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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2021年4月の記事一覧

投球障害予防のための肘関節

投球障害予防シリーズ最終章! 最後となる今回のテーマは「肘関節」について! 野球選手の中には、 肘の痛み(野球肘)を経験したという選手が少なくないと思います。 今回は、そんな数多く発生している野球肘の 予防に必要なセルフチェックおよびエクササイズを紹介していきます。 ■野球肘とは|野球肘 投球動作の繰り返しのストレスによって 引き起こされる肘関節の障害   野球肘はストレスがかかる場所によって 痛みの場所が分けられます。 これには大きく3タイプに分けられます。 ①

サッカー選手に多い身体的特徴

サッカーチームにトレーナー、メディカルスタッフとして関わり、幅広い年代・カテゴリーの選手のパーソナルトレーニングを通して、サッカー選手に多い身体的特徴があると感じています。 あくまでも個人的見解であり、サッカー特有ではなくスポーツの競技特性を考えたら他のスポーツでも見られることかもしれません。 身体的特徴は競技特異性由来のものが多く、怪我の発生リスクやパフォーマンスとの関連性が見出せるかもしれません。 是非セルフチェックをしていただき、自身の身体の気づきを得ていただけたら

トレーニングを選択するポイント

トレーニング方法や回数・負荷の設定方法はネットで検索すれば簡単にわかる時代になっていますが、実際にトレーニングをしている選手で 「これは自分にあっているトレーニングなのか?」 「このフォームは正しいのか?」 と悩む選手はとても多い印象です。 チーム全体でトレーニングを行っている場合も、それぞれが苦手な部分を克服しパフォーマンスを上げるために、個別のメニューでトレーニングする時間を作ることは重要になります。 ではどうすれば自分ににあったトレーニングを見つけることができる

バレーボールで多い膝の痛み②|踏切動作

前回バレーボール中の膝下の痛みについて紹介しました。 練習中、トレーニング中のフォームを注意することで、怪我の予防ができるので、意識してみましょう! 昨年、週刊少年ジャンプで連載していた、バレーボール漫画『ハイキュー!!』が完結しました。 その作中であった 「いいジャンプは?」「いい助走から!」 という掛け合いを覚えているでしょうか? 高く跳ぶためにはいい助走を。という意味で使われていましたが、 いい助走は高く跳んで空中での選択肢を増やすだけではなく、怪我の予防にも

バスケットボール|肩甲骨の重要性

肩甲骨が使えるとスポーツのパフォーマンスアップにつながると一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。 肩甲骨は体幹と腕とつながる構造をしており、腕を大きく動かす土台になったり、体幹の力を腕の伝える役割を持ちます。 バスケットボールにおいてもシュート、パス、ドリブル、リバウンドなどボールのコントロールや、ボックスアウトやディフェンスでのハンドチェックなど腕を使う場面はとても多いため、腕とつながる肩甲骨を使えることはパフォーマンスアップには必須となります。 では具体的に肩