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日本食の原点「米」のあれこれ


お米を炊いたものを「ごはん」といいます。 そして食事のことも「ごはん」といいます。 日本では昔からお米を大切に食べてきたから、食事のことも「ごはん」と呼ぶのですね。お米は稲作でできていて、日本では主食。
フランスをはじめ多くのヨーロッパでは野菜としてとらえています。
日本では、お米を炊飯しますが、たっぷりのお湯(塩入り)で湯がくように火を通します。フランス人の友人(シェフ)にお鍋で炊いたご飯を食べてもらったら驚いていたし、美味しいと喜んでいました。湯がくよりお米のうまみが閉じ込められることもあります。
お米の単位は1合=180mlでグラムだと150gになります。
炊く時の水分量は、容量の1.2倍、重量だと1.5倍量にするのが一般的(お米の品種や品質、用途によって変わる)
昔のことを言うと、「お米を研ぐ」という表現をしていましたが、今は変わってきました。現在の表現はお米を洗うになっています。
お米の品質や精米技術の向上もあると思いますが、
まず、一回目のお水は、お米にたっぷり入れてすぐ捨てます。ぬかのにおいをどんどん吸ってしまいます。そのあと、軽く優しく混ぜながらお米を洗うことを数回変えていきます。(昔はここでゴシゴシとお米を研ぎました)
完全に水が透き通らなくてもオッケーです。
そのあと、炊飯器なら水量に合わせて水を加えます。(水量はお米の種類、硬さの好みで調整します)できれば、30分から1時間浸水すると、お米に水をしっかり吸ってふっくら仕上がります。
お鍋土鍋で炊いたら、蒸らす時間を少し置き、炊き上がったらしゃもじで優しく下から上へと混ぜます。(切るようにほぐすようなイメージ、混ぜすぎたりせず、空気を入れる感じです)

※土鍋などで炊くときは、最初を強火にして、沸騰したら弱火にして15分(時間はお鍋やお米(水)の量で変わるので調整します。)可能なら最後少し強火にすることも。
そのまま蓋をして10分ほど蒸らします。
ここでは普通精米のお話で、無洗米や玄米では炊き方は変わります。
ちなみに無洗米は通常水量より少し多めにお水を加えます。

さて、すぐ食べてしまうときはいいですが、保存したいときは、ご飯が温かいうちにラップや保存袋に入れて冷凍するほうがベスト。長時間の保温をすると臭いを気になります。また、冷蔵庫はデンプンの老化を促進させる温度環境になってしまうので、向きません。

お米の保管は、米びつや保存容器に入れます。長期間食べれないときや暑い夏は冷蔵庫に野菜室などで保存します。また梅雨から夏は虫が気になる場合は、虫よけや唐辛子を少し入れておきます。

美味しいごはんを炊いて、美味しいおかずで楽しい食卓を♡
この後は、ごはんの色々な食べ方「彩ごはん・味ごはん」のご紹介とレシピをつづります。

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