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夢に国境はない! 世界中の夢がつながれば、ありたい未来は実現できる。 #読書感想文 @HNK_715

「あなたの夢はなんですか?」 と聞かれたら、みなさんは何と答えますか?

私の夢は、先日インタビューしていただいた記事の中でも答えましたが、「ラブソルの一員として、戦力になるデザイナーになること」です。

世の中には、自分の夢を聞かれたとき、すぐに答えられる人ばかりではないと思います。私はいま大学4年生ですが、社会人の一歩手前となる年頃の同世代の友だちには、夢をもつこと、語ることが怖いという人も。

そんな人も、夢をもつこと、話すことがほんの少しだけ楽しくなれる一冊を紹介します。

『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』との出会い

この本は、ラブソルnoteのテーマウィーク記事用に、書店で購入しました。

今週のラブソルnoteは「読書感想文」というテーマウィークでお届け。
メンバーそれぞれが書店で出会った本を読み、レポート記事にしています。

地元の岡山にある大きな書店に行くと、本がありすぎてどれにしようか迷いました。そんな中、「岡山大学推薦コーナー」なるものを発見。

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岡山大学に通う私は、コーナーに並ぶ本を素直に手に取り、中をパラパラと見たのち、「夢」という単語と、さまざまなタッチで描かれるイラストの表紙に惹かれて購入。

帰宅してから、すぐさま読み始めました。

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ページを開くと、このようにひとりひとりの夢が語られています。この一冊に、201か国、202人分の夢が詰まっているのです。

誰かのあたりまえは、誰かにとっての夢かもしれない

夢って聞くと私は、少しだけ壮大なものを想像していました。将来〇〇になる、とか結婚してこんな生活をしたい、みたいな。でもそれは、私のただの思い込みでした。この本を読んで、国によって全く違う夢の大きさに驚かされました。

ポルトガル人の女性の夢は、「芸術家として、人の心を動かす作品を創る」。スイス人の男性の夢は「これからの未来、すべての人に薬が届く社会をつくる」

一方でガーナの男性は「お腹いっぱいで幸せに眠れる世界に住む」こと。

まず、この差に軽く衝撃を受けました。私は普段、十分に食事をとることができ、安全な屋根の下で眠ることができています。日本人の私にとっての「あたりまえ」は、地球の反対に住む誰かにとっては「夢」である。この事実に、なんとも言えない気持ちになりました。

そしてこの本は、夢だけでなく、彼らの国の現状や暮らしについても触れています。各国の暮らしや現状を知ると、衝撃はさらに大きいものになりました。

月経や性、生殖の健康に関するすべてがタブーとされる地域で生まれ育った女性、戦場で生まれた人、大学に通うことが許されない人、あと数年で故郷が水没するかもしれない人。

みんな、同じ「いま」を生きているというのに、国が違うだけでこんなにも抱える背景や現状が異なることに、とにかく驚きました。

だからこそ、夢が全く違うのだということにも納得しました。

夢のはじまりは目の前の問題解決から

しかしいざ「夢をもて! 」と言われても、難しい。

202人分の夢を読んで気づいたことがあります。

彼らに共通するのは、夢をもとうとしているのではなく、目の前にある小さな問題を解決したい、ただそれだけなのです。
まず、目の前にある問題や、困っていることから目を背けず向き合う。それらを解決したいと思えば、それはもう夢になる。

だから、夢は必ずしも大きくなくていいんだと気付かされました。目の前にあることに向き合い、そこから一歩行動することで、もう夢の実現は始まっている。つまり、夢が実現されるかどうかは、すべて自分の行動によって決まるということ。

一歩を踏み出すリスクか、踏み出さないリスクか

行動するために、人は一歩踏み出します。でも、私は一歩踏み出すことが、少し怖いと思うときがあります。

「失敗したらどうしよう」「周りの人に迷惑かけたらどうしよう」そんなふうに、一歩を踏み出したときのリスクを考えて躊躇してしまう。
こんな経験、誰しもあるんじゃないかと思います。

そんな私に、スウェーデンの女性の一言がズドンと刺さりました。

「スウェーデンの人々は、サステナブルな環境を維持するための行動を「起こさない」リスクをしっかり意識しています。状況が変わらないと、地球に何が起こるのかを考えているのです。」

一歩踏み出して行動したり、挑戦したりするのは勇気が要るし、少し怖い。それでも、一歩を踏み出さなかったときのリスクの方が怖い。この考え方がすごくかっこよくて、「私もこのマインドでもっと挑戦しないといけない」と奮い立たされました。

自分にとって、ただの一歩だと思っていても、もしかしたら日本や世界を変える大きな一歩になるかもしれない。

夢を重ね合うことで、誰しもがSDGsに貢献できる

『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』を読んで、私は自分の夢や現状を見直すことができました。世界にはこんなにも自分と違う背景をもち、夢を実現しようと生きている人がいるのだと知れたからです。

そして、これからを生きる私たちには、SDGsのような地球が一つになって目指す、世界共通の目標があります。SDGsと聞くと、17の世界的目標や、232の指標など、大きな規模で難しい課題に感じられます。

でも、SDGsの目標は、この本に出てくる202人のように、夢見る未来を実現しようと生きることで達成されるのだと思いました。みんなが真剣に夢に向き合い、人と語り合い、行動することで、誰しもがSDGsに貢献できるのではないかと。

そして、夢を追いかけ叶えるためには心も身体も健康でいなければなりません。やりたいことが多すぎて、つい食事や睡眠を削ってしまいそうになることも。そんなときは、落ち着いて未来の自分を想像してみようと思います。


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野元萌乃佳
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