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【イベントレポート】リニューアルオープンするLACうるまに行ってみた!
2020年から営業を続けていたLivingAnywhere Commonsうるま(以下、LACうるま)が、2022年7月2日にグランドオープンを迎えました。
以前の平安座島(へんざじま)から移転した今回のリニューアルオープンは、人口約400人の浜比嘉島(はまひがしま)にある浜中学校の跡地「HAMACHŪ」を再活用。
島全体に昔ながらの風景が残るこの島は、沖縄本島にある観光地のような雰囲気とは一線を画し、まるで時の流れが止まったようなゆっくりとした時間を過ごすことができます。
今回はそんなLACうるまで行われたDIO(※1)イベント、ならびにオープニングイベントでの様子をお届けします!
LACうるまとは
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LACうるまは、那覇空港から車で約70分の場所にある「浜比嘉島」という島のなかにあります。
青い海に囲まれた浜比嘉の中心部にある浜中学校を再活用して作られた館内は、ワークスペースやコミュニティスペースのほか、調理室を活用したキッチンや音楽室を活用したベットルームなどがあり、仕事をしながら暮らすことができる施設となっています。
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リニューアルオープンイベントの全貌
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今回のLACうるまのリニューアルオープンでは、6月17日〜6月25日のプレオープンイベント、ならびに7月2日のオープニングイベントが開催されました。
プレオープンの期間には約20名ほどのLACユーザーが滞在し、実際の拠点で過ごしながらDIOを実施。
その後、7月2日のオープニングイベントでは、LACスタッフや島民など多数の人が参加し式典が開催されました。
▶︎オープニングイベント全スケジュールはこちら
6月17日〜オリエンテーション
6月18日〜インフォメーションボードペンキ塗り、BBQ交流会
6月20日〜浜集落の散策、サンセット&ビーチ散歩
6月21日〜あごーりば食堂でのランチ
6月22日〜コンポストづくり
6月23日〜慰霊の日 学習会
6月24日〜1週間の振り返り会
6月25日〜売店食堂の家具づくりワークショップ
7月2日〜LAC3周年記念×LACうるまオープニングイベント
今回は上記のなかからピックアップし、イベントの様子をお届けします。
プレオープン期間イベントの様子
コンポスト作りワークショップ
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この日は、環境活動家みことさんとコンポスト大学生ぎんじさんによるコンポスト作りワークショップが行われました。
まずは環境活動家みことさんの環境問題講座を聞きながら、日本と世界のリサイクルの違い、ゴミ問題が引き起こす環境破壊などについて勉強。
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その後ぎんじさんからコンポストの活用法などを伺いつつ、実際に2台のコンポストを制作しました。
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このコンポストは廃材を利用して作られ、LACうるまに隣接する「浜共同売店」の間に設置されています。
島内の方も生ごみを捨てられるようコンポストは開放されており、島の方との交流や接点が生まれやすくしたこともポイント。
LACうるまのキッチンには、環境問題に配慮されたセスキ水(※2)が置かれるなど、美しい自然の中で滞在しながら、環境を考えることができる場作りが施されていました。
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みことさんやぎんじさんとお話をするなかで、日頃私たちが出しているゴミについて考える機会となり、それが世界に与える影響を知ったことで、地球への意識が変わった1日でした。
「慰霊の日」学習会
沖縄県では、第二次世界大戦中の沖縄戦(※3)で亡くなった方たちを追悼するために6月23日を「慰霊の日」と制定し、正午12時から1分間、島民がみな一斉に黙祷することが習わしとなっています。
この日は、そんな慰霊の日に合わせて沖縄戦に関する学習会が開催されました。
まずは沖縄県出身のスタッフ翔平さんや海斗さんから、慰霊の日に関する説明を聞き、その後浜比嘉島内にある慰霊碑へ移動。
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当時のお話を浜比嘉島の浜区長さんから伺わせていただきながら、正午12時から1分間、島民の方と一緒に黙祷を行わせていただきました。
涙ながらに当時のことをお話する区長さんの姿に、それぞれが命について深く考える時間になりましたが、特に私が印象的だったのは、浜比嘉島の慰霊碑には米軍関係者の方も毎年参拝に訪れるということ。
これは浜比嘉島の再建に、米軍海兵隊員だったカーミット・シェリー大佐が大きく関わっていたことが影響しており、大佐は海で分断されていた島に物資を届けたり、発電機を設置して夜の街に明かりを灯すなど、当時敵国だった米軍の大佐でありながら、浜比嘉島の再建に強く関わっていたことを知りました。
