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#6 私が数学を好きになった理由【フェルマーの最終定理①】

今日もお疲れさまです、しるばです。

わたしの会社でもGW+一斉帰休が終わって、今日から仕事始めとなりました。無理して頑張りすぎないようにしましょうね。

さて、みなさんは数学に興味がありますか?

わたしはあります!ですが、そんな人は少ないような気がします。

なんか変な文字使うでしょ、問題の意味もわからない時があるし(動く点Pとか何)、微分積分とかマジでさっぱりだった、と数学嫌いな理由がスラスラ出てくる人、そんな人に読んで欲しいのが、これから紹介する「フェルマーの最終定理」です。

この本は、「フェルマーの最終定理」そのものをよくわからない文字を使って説明している本ではありません。300年間も人々を悩ませた問題が何をきっかけに作られたのか、そしてそれをめぐる数学者たちの戦いを描いたドキュメンタリーなのです。


この本を紹介するにあたって、なぜ私が数学を好きになったか、きっかけを書こうと思います。

はっきり言って、そのきっかけも「フェルマーの最終定理」でした。しかし、本を読んだわけではありません。父が教えてくれたのでした。

私の父は数学がとても好きです。それも異常に、です。

父は、私が物心ついた頃から現在に至るまで、毎日数学を勉強しています。主には確率微分方程式やゲーム理論など、マクロ経済学も勉強しています。

当時は父親が勉強しているのが普通の家庭だと思っていました。今考えるとこの時点で結構変わっている気がします。

父は、私が小さい頃から事あるごとに、数学者やその歴史についてすごく楽しそうに教えてくれました。

0はインド人が発見した、しかも大昔ではなく結構最近のこと」

「ガウスは、3歳の時にお父さんの計算間違いに気づいた」

「ラマヌジャンは考えなくても数学の公式を考えつくことができた天才だった」

「ペレルマンはすごい数学者だけど、キノコ狩りが趣味で誰にも会おうとしない」

などなど。ちなみに父のお気に入りはガウスで、高校生の時に飼い始めた犬にガウスと名付けたのももちろん父親でした。笑

そんな父に育てられたので、小さい頃から「数学者って変な人が多いんだな。数学っていうのは人を変にする学問なんだな」と思っていました。

その父が何回も聞かせてくれたのが「フェルマーの最終定理」でした。

「フェルマーは、ある簡単そうな式を思いついた。証明もできていた。だけどその証明を書かなかったせいで、300年も数学者を悩ませることになった」

父曰く、フェルマーは「余白が少なすぎて」証明をかけなかったらしい。

じゃあ別の紙に書けばいいのに、ひねくれすぎている、と私は当時思いました。それで300年も人を悩ませるなんて、とんでもないやつだ、と。

父からそんなフェルマーの最終定理について聞かされるうちに、私は意図せず数学史と風変わりな数学者について断然興味が湧いてきました。また、風変わりな人々が愛してやまなかった数学にも興味を持つようなったのでした。

そう思うと、親の興味が子どもの興味にまで影響を及ぼしているのですね。


余談ですが、入社して研修を受けた際、同期の前で3分間スピーチをしなければなりませんでした。私は題材に「フェルマーの最終定理」を選びました。同期が言うには、「フェルマーの最終定理は知らなかった、それよりもしるばがこんなに楽しそうに何かを話すのを初めて見た」とのことです。私、普段つまらなそうにしているわけではないのですが...。


今も人々を魅了してやまない「フェルマーの最終定理」について、明日から配信していこうと思います!

それでは、しるばでした。おやすみなさい。


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