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幽霊ユニオンに気をつけて!

 私はオカルト好きです。学生時代も友人らとよく「幽霊が出る」というスポットに行き、実際に幽霊に会えませんでしたがなかなかスリルある体験ができました。これが創作物なら、呪われているのかもしれませんが全然命はピンピンしています。まぁプライベートでは散々で、ここは呪いの影響かもしれませんが。冗談はここまでにしておきます。
 まともな取り組みをせず、職場を改善する事は最初から考えず会社から搾り取るだけ搾り取り、本来その労働者に行くはずのお金を自分のポケットに入れてしまうという労働組合を私は「幽霊労組」と呼んでいます。実態もないのに、労働運動家を名乗っている人たちの事です。1人でも入れる合同労組は、現在定着しています。地区労や全国一般といった旧来の労組が組織変更によってコミュニティユニオンとして再出発。札幌地域労組はその代表格でしょう。世の中地域に根を張り、しっかりと労働運動をするユニオンばかりならいいのですが、当然そういうことばかりじゃありません。ただ単純にユニオンに入るだけ高い組合費を取られ、そればかりか組合員すら金蔓だと思われます。
 これら幽霊達の中ではメディア戦略に長けていて、いかにも改革派労働運動のような宣伝がなされていますが、実態はお寒いものです。常識的に考えてください。労働組合は自主組織なんです。その運営費は当然組合費から集めます。商売ではないので。ただ組合員ならその組合費は何に使われたのか公開を要求する義務があります。つまり組合費がないと宣伝する自体で・・

みんなのユニオン

 もう消えた労働組合に「みんなのユニオン」というものがありました。少額で労組に加入できるオンラインユニオンは世界でも実はかなり組合員を集めましたが、「みんなのユニオン」は組合費無料でした。基本的にメールアドレスなどを登録して、無料で組合員になり何か会社でトラブルを起こしたら通知書が発送されそれでも継続する場合は弁護士が相談に乗るという形式ですが、その弁護士が問題があり実はユニオンの委員長と兼職しています。
 さて弁護士も食えない時代に突入し、あれやこれやで商売したいのは理解できますがその弁護士の宣伝でとある漫画が載ったところ大問題となりました。その内容は強姦事件を起こして、弁護士の力で示談にするという内容でしたがとても褒められた内容ではありません。「みんなのユニオン」についてもそこから集めた情報で示談金狙いの大口な仕事に繋げようとしたのか。実際通知書は送られてくるらしいです。ただ実態のない労組で匿名で闘おうとすると大体労働者は得はしません。最後の復讐ならそれでもいいかもしれませんが、正体がバレてしまった時その立場がどうなってしまうのか?「みんなのユニオン」は流石に組合費無料が祟ったのか、現在は休止中。ただくだんの弁護士はまだ精力的に活動中です。再び同じようなビジネスを始めてもおかしくありません。

首都圏青年ユニオン連合会

 似た名前の組織に首都圏青年ユニオンというものがありますが、今回取り上げるのは首都圏青年ユニオン「連合会」です。なんでそんな名前をつけたのか?と言いたくなりますが、ここも組合費が無料です。そして他の労働組合をホームページで攻撃、日本共産党もその標的に入っています。このユニオンは大体労働組合の整合性を労働委員会で指摘されることは少ないのに、都労委から「あんたらどう考えても労働組合じゃないよ」と強く否定されるほど、ある種ここまでビジネス丸出しの労組もありません。ここは労務コンサルタントが仕切る労働組合で「会社と組合が揉めているので間に入った」といい、わざわざ交渉の場に座り「組合が横暴だから来た」「私は同法人の労務を管理している」というおよそ労働組合のような活動をしているとは思えない事を言い出してズカズカと交渉を進めました。ちなみに労使交渉の場に他の労組が間に入る事は不当労働行為です。これは千葉県労働委員会の公表で「労働新聞」にも書かれた事実で新聞にははっきりと新しい労組潰しのビジネスと掲載されていました。
 そもそも経営者が交渉を任せる労働組合というものは存在しません。労使交渉は一つ一つ誠実に行わないといけないのは鉄則で代理に労働組合を置く事は考えられないです。首都圏青年ユニオン「連合会」は優秀な法律のプロで組織化されている労働組合ですが、これは労働組合じゃないです。労働者が自主的に組織化するのが労組であって、法律のプロとやらが出てきたらそれは完全に法律家のビジネスです。さらにこの自称労組は退職代行もやっているそうです。退職代行の労組は労働組合法を悪用したビジネスです。私達本物の労働運動家はこうした悪徳業者とも闘争を挑まないといけません。

POSSE

 POSSEという団体はしばしメディアに取り上げられます。これはPOSSEが凄いというより、報道側の判官贔屓で大企業労組の連合や官公労が多い全労連より私達が本物と名乗る団体を好意的に取り上げられます。特に東京新聞。ただ上二つは弁護士のビジネスに労働組合を利用したという商業的な側面が強いですが、POSSEは新左翼セクトです。様々なユニオンを同じ住所で行なっていますが、これも典型的な自称ユニオンと同じ手法で彼らは「京大政経研」という新左翼セクトの労組です。もう一つ「都立大グループ」のメンバーも所属しているのだとか。京大政経研は関西の左翼学生の党派でどこからの分派かは不明ですが、中核派とは対立していたそうです。このPOSSEと京大政経研の関係は不明なところも多いですが、それももちろん怪しい話。
 ただ上二つの弁護士ビジネスユニオンよりは多少まともな実績があるのも事実で実際ブラック企業という用語を大体的に紹介したのもPOSSE関係者でした。
 さて私は大学に通った事がないので、実際どういうものか分かりませんが、POSSEはそもそも都内や関西の大学で社会問題を扱うサークルを擬態していました。イラク戦争のことや派遣労働の問題の事です。まだ入学したての大学生を勧誘し、なんとなく断れない時点で強引に加入させます。
 さて新左翼セクトな京大政経研ですが、その徹底した秘密主義ぶりとやっている事はほぼ勉強会のみという現代の左翼学生グループらしい小規模なものです。ただ高額な会費とカンパを要求し、それを親から秘匿するため下宿に住まわせるほど。親から20万円取ってこいという命令もあったそうです。子のために大学を行かせて、いい就職をしてもらいたい。そしていい家庭を作って1人寂しくないように生きてほしいという親の気持ちを踏み躙る京大政経研の卑劣さをどういった高尚な言葉を言っても私は許せないです。彼らは左翼であらず。ビジネスユニオンと同じです。学生に無理な活動をさせ留年させてしまったという証言もあります。それが本当なら彼らはブラック企業以下です。金を払ってブラック労働させているのですから。ニセ労働運動家に非難される言われはないです。


労働運動が食い物にされました。ひとえに何も無策だった私達に労組の役員だった人間全員にあります。労働者を食い物にするビジネスは対抗します。こうしたニセ労働運動を賛美する一部政党には猛省を。私の労働運動はそこまで落ちぶれていない。取り戻すのは尊厳です。



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