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6話 ベーシックインカム 格差解消はユニバーサルで

Living with BI 〜ベーシックインカムがある世界〜

これは、ベーシックインカムが実施された近未来を想像した物語です。

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ベーシックインカムを行うとき、低所得者のみに配るのでなく、国民全員に均等に配るべきという意見をよく聞きます。なぜそうしたほうがいいのかという根拠を探していて、腑に落ちた案をマンガにしてみました。

マンガの中の世界では物もお金もあるけど仕事が減っている世界なので、単純にお金がある人から多くお金をもらって再分配するだけでもかなり解消しますし、インフレも起きにくくなります。なので、この案を採用しました。

消費のサイクルに入ったお金が所得税と消費財だけだと、外国とのやり取りや貯金・企業の内部留保など、動かないお金に変化するぶんがあるので、足りないところを株式の売却益や通貨の追加発行などで補っていくという作戦です。

実際に日本でベーシックインカムが実施されたら、どこから財源を引っ張ってくるでしょうね?

ベーシックインカムのもう一つの利点が、古い福祉事業を撤廃することができるという点です。日本には生活保護が必要な人が人口の10%いると言われていますが、審査が厳しすぎて受給できている人は1%程度というのが実態です。審査事態も人件費など多額の費用がかかっています。シンプルにできるものはしていくほうが合理的といえます。

ただ、これは生活保護に限らず、既得権との戦いになるので、現実にはなかなか難しいかもしれません。こうした変革には強いリーダーシップと、世論が必要になるでしょう。




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