慰霊碑の隣には「カーミット・シェリー大佐の碑」もあわせて建立され、「善悪とは?戦争とは?メディアとは?教育とは?」など言葉にできない気持ちを感じるとても貴重な時間になりました。
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黙祷後はLACうるまへ戻り「STAR SAND 星砂物語(2017)」を鑑賞。映画から当時のことを学びつつ、鑑賞後にはゆんたく会(沖縄の方言で“お話”の意)を行いました。
沖縄出身者と他県出身者が戦争に対する教育や認識の違いを述べながら交流し、互いの死生観などを語り合いました。
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1週間の振り返り会
プレオープン期間の終わりには、1週間の振り返り会が行われました。
実際にLACうるまに滞在しながら学んだことや施設の改善点を話し合い、今後LACうるまがよりよい場所になっていくよう、みんなで話し合いが行われました。
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予定していた時間を大幅にオーバーしながらみんなで意見を出し合い、LACうるまがよりよいものになるよう改善案を出し合いました。
提案した売店の品揃えやキッチンの整理整頓などは、後日スタッフさんや残った滞在者で一緒に実施。
解決に時間のかかるものは現地のスタッフさんに今後対応を依頼し、プレオープンイベントは終了となりました。
その他
その他、期間中にはさまざまなイベントが実施されたので、ここからは写真でお伝えします。
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LACうるまオープニングイベントの様子
2022年7月2日は、LAC3周年記念日。
そんな日に合わせてオープンしたLACうるま(HAMACHŪ)では、午前中からオープニングイベントと題し、さまざまな企画が開催されました。
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式典には沖縄県の方も多数訪れ、沖縄県うるま副市長 佐久川篤さんなども参列されました。
その後は、LAC事業責任者の小池克典さん、一般社団法人プロモーションうるまの田中啓介さん、浜比嘉島にある「海のギャラリー かいのわ・ 空とコーヒーうきぐも」の川初純子さんによるトークライブも開催。
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LACうるまの誕生秘話やリビングエニウェアな暮らしについてセッションが行われ、LACの前身となるLivingAnywhere Weekなどについても知ることができました。
特に印象に残っているのは、浜比嘉移住歴9年目となる川初純子さんから伺った「島に移住した経験からみた浜比嘉での暮らしや文化」に関するお話。
自分自身がいちユーザーとして、地域にお邪魔させていただく上での心構えをさらに深く考えるきっかけをいただき、とても貴重な時間になりました。
またトークイベント後は、LAC会津磐梯やオンライン会場と中継を結び、LAC3周年イベントを開催。
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3周年イベントのなかでは、LACにまつわるクイズ大会が開催されるなど、終始会場は大盛り上がり。
私自身これまで知らなかったLACのことを知り、ますます今後もLACと共創しながらリビングエニウェアという暮らし方を広めていきたいと思える時間になりました。
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プレオープン期間も含めると、約10日ほど続いたLACうるまのオープニングイベント。
さまざまな学びや出会いがあったなかで、「ユーザーとしてリビングエニウェアな暮らしをどう捉えアップデートしていくか?」を考える時間となりました。
そんな新しくオープンしたLACうるまは、2022年8月1日〜2022年8月31日までの間、29歳以下のユーザー限定で宿泊費6,600円→3,300円で宿泊可能なキャンペーンを実施中。
自然に癒され、自然との暮らしを考えることができる場所なので、ぜひ足を運んであなたもLACうるまを体感してみてくださいね!
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・DIO(※1):Do It Ourself の略。Do It Yourself=1人でやろうではなく、Do It Ourself=みんなでやろうという意味。
・セスキ水(※2):一般的な合成洗剤などと比べて人体や環境に優しいナチュラルクリーニング水
・沖縄戦(※3):第二次世界大戦末期の1945年3月末〜6月末にかけておこった沖縄本島を中心とした日本軍とアメリカ軍の激しい戦争。6月23日は慰霊の日と呼ばれ、沖縄県が制定している沖縄戦の戦没者を追悼する日。 沖縄県および沖縄県内の市町村の機関の休日でもある。
▶︎LivingAnywhere Commonsうるま詳細:
▶︎LACうるまInstagram:
▶︎プレオープンイベントの様子(動画):
▶︎LACうるまキャンペーン:
〈ライター:蓑口あずさ〉
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