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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2020年8月の記事一覧

身体を繋ぐ!!重要な筋肉|腸腰筋

体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋である腸腰筋(厳密に言うと大腰筋) また身体重心位置をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋と考えられます。 さらに横隔膜と連結することから、呼吸とも密接な関わりをしています。 この筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動きを獲得することができます。 股関節を中心に、付け根を前に出すように腸腰筋を伸ばしていきます。 伸ばしている脚と反対に体を捻ることでさらにストレッチされます。 (腕を広げる

トレーニングの原理

今回の記事はトレーニングの原理ついてお話しさせていただきます! トレーニングの原理をこの記事で学んでいきましょう! トレーニングのプログラムを組むためにはトレーニングの”原理”と”原則”というものが存在し、それを理解する必要があります。 トレーニングをする人であれば誰しもが心得ていた方がいいトレーニングの原理原則。 今回はトレーニングの原理について書いていきます。 知らない人は今回しっかり理解し、トレーニングのメニューや内容のプログラミングの際に意識してみてください。

崩れても倒れないバランストレーニング

|固定→安定へ |バランスが良いとは一点で止まるだけでなく、大きく動き倒れそうになっても倒れない、転びそうになっても一歩踏み出せることもバランスが良い定義となります。 下肢で作り出されたパワーを上半身、物体に伝えるためにも安定した体幹が必要であり、上半身の反動を下肢に伝えるためにも安定した体幹が必要になります。 不安定な体幹や固まった体幹では、動きが小さくなったり、不必要な筋収縮によって精密な動きを困難とします。 |バランス能力向上3stepトレーニング❶上半身の柔軟

膝前の痛みの原因とは?

小中学生などに成長期に起こりやすいオスグッドや成人であればジャンパー膝など呼ばれる膝関節の前側に起こる痛みを一度は経験したことはないでしょうか? 膝関節は、太股の骨である大腿骨と脛の骨の脛骨による脛骨大腿関節と、大腿骨とお皿の骨である膝蓋骨による膝蓋大腿関節の二つの関節よって構成されています。 膝の前側の主な原因として膝蓋大腿関節や膝の前にある靭帯や筋肉が付いている骨に対する負荷が積み重なった結果として、痛みが発生している可能性があります。 以前のnoteでも膝関節