーたちは7年間は大人しくしていましたが、8年目で故郷が恋しくなり、9年目には帰ってしまった。

─という話です。

参考資料:
ホビージャパン/萌える!ヴァルキリー事典/TEAS事務所著

「白鳥の衣」

・天界から来た乙女
・盗まれた羽衣
・人間の夫になる
・数年後に天に帰っちゃう
・白鳥に関係がある

日本と北欧。遠い世界の物語ですが、かなり類似点がありますね。

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当アプリでも、「白鳥の衣」は大切なキーワードになっています。

主人公の渡川 命(おりかわ みこと)君は、てのひらサイズのヴァルキリーが無くした「白鳥の衣」を一緒に探してあげるのです。

そのあたりは次回。

アプリ情報

アプリ名:戦乙女(ヴァルキリー)としにがみ
リリース:2018年05月05日
16本目のアプリ
iOSはここからダウンロード
Androidはここからダウンロード

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