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臨床+

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2021年9月の記事一覧

足から考える!肩関節の評価と治療

はじめまして、石井 卓也と申します。 私は、長野県の地方病院で理学療法士として勤務しています。 整形外科疾患中心に、外来リハビリに携わりながら、地域医療の一環として、地元の中学生を対象に、スポーツ障害予防を目的とした動作の指導、インソールの作製を行っています。 よろしくお願いいたします。 さて、今回のテーマは 『足から考える!肩関節の評価と治療』 です。 肩関節周囲炎に対する理学療法介入は、推奨グレードBと高く、医師からのリハビリ依頼、担当する機会も多いかと思います

肘外反アライメントの修正法

臨床+.の今月の配信は「肩関節と他関節機能」と配信しています。 動画配信では肩関節の動作にも関与する肘のマルアライメントの修正方法を段階的にまとめていきます。 ①肘の外反とは |生理的外反と異常運動 ②外反異常運動の動態 |なぜ異常運動をきたしてしまうのか? ③肘外反の評価 |アライメント |関節機能評価 ※動画解説 ④アプローチ |セルフコンディショニング方法 ※動画解説

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肘・手関節からみる肩関節-挙上動作に導く戦略-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+.のテーマは「他関節からみる肩関節」を配信しています。 肩関節(肩関節複合体)は上腕骨・肩甲骨・鎖骨・肋骨など多くの組織により構成されます。つまり、これは全身となるさまざまな部位の影響を受けやすいということが言えます。 肩を診るうえで、肩の局所的な介入のみでは 改善しないことを経験したことのある方も多いと思います。 姿勢・運動連鎖など他関節の影響を考慮した評価・介入が必要となるため、今回の記事で私は肩関節の遠位部位である

肩関節の弛緩性・不安定症に対する   整形外科テスト

こんにちは、ライターの樋口です!! 臨床プラスのマガジンでは8月、9月は肩をテーマとしています。 今回は肩関節の弛緩性・不安定症に対する整形外科テストについて解説していきます。 肩は、日常生活やスポーツ活動において、広い可動範囲を安定して動くこと が求められます。そのため、肩周囲の軟部組織の機能障害により、可動域制限や不安定性が生じやすいです。これらの機能障害により、正常な関節運動の軌跡が描けずに疼痛・不安感を生じることが多くあります。 今回のテーマである 弛緩性とは

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肩の機能・痛み・痺れに関わる神経障害  絞扼性神経障害と頸椎疾患との鑑別

こんにちは、ライターの樋口です!! 日々の臨床で肩関節周囲炎、腱板断裂、骨折等と診断された方のリハビリに携わることがあると思います。 臨床プラスのマガジンでは8月、9月は肩をテーマとしています。 肩に関係する神経障害について解説している記事がなかったため、今回のテーマといたします。 肩関節機能障害や肩周囲の痛み・痺れの介入では、頸椎疾患による神経障害との関連を常に頭に置きながら評価することが重要とされています。 思うような改善が見られない症例では診断名に囚われていて、神

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不良姿勢改善のための運動療法

スマートフォンやパソコンの普及による生活習慣によって現代人の多くは頭部前方変位など姿勢が崩れているとされています。 現に自分もこのnoteを書いている際の姿勢はかなり崩れています。笑 このような不良姿勢は肩関節痛の原因の1つにあげられることはみなさんご存知の通りだと思います。 肩甲上腕関節の機能が改善されても不良姿勢によって可動域に制限があるケースも臨床上経験されることがありますよね。 脊柱の後弯は、肩甲胸郭関節のアライメントなどの機能不全を引き起こし、挙上動作や結帯