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ラブソルのノベルティ事業が最強な理由 #羅針盤のつくりかた

7期目(2021年3月末現在)を迎えている合同会社LA BOUSSOLE(ラブソル)で、創業時からの基幹事業がノベルティ事業です。

今回はノベルティのプロである弊社代表、実加さんに、ノベルティ事業の魅力と、ものづくりにかける想いをお聞きしました。

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池田 実加(いけだ・みか)
合同会社LA BOUSSOLE代表 / ノベルティ制作や取材時のカメラマンを担当。

神奈川県生まれ。商社マンの父を持ち、サウジアラビア在住経験を持つ帰国子女。一浪して早稲田大学に入学、大手化粧品会社へと入社する。経営者である父に後を継ぐよう声をかけられるも、安定した企業で会社員として生きていく方が良いと断る。小さい頃から好きだった宝塚歌劇団に20代前半でどハマりし、人生で初めて私設ファンクラブに入る。そこで出会った柴山由香と共に起業する。
▽これまでの記事
ラブソルはこれからも、クライアントの実業を支える「羅針盤」でありたい
「経営者」へとつながる、目の前の仕事を愛する力

愛を込めて、素敵なものを

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ー早速ですが、ものづくりにおいて、大切にされていることを教えてください。

きちんと使えて、もらった人に喜んでもらえるものをつくりたいという想いは、ものづくりを始めた時から変わりません。

由香とは、宝塚歌劇団のファンクラブで出会い、途中からスタッフとして、運営する側になりました。「お茶会」というスターさんとファンが交流するイベントがあるのですが、この時にファンの方々にお土産をお渡しする風習があるんですね。

このお土産をつくる立場になったときに、ただ配るものではなく、みんながもらったらちょっと嬉しくて、会社とか学校とかに持っていけるものにしたいと考えていました。

それこそノベルティ専用のアイテムではなく、自分たちがおしゃれでいいなと感じるものを探し、名前を入れてくれる工場にお願いして作り始めたんですよね。

ーどのように事業の幅を広げられてきたのですか?

起業した当時は、小ロットからオリジナルグッズがつくれることを強みとしていました。4年目くらいからですね、段々と法人のお客さまが多くなってきて。

ここ3年ほどは、名入れにとどまらず、完全にオリジナルなものづくりのご依頼を多くいただいています。ひとつのものをつくるのに、とても時間はかかるけれど、こだわりの強い世界観が好きなんです。

だからこそ、お客さんがもやっと感じていたり、何かオリジナルなものをつくりたいと考えたときに、その想いを聞いて0からサポートしながら、その熱い想いに応えたい。年々オリジナリティを追求する深さが変わってきています。

ーオリジナリティの深さ、ですか?

よりこだわったもの、他ではなかなかつくれないものをつくりたいと思っています。ラブソルのトップページに、『”オリジナル”を求める人にとっての羅針盤になることを目指し、ものづくりとデザインの力で世界をちょっとだけ明るく照らしたい』と書いているのですが、まさにこれなんですよね。

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近年は、業務の幅も広がり、記事やデザイン、コミュニティ、ウェブなど、事業部を超えて、ラブソルにできるすべてを使い、クライアントさんを応援していけたらと思っています。アウトプットの仕方が、これまではものづくりの割合が多かったところから、バリエーションが増えている感じです。

だからこそ、基幹事業とは言うけれども、ものづくりが中心にあるというより、想いを形にするというわたしたちの想いが中心にあり、手段の1つとしてものづくりがあるイメージですね。

ー宝塚の私設ファンクラブのスタッフ時代から、根底にある想いは変わっていないんですね。

自分たちでも、変わっていないのはすごいな、と思うけれど、実は起業後に苦い経験があって。

起業した当初、ホームページで門戸は開いておこうと、結構な額をかけて制作会社に依頼したんです。「型にはまったヒアリングだな」と不安に思っていたら、そのまま愛のないページが出来上がってしまい、結局自分たちでサイトをつくり直すことに。

とにかく心のないものが嫌いなの。ノベルティもまさに同じで、これいる?みたいなものではなくて、ちゃんと喜ばれて使えるものをつくりたいんですよね。

時代的にも、捨てられてしまうものをとにかく配るようなことは減ってきていると思います。今は、使い捨てではない時代。サステナブルへの意識も上がっていて、こだわりのある人が増えていることも、この事業が楽しい理由だと思います。

ラブソルのノベルティ事業が最強なポイントはここにあり

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ーラブソルは、何か決まったものを売る形態ではないですよね。

そうなの。ラブソルには、決まった商品がありません。何か商品が決まってるわけじゃないから、お客様が作りたいものが全部商品です。ものづくりだったら何でもやります。

在庫を持たない受注生産という形態も特徴ですね。在庫を持たなくていいから場所にも囚われないし、旅が好きな私たちにとって、どこにいてもお仕事できるところも魅力です。

それと、ノベルティを作るのは、ある程度勢いがあって、上昇気流に乗っている会社さんが多いです。

ものづくりにおいては、生産途中でも仕方がない理由で中止になってしまうこともあるけれど、ノベルティだとそのリスクが限りなく0に近い。

起業してから、ありとあらゆる人がノベルティをつくるんだな、と改めて感じたんです。大企業も、ベンチャー企業も、行政機関も、それこそ個人の方や地域の子供会などでつくることもありますし。

ー特定の企業や分野だけじゃなく、様々な業種、世代の人がノベルティをつくるんですね。

そう。1つの業界に頼っていると、世情によって打撃を受けてしまうけれど、どんな時でも好調な業界はあります。

それに何より、業種も業界も問わず、色々な方とお仕事ができるのが楽しいんですよね。

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ー実加さんがものづくりをする中で、特に楽しいと感じられるのはどんな瞬間ですか?

