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療育施設を考える。発達障害児童と放課後デイ。

私は一切その業務をやったことがありませんが保育士持ちです。一度知り合いが今度放課後デイを起業するのだけど保育士兼運転手で来ない?子供は可愛いよと言われました。実習を経て私には無理だと普通に就職した経緯があるので丁重に断りました。あれから数年経っていますが療育施設は街に増えました。福祉関係労組や市職員労組で福祉関係の職員が言うにはまだ全然足りていないという状況です。今回は療育施設とは何であるか?考えます。

労働組合と社会福祉

労働組合は福祉活動には熱心に参加をし時には車椅子や児童養護施設には多くのプレゼントを寄付します。専従だった頃私は多くの福祉施設に飛び込んできました。当然新しくできた福祉施設もすぐにチェックをして困っていることを解決するために動くこともあります。最近ではいわゆる精神障害、発達障害という単語の方が名が通っているのでしょうか?児童のうちから療育を行い、立派な社会人になれるよう支援する。ある療育施設の管理者は言っていました。そこではまるで大手予備校のように多くの勉強を課し、多くの課題が出ていました。よく子供も集中して勉強に取り組んでいたと思います。そう1時間はやっていました。

放課後デイサービスの実態

学校の帰りに療育を行う放課後デイサービス。多く立ち上がった頃私達はこれも福祉活動の一貫としてオモチャなどを寄付したこともありますが福祉関係の人が見たら「学校帰りの数十分。宿題やって終わり。」という施設もあるそうです。中々集中できない中で宿題を確実に終わらせるのも凄い努力ですが、現場の保育士さんがどれだけ負担がかかっているのかかなり心配です。保育士はどうも放課後デイのようなところでは重宝される資格らしく、児童の発達関連のことを勉強しますが療育を専門に学ぶ事はあまりなく、あくまで予想ですがほぼ手探りだと思います。福祉関係の人は思いの外親御さんは塾のような療育施設を好む。塾より安く高校は普通高校に行ってほしいニーズが多いとも話されました。勉強を教えるなんて保育士は難しいと思います。小学生ぐらいはなんとかなっても中学生、高校生もいる施設がある中一体どれだけ負担がかかっているのでしょうか?

療育とは?

そもそも果たして本当に療育ができているのでしょうか?放課後デイに通う生徒は身体障害の児童は多くなくほとんどが知的障害と発達障害です。子供たちに色々な事を経験させる児童会のような機能を持つ療育施設なら私は一定の効果があると思います。決まっている事を決められた時間に行う事もありです。ただ最終的に何を目指すのか?両親は就職だと思います。就労でもいいのかもしれません。それを目指すため従業員は日々努力が必要でしょう。とは言え保育士は専門から療育はちょっとズレます。なし崩しの手探りの事業所の方が多くありそうです。

保育士•福祉関係の労働問題

そして保育士の労働問題についても考えてみます。保育園はかなりサービス残業上等で月給もかなり低く設定され、私の実習先の理事長先生はどうせ数年したら結婚していなくなるという考えでした。これで人材を集めようとする保育業界はかなり改善が必要です。放課後デイサービスはどちらというと子育てが落ち着いたから働きたい、しかしキャリア自体は浅めという人も多く見受けられました。ある福祉関係労組の人は放課後デイの保育士の労働相談が急増していると言っています。今後いわゆるソーシャルインクルージョンが目指され、その土台となるべく児童療育施設ですら安い日本の象徴になってしまうのでしょうか?今後保育士の労働問題についても取り上げたいです。

彷徨える障害者雇用問題

本来なら積極的に取り組まねばならない行政府が障害者雇用を水増ししていた問題がありました。私の会社でも多くの障害を持っている方が多いですがそれは清掃など職種は限定されます。療育施設ではパソコンを教えている施設もあるそうです。今後関節部門に多くの療育施設出身の方が多く雇用されると思いますが、人事の人の思惑は若干違うようでこの問題も多くの労働組合でいずれ全力で改善しないとならない問題です。そして現状のオルグには障害者雇用に関する法律に詳しい人も限られます。何が必要なのか?今後も考え続けます。

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