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ノブレスオブリージュ:社会的責任を「果たす」ということ

昨今、本来の目的が研修なのに、公人のSNSで楽しそうな海外のスナップ写真が投稿されたことで、炎上(投稿は削除)。未だ、収束することなく、世論を賑わせているようです。

自身だったら、会社だったらどうするか? といった点は、今一度振り返っておくことが大事そうです。

今回、私が振り返りたいなと思ったのは、「ノブレスオブリージュ」の意識でした。

特権階級が果たすべき、ノブレスオブリージュ。

Noblesse Oblige (ノブレスオブリージュ)について、以下の定義をご参照ください。フランス語ですが、英語に直すと「Noble Obligation」とでもなるのではないでしょうか。

19世紀にフランスで生まれた言葉で、「noblesse(貴族)」と「obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉。財力、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことをさす。身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会に浸透する基本的な道徳観である。法的義務や責任ではないが、自己の利益を優先することのないような行動を促す、社会の心理的規範となっている。
また、聖書の「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)に由来するとも言われる。
 例えばイギリスでは、国家・国民のために尽くす義務があるという意味に受け取られ、貴族やエリートの教育で扱われる。アメリカでは「慈善を施す美徳」の意味があり、富裕層が貧しい人々に慈善を施すという形で実践されている。最近では、主に富裕層、有名人、権力者が社会の規範となるようにふるまうべきだという社会的倫理として用いられる。

公益財団法人 日本女性学習財団より引用

たとえば、欧米では巨万の富を築いた人たちが、基金の設立、ボランティア、寄付などをされます。この行為の根底には、ノブレスオブリージュが根付いているからです。むしろ、富める者の使命。自分だけの利益を優先してはならないという教えです。
不勉強ですが、日本にも、こういった教えはあると理解しています。

私ができることのスケールは、もちろん欧米の富裕層とは大きな違いがあります。そもそもの歴史的な経緯や社会慣習も異なります。
それでも、ありがたいことに大学を卒業し、その先の教育も受けて、企業で働くこともできました。会社を託されて、運営することもしています。

未だ、金銭的に社会に還元できることは多くはないけれど、経営者として、何か別の形で、社会のためになることはできるのではないか。
よい循環を生むことが、できるのではないか。
このくらいのことは、少しは考えて動く必要があるのではないか。
私自身は、そんなことを考えています。

だからこそ、改めて、少し意識してみようと思うのです。
今、その行動には、自分なりのノブレスオブリージュがあるだろうか。
その問いに恥じない行動をしよう。
少なくとも、公の場において、体現できるノブレスオブリージュがあるのではないか。
私自身は、そう思っています。
(記:ラボラティック株式会社:野口麗奈)


■ ラボラティックについて
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●会 社 名:ラボラティック株式会社
●代 表 者:代表取締役 野口 麗奈
●資 本 金:2億円
●主要投資家:アーキタイプベンチャーズ株式会社、株式会社エルテス、株式会社ディープコア、みずほキャピタル株式会社
●本社所在地:東京都中央区
●創   立:2015年
●事 業 内 容:Slack社によるビジネスチャットコミュニケーションの解析を通した、組織開発・改善サービスの提供、等
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