打ち合わせのタイミングでお話を聞いていて、相手の方の想いやこだわりがあればあるほど、楽しくなります。たとえ初めの段階では難しそうなことでも、どうにか形にできるように考えるから、完成して手元に届いた時はなおさら。

ー 一つひとつに愛を持って向き合うからこそですよね。

ちなみに、ノベルティが実際に使う人の手に渡るシーンは見られないことがほとんどですが、たまにそれが見られる瞬間があるんです。最近だとSNSで発信してくださることもあり、エンドユーザーの人に伝わる瞬間が見られたときは嬉しくなります。

また、リピートがくるのも嬉しいです。前回のものがよかったんだな、と実感できるから。

ノベルティをつくるのは、原価もかかるし、すごく儲かる仕事だとは言えません。それでも、手堅い商売だとは思います。

ただ、既製品への名入れは、ある程度どこが請け負っても正直変わらないんですよね。だからこそ、今後はラブソルだからこそできる、こだわったものづくりをたくさんしていけたらと思っています。

相談する時間も含めて、ラブソルでつくりたいと思っていただけるように、付加価値を上げていくのが理想です。

唯一無二の想いを形にするために、できるすべてのことをやっていきます

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ー今後注力していきたいことがあれば教えてください。

直接取引できる工場を増やしたいです。法人のお客さまが増えていく中で、完全オリジナルなものをつくりたいというご要望が高まっていて。

今後もオリジナルなものづくりの比率を増やしていくうえで、さまざまな工場と直接取引できた方が、できることの幅がさらに広がると思っています。

今はコロナで行けていないけれど、中国だけでなく、ベトナムやカンボジア、もちろん日本も含めて、はやく実際に工場に行きたいです。

会社員時代にメーカーでものづくりしていたこともあって、現場に行くのが好きなんですよね。

見ることで得られる情報量はやはり多くて、職人さんと話したこともお客さんに伝えられるようになります。やはりメールのやり取りだけだと、どうしても必要な情報だけになるけれど、実際に行くと、雑談から得られることも多くて好きなんですよね。

ー特に注目したいのはどんなことですか?

素材を見たり触れたりすることはもちろん、どんな環境で作られているかも確認できたらと思っています。

生産場所を気にされるお客さまもいらっしゃいます。お付き合いしている工場はきちんと納品してくださるので出来栄えの心配はしていないけれど、工場まで行くことで、制作過程において、きちんとした品質管理や、働き方などの環境を確認し伝えて、安心してもらえるといいなと思います。

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ーノベルティはつくってみたいけれど、ハードルが高く、難しそうだなぁと思われる方も多い気がします。

実際、問い合わせのときに、初めてだから分からないので教えてくださいと書いてくださる方もいっぱいいますよ。全くわからない状態からでも、安心してください。

ラブソルは、よくある「商品が決まっていて、カートに入れて各自で入稿する」という取引ではないんですよね。メールや対面などでやりとりをして、手間はかかるけれど、想いやこだわりのあるお客さまと、オリジナルなものづくりをしたいと思っています。

ノベルティづくりについて分からなくても、予算や納期が分かれば、ヒアリングをしながらご提案します。逆にたとえば、ご自身が気に入ってるポーチのイメージで作りたいという場合も、素材などを決めるところから、デザインしたりも可能です。

つくりたいイメージからでも、予算からでも、何かしらが決まっていれば色んな切り口で、お客さまに合わせてご提案できるのがラブソルの特徴です。

素敵なものを作りたいと考えているお客さまの想いには、ひとつとして同じケースはありません。すべてのご注文は、世界でたったひとつのものづくりなんです。

だからこそ、お客さまがこだわって表現したい想いを形にするお手伝いができたら嬉しいです。こだわりの強さから、たとえ手間がかかったとしても、思いを込めてつくりたい人と一緒につくりあげていきます。

楽しみながら、一緒にものづくりをしていきましょう! まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

《ラブソルでは一緒にノベルティ事業を盛り上げていくメンバーを募集中です》

ーどんな人が向いていますか?

ものづくりが好きで、興味を持って最初から最後まで関わりたい人かな。「良いんじゃないですかこれで」って言うような人は当然嫌なのだけど(笑)。提案したりしながら、より良いものをつくってみたい方は人ぜひご連絡ください。公式TwitterのDMまたは、公式サイトからのご連絡お待ちしております!

▶︎ラブソル公式Twitter

▶︎ラブソル公式サイト

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取材・執筆:阿部 愛
編集:柴田 佐世子柴山 由香
撮影:柴田 佐世子
バナー制作:阿部 愛小野寺 美穂


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