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インドのエロ本ってどんなもん?(インド8)

2016年12月31(7日目)
俺たち3人は体調を崩していたため、ひたすら寝た。

でも今日は大晦日。

頭がぼんやりしながらも、インドの年越しがどんなものなのか気になった。

ふらつきながらも、夜はゲストハウスの屋上へ。

煙がすごい。インドでは爆竹や花火をして年を越すようだった。

爆竹を他人の家の庭に投げ入れて騒いでる奴もいた。


2017年1月1日(8日目)

午前は爆睡。

午後になると体調も回復し始め、バラナシ散策に出かける。

すると後ろから「ニホンジン?ドコイクノ、オレガイイトコアンナイシテアゲルヨ」と声をかけられた。

背は小さいががっしりとしたインド人。

名前はカンチャ。ラガーマンらしい。

日本語を勉強したいから俺たちと行動を共にしたいとのこと。

怪しいやつだとは思いつつも、無料で街を案内してくれるとのことなので、一緒に行動して案内してもらった。

今まで散々騙されてきたことを話すと、
「インド人は悪いやつ多い。あいつら来世ゴキブリで決まり。ドゥヘヘヘ。」と言ってた。

彼は色々なところに案内してくれた。

民族衣装屋(男物と偽って女物の服を買わされた)、置物屋(ヒンドゥー教の神様などの置物)、インド式オイルマッサージなど。

また、ヒマラヤで40年の修行を終えた仙人がたまたまバラナシに来てる、と言われ占いをしてもらうことに。

値段は800ルピー(1600円)。

俺の前世は野良牛、来世は鳥だという。なるほどなるほど、と思ったが、今考えるとデタラメだ!(20歳当時の俺は純粋すぎた)

また、頼んでもないのにエロ本買ってきてあげようか?と言われた。

体調も崩しまくってた状況で、エロにはマジで興味はなかったけど、インドのエロ本がどんなものなのか、という知的好奇心に駆られ買ってきてもらうことに。

値段は1冊500ルピー(1000円)。
だが内容酷いものだった。

エロいチラシを50枚ほど集めて、輪ゴムでとめただけの束。それがインド式のエロ本らしい。

(しかし、後にこのエロ本は俺たちの命を救うことになる)

しまいには、風俗店店案内するよ、マリファナあるよ、と言い始めた。

それはやめておいた。

(今思うと、こういった場所に俺たちを紹介し、カンチャは紹介料をもらっていたのだと思う)

カンチャ



ここで1つ余談。

何べんも言うがインドのトイレは汚い。

特にバラナシのトイレも例外ではなく、俺が入った時、なぜか地面が水浸しでめっちゃ臭かった。

また、大用の個室(和式)も同様で、おまけに部屋がすごい狭い。

しゃがむ際に服や体が壁と擦れ、汚れてしまいそう。

なので、軽くしゃがんだ状態で事をなすことに。

しかし俺は考えた。

(直接落としたら跳ね返りがこわいな…)

そのため、まず縁に落とし、そこから中に入れることに。

まず縁に落とすことに成功。

その時、顔の前すぐ近くをを蠅が舞う。

一瞬の出来事。

集中力が途切れ、よろめく。

「ふにっ」

生温かい感触に足が包み込まれた。



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