風はすっかり秋

お嬢は低め安定。隣でスヤスヤ寝息をたててる。
デッキへ出ると、風が乾いていて身震いをするくらい涼しい。
眼下の踏切が鳴りだして間もなく、逗子終が名越随道を飛び出してきた。
煌々と光の漏れる窓から寝こけたお父さんたちの顔が見え、場内で減速してゆっくりと構内に進入していく列車も
なんだか「やれやれ」といった風情。

列車が去ってしまうと、虫の声と遠くの車の音が聞こえる。
目が覚めたら隣で冷たくなってるってのも幸せかな、と思ったりもする。

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