見出し画像

無理して生き急いで成長しようとしなくていい。

人生ってほんとに全部仕組まれてるんだなあと思う。
全てが必要な時に目の前に現れる。

乗り越えられる気がしない大きな壁や
寂しくて耐えられないような暗いトンネルとして。


本当に必要なときに
出逢うべく人に出逢うように。

無駄に遠回りをしてきたような人生でも
絶対に無駄なことなんてなくて
全てが成長するためのプロセスの一環だと私は思っている。

今まで私は弱みなんて他の人に絶ッ対に見せられない人だった。

こんなこと相談してもどうせ受け止めてもらえないって諦めていたし
批判されるのが死ぬ事の次くらいには怖かったから。


それって甘えでしょ。言い訳じゃない?

辛いのはあなただけじゃないよ。みんな辛いよ。

ああこの子は後先考えられない軽率な子なんだ



私のメンタルがマリアナ海溝に沈んでる時にそんな言葉を投げかけられたり思われてるだろうなって想像しただけで
多分もう生きていけなくなると思うから。

今まで誰にも言えずにずっっと抱え込んで苦しんで
人に相談したら楽になるかもって何度も思ったけど
とにかく人に自分の弱みを見せることで離れていくんじゃないかって
それが怖すぎて弱音を吐くことなんてできなかった。

でも本当は
自分に1番そんな言葉を長いこと投げつけていたのにね。


人に弱みを見せられないことの問題点としては

・人と深い関係を築けない
・人の目を常に気にしなければならない
・心が休まらずしんどい

が挙げられると思う。

私は弱音を吐けないことで常にこの問題点と向き合わなければならず
ついに2年前、私の心は壊れてしまった。

そこから、ちょっと回復してはまた小笠原海溝くらいまで沈み込み
なかなか地上に上がってこられない
日進月歩の状態が続いた。

心が壊れてもなお、
自分で辛いことも悲しみも怒りもぜーんぶ背負い込んで
人前ではあたかも毎日気楽に楽しく生きていますよという
涼しい顔をする名演技はやめられなかった。
自分の心のためにもやめなければと思っていながら

そして今年5月、死にたくなるような辛い出来事が起きた。

「もう自分一人だけでは乗り越えられない。
今まで積み上げてきたものが全部崩れさる。
みんな自分から離れていってしまう。」

いっそ死んでしまった方が楽なんじゃないかと思っていた時に
ある友達から電話がかかってきた。

その時にはすでに泣いていたから
もうどう思われてもいいやって思って
抱えていたものをぽつりぽつりと打ち明けた

そしたらダムが決壊したみたいに気持ちがざバーンって溢れ出して
自分がしたいいことも悪いことも
気付かぬうちに全てを打ち明けていた

そこで友達がかけてくれた言葉は
自分が思っていたものとは全く違ったものだった

「ほんとによく頑張ってきたよ
もう頑張らなくていいんやで
苦しかったら苦しいって言っていいんやで」

冷え切った心が思いやりに溢れた言葉で溶け出していくのがわかった
人生で初めての感覚に驚いた。

私が一番かけて欲しかった言葉
自分が自分に一番かけてあげたかった言葉を
その子は私にくれた

その出来事があってから
私は人に少しずつ弱みを見せられるようになった。
あんなに苦しんで自分を責めていたのになんだったんだろう?って思うくらい。

この経験から私は
ちゃんと成長すべきときに必要な出来事が起こるようになっているんだなってことを学んだ。

だから
無理して生き急いで成長しようとしなくていい。
もっと気楽にどっしり構えておこう。

誰よりも自分の課題に気づいて深刻に考えてしまうし
周りと自分を比べて
早く成長しなきゃって焦ってしまうけど
神様はちゃんと見てるから
くるべき時が来たら
ちゃんと成長できるようになってる
ペースはどうであれ
絶対に過去の自分より前に進んでるから。


人生で大事なことを教えてくれた
死にたくなるような辛い経験

死にたくなっていたときに
優しい言葉をかけてくれた友達

そのひとつでもかけていたら私の今の成長はなかったと考えると
全てが愛おしく感じられるようになる。

全ての出来事にありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?