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今は無き、お台場大江戸温泉の思い出

東京のお台場に『大江戸温泉物語』というスパがありました。

オシャレタウンお台場で、異時代転送

東京だから「大江戸温泉」だと思っていたのですが、
この施設は全国チェーン展開していたんですね。

そしてそのチェーンの中で、東京だけが『閉館』しました。

「定期借地権設定契約」この言葉を私が知ったのは、
テレビドラマ「相棒12」の第12話 「招かれざる客」でした。

「この場所を〇〇年間だけ借りますね。」という契約を最初からしていたようなのです。
そして、延長の契約がままならず、終了。

私が行った、最初で最後、たった一回きりの記憶を残しておきます。


温泉、指圧、マッサージ、あかすり、サウナ、なんでもある

私が行ったのは、あのウィルスが世界を騒がすより少し前。
なので、誰もマスクをつけていません。

入口で浴衣を受け取り、入ってすぐのロッカーで着替えます。

荷物や貴重品は鍵付きロッカーに入れて、
手首に鍵とICタグのついた腕輪(ゴム)を巻きます。
このICタグで施設内のなんでも精算できるので、お財布は不要です。

私は写真を撮りたかったのでスマホは持っていましたが、
お風呂の際には、脱衣所にも小さい鍵付きのロッカーがあるのでそこに入れておけば安心です。


建物の中に、建物がある。

大きな建物の中に瓦屋根の付いた出店が並び、的屋も並んでいました。(的屋の写真は撮り忘れた)

これが「江戸」なのかというと私的には疑問がありますが、景気の良さやウキウキしたお祭り感はあります。

建物内は、半分がお風呂、半分がフードコートといった雰囲気。
ゲームセンターもありましたが設定が鬼辛かったとだけ言っておきます。

先の写真から右にパンした図

フードコートの席数が豊富なのには感心しました。
座れなかったら悲惨で悲劇ですからね…。何しに来たかわからない。

好きなお店で好きなように料理をチョイス。
食事は色々ありました。
そば、うどん、ラーメン、クレープ、タピオカ、ビビンバ、チーズハットグ。
あと、"居酒屋"が入っていました。

居酒屋で"つまみ"を頼んでフードコートで食べる。小鉢はタコワサ。

客層は、外国人観光客がほとんどでした。
ラーメンとか人気だし。和食を楽しめるように配慮されているのでしょう。

つけ麺とクレープ。今日は屋台ご飯だ。

クレープが大好きなのですが、普段はどうしても甘い系を選んでしまいます。
でもここでは"お酒のあて"としてしょっぱい系クレープを注文して大満足!
キールとパリッと焼いたハムチーズ。最高でした。


お庭の一角

また、大江戸温泉ではお庭を鑑賞したり足湯を楽しむこともできます。

庭全域に、足湯がある

ここがですね。
私の中では"メイン"っていうくらい思い出深いです。

「お庭の中に流れる川が足湯になっている」という作りで、とても素敵です。

このお庭、足湯の中も、外側(川の両サイド)も、
地面に人工的な凹凸があり、
足裏を刺激する作り
になっています。

その刺激には4段階ほどあったように記憶しています。

①丸っこい凹凸
 →「はいはい、ちょっとぽこぽこしてるね」
②凹凸の大きさに差異がある
 →「あ、気持ちいいぞ」
③凹凸がおにぎりのようにとがりが出る
 →「お、ツボ押しみたい。痛いところは体調が悪いのかな?」
④意図的なとんがり
 →「いたいいたいいたい!!歩けない!!!前にも後ろにも行けない!!!」

その半歩前までは余裕だったのに、踏み込んだ瞬間「もう体重移動できないしたくない」ほどの刺激。

なんで凹凸の強度をランダムに置いてんだ。
グラデーションに置いているわけではないのです。弱の隣が最強だったりするのです。

そしてこの足湯。夜になるとこうなります。

湧き出る妖怪感

何故だろう。ナイトプールとかパリピ感よりも
強く感じる妖怪感。浴衣のせい?


橋の向こうは「彼岸」だよ。

気を強く持っていないと、連れてかれちゃうんじゃないかな。


この地面は段階3だと思う。尖ってるでしょ

足湯も足つぼも満喫しました。

また行きたいなと思っているうちに、
お台場大江戸温泉物語は閉館してしまいました。

都内にあって都内っぽくない空間。とても恋しく思います。


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