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動かさない車で運転能力をみる!停止車両評価の「乗降車」Part2

停止車両評価

「乗車してください②」

運転席に乗り込む時に右手で開ける動作は以前お伝えしました。片麻痺の左右それぞれでどのような影響があるか考えてみたいと思います。

右片麻痺の場合、左手でドアを開けるという操作、一度体験してみるとよくわかりますが、自分の踏ん張る軸足にドアが接近してきます。ドアを逃して体を入れ替えるという動作が求められます。

ちょっとしたコツとしては、肘でドアグリップを握ってテコの原理で開けるというもの、そして足を内側に踏み入れドアを押すことになります。体のかわし方が上手になることなので、開戸があれば練習してみましょう!(最近の病院や施設に開戸が無いっていうこともあると思います💦)

運転席に乗り込む

運転席に乗り込むのは一般的にドア内側のグリップを持つか、何かしら自分の体を支えられるような体勢をとって足を差し入れ、同時に着座しているように思います。

片麻痺は先ず着座することが第一です。しかもサイドシル(サイドステップ)を超えて座面にアプローチしないといけません。軽自動車は比較的高さもあって容易な車種が多いと思います。

開けたら閉める

実は開けたら閉めるという当たり前ですが右麻痺であんなに座りやすいと思った軽自動車ですが、ドアの開口角度結構あります。最後に手が届かず、また足を外に出してグリップを握らないといけないことも起こります。

その時はループをつけるか、ディーラーさんか改造業者さんにお願いしてドア開口角度を絞ってもらうのも良いです。

運転姿勢を整える

そして、ハンドルに正対して運転姿勢を整えてましょう!これはラシエイドチャンネル(YouTube:)でお伝えしているのでは、詳しく知りたいという方は是非チェックしてください。
https://youtu.be/pbw-qKuoIjI

麻痺があると運転席を一番後ろに下げて前に戻すような課題では、多くの方が戻せず右往左往してしまいます。腹筋や下肢筋力が不足しているのではと思います。しっかりとトレーニングプログラムで改善される方多いですね。

運転席を合わせるのはブレーキペダルですので、きちんと踏み込んで確認しましょう!(エンジンONとなりますが…)

チルトとテレスコが有れば、バックサポートに背中合わせて軽く肘が曲がる位置に合わせましょう。

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