日本神話+タロットカード (ヤマモトナオキさん)
以前、
「Σ…ハッ
私ったら、どうして今まで日本神話×タロットの話を書かなかったのかしら…今度書こう。」
と、書きましたので、今回は日本神話タロットについてです。
↓それを書いた記事↓
日本神話のタロットは既に発売されていて、数年前に入手していました。
大アルカナのみの22枚ですのでお手頃価格です。
私が所持しているデッキは以下の2つ。
・日本神話タロット 第参版
・日本神話タロット 祭
現在は「第肆版」「第伍版」「極」「祭弐」
さらに「フルデッキ」も出ています。
日本神話の「神託札(オラクルカード)」というパッケージもあります。
このデッキの何がすごいか。
・カードが縦長で神秘的 (縦長のカードって、チョットイイですよね)
・手触りサラサラつるつる
・ツクヨミが男神と女神の2バージョン用意されている【最高!!】
・大アルカナのセットだけど、22枚以上ある
→「エンプレス」が卑弥呼とスセリヒメの2枚とかバージョン違いがある。
・版を重ねるごとにバージョン違いが増えるので楽しい!!
また、版を重ねるごとにデザインをウェイター版の構図に近づけてくれるなど、タロットファンへのサービスが厚い。ありがたい!!
フルデッキも欲しいなー。
なにより、日本人のイラストレーターさんがデザインした日本製のタロットなので、いわゆる「解釈違い」がないのが本当に嬉しい!!!
─ 私の超個人的な「地雷」の話で大変恐縮なのですが ─
海外の"日本を模したスポット"等に"変なところ"があるじゃないですか。「そんな建物ないよ」みたいな。誤解されている物や現象。
「ほっこりしていて面白いな」「日本文化を広めてくれてありがたいな」とも思うのですが「違うそうじゃない感」や根本的な「解釈違い」が私は地雷でして…。
どうしても「ウソの日本広めんなよ…」という気持ちが沸き上がってしまう。
生きづらい性質です。
実は、タロットにも日本モチーフの海外製デッキがあるのです…部分部分"変なところ"のあるタイプの。
だから、日本からちゃんとした解釈の日本神話のタロットを発信してくれるのが本当にうれしい!!!
ああ、出会えて幸せ!
では、一部を紹介。
上:日本神話タロット 第参版 / 下:祭
左から「フール」「フォーチュン」「サン」「ワールド」に該当するカード
通常版と祭版の違いですが「祭りの方は浴衣」と考えるとカードが混ざったりしません。
「フール」
ヤマトタケル。皇族の皇子。その物語は旅をする若者です。
・子供の頃に実兄を"ねんごろ"にし
・女装してクマソの王を討ち
・伊勢の斎王(叔母)から天叢雲剣を預かり
・火に囲まれた時に周りの草を刈り迎え火で応戦したことから、天叢雲剣→草薙剣に改名
・海を渡ろうとすると「女性嫌いの海神」の怒りに触れ、妻(オトタチバナヒメ)が自主的に入水。
・山を越えるときに白い猪(神使)を冒涜して呪いにかかり
・遠征から戻れず、魂が白鳥になり天へ登った。
という人生です。
白い猪は「警告」だったのですねえ。
「フォーチュン」
運命の輪をかたどっているのは、イザナギとイザナミの間に産まれた火の神「カグツチ」。
言っちゃえば「アマテラスたちのお兄ちゃん」ですね。
出会う前にパパに切り殺されますが。
イザナミが色々な神を産んで国作っている最中、火の神を産むと参道を火傷してしまいそれが原因で他界。(その遺体からも様々な神が生まれた)
イザナギは怒り狂って「カグツチ」切り殺してしまいます。(この遺体からも様々な神が生まれた)
ラブラブな夫婦の運命がここで隔たれたと言えるので、「運命の輪」にするにはピッタリですね。神話ファンとしてはカグツチの出番も欲しいし。
「サン」
もうね、もうもうアマテラスが美しくって…スキ。
だよねー、太陽はアマテラスだよねー。
でもなーエンプレスに配置したい気持ちもあるんだよなあ。「日本で一番の女神様」なんだもの。
「エンプレス」には卑弥呼orスセリヒメが配置されていて納得です。
卑弥呼は神話に出てこない(卑弥呼かもしれない人は沢山出て来る)けど、日本の女王って言ったら卑弥呼でしょ。
スセリビメはスサノオの娘且つオオクニヌシの妻で、「エンペラー」がオオクニヌシなので揃えたんだろうなと。
まあ、アマテラス未婚だしね…。
そういう意味だと日本神話最初の「結婚」で「母親」で「豊穣の神」のイザナミも「エンプレス」にいいんだよなあ。
しかしイザナミは「使いどころが多すぎる」。
「ワールド」:「裸の女が躍っている」カードなので、私はアメノウズメがイイカナーと思っていたのですが、
「世界」を作ったシーンと言ったら、イザナミ・イザナギが天沼矛(あめのぬぼこ)でオノコロ島を作るところですよね。
「第参版」の方にも二人の絵はあったのですが、バージョン違いで「天地開闢(てんちかいびゃく)」の絵をチョイス。
別天津神(コトアマツカミ)といいます。アメノミナカヌシ達5柱※をさします。
アメノミナカヌシ達はイザナギよりも前、世界の形がなかったころに現れた神々です。
彼らも世界を作ろうとしましたがうまくいかず、後に現れた「性別のある神」イザナギとイザナギに命じて世界を作ったのです。
アメノミナカヌシ達には「性別」がなかったんですね。
※コトアマツカミの5柱
天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)
神産巣日神(カミムスヒノカミ)
宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)
天之常立神(アメノトコタチノカミ)
フルデッキの「極」も欲しいなー(2度目)
日本神話だけでなく、「トラディショナルタロット」という
「伝統的な」「標準的な」フルデッキのタロットもあるので、そっちも欲しくて迷ってしまう…。
今回初めてTwitterを拝見したのですが、北欧神話タロットに着手されているようです。
うれしーーーい!!嬉しい欲しいいぃぃ!!これは絶対買っちゃうわ。
↓北欧神話についても考えたnote↓
私だったら日本神話タロットのラインナップ何にするだろうか…
考えることが増えて楽しいですね。
思いついたらまたnoteにしますね。
↓普段は自作アプリのnote書いています↓
アプリ情報
アプリ名:天照大神 -日本で一番の女神様-
モチーフ:古事記/日本書紀
リリース:2016年9月17日
1本目のアプリ
iOSはここからダウンロード
Androidはここからダウンロード
↓普段は自作ゲームアプリのnote書いています。
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