マガジンのカバー画像

L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

151
スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン… もっと読む
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

選手のためのトレーニングコンセプト・トレーニング集

トレーニングコンセプト関節安定・脊柱柔軟性・連動性についての説明をしています。 基本トレーニングトレーニングコンセプトに基づき、各コンセプトのトレーニングについてご紹介しています。 体幹ストレッチ全身を連動させるために必要となる脊柱柔軟性獲得のポイントについてご紹介しています。 パワーポジショントレーニングの王道であるスクワットを中心に、構えの姿勢の基本となるパワーポジション獲得のポイントについてご紹介しています。 上半身から動くとは上半身から動く、下半身から動きこと

地面を蹴り出すために必要な足首の動きとは!?

スポーツ指導者とお話をすると ある選手が 「床を蹴れていない」「蹴り出しが弱い」 などの相談や悩みを聞くことが非常に多いです。 また、捻挫後の選手と話をすると 「ジャンプができなくなった」 「うまく蹴り出せなくなった」 など、訴える選手も多くいます。 スポーツには欠かせない「地面を蹴る」 確かに強く蹴るためには筋力が必要です。 しかし、筋力だけではなく足首の可動域や安定性が必要不可欠です。 床を蹴るために必要なパーツ(機能)が揃っていないと床を蹴ることは

投げるための「胸郭」

今回は、肩や肘の土台となる「胸郭」についてお話ししたいと思います。 「胸郭」というワードを耳にしたことのある方は多いと思いますが、どの部分を胸郭というのかわかりますか? 胸回り・・・ 肋骨・・・ 体幹・・・ 胸郭のトレーニングをしたい!という声は選手からも聞きますが、 実際に聞くと、その場所や動きは意外とあいまいな答えが返ってくることが多いです。 はじめに 胸郭について簡単に説明したいと思います。 胸郭とは 胸をかたちづくる骨格をいいます。 例えば腕を振る動作を

〇〇を鍛えてひざを守る

前回は 《ひざを鍛えてもひざは守れない》 というテーマでひざの怪我から守るための考え方として股関節のトレーニングについてお話しせていただきました! (まだ読まれいてない方はこちらから!) さて、突然ですがタイトルの〇〇の中にはどのような単語が入るでしょうか!? 股関節以外にもひざを守るために鍛えておくべき部位があります。 結論から言いますと ということが言えると考えます。 なぜ、昔の足くびの捻挫がひざに負担をかけ、ACL損傷を引き起こす原因となるのでしょう。

足首が曲がれば、動きが変わる!ースポーツ選手に多い足首の硬さー

足首の動きはストップやステップ動作に大きな影響を与えます。 この動画では足を曲げて行った際に膝が内側に動く<Knee-in>が出ています。 これらは足首の硬さにより引き起こした不良な動作です。不良な動作はもちろん痛みやパフォーマンス低下を引き起こします。 選手からしばしば 「足首が硬いとダメなんですか!?」 「硬いと何がダメなんですか?」   と質問されることがありますが 足首が硬いと怪我をしやすく身体の動きに影響を与えるため、足首の可動性は維持しなければいけません!

強いヒジをつくるための「肩」

前回、「強いヒジのつくりかた」について ヒジの内容を中心にお話させていただきました。 強いヒジをつくるためには 「柔軟性」-「筋力」-「協調性」がバランスよく働くことが大切であり、それぞれのチェックポイントとトレーニングについてお伝えしました。 投球動作は全身で動く動作です。 投球動作の定義 運動連鎖に基づく全身運動であり、 地面からの反力を下肢・体幹から上肢 そしてボールに伝える運動である 野球肘は全身運動の中で、肘に負担が過剰にかかってしまうことによって起こりま

トップスイングに必要な「内もも」と「足の甲」の重要性とは

ゴルファーの悩みの種の一つに トップスイングにかけての体重移動ができないという声を聴くことがあります。 ではなぜ体重移動ができないのでしょうか? ◆トップスイングまでの過程 体重移動とは言葉の通り、 重心を左右に移動させることであり、トップスイングでは右脚を軸に体重を乗せる必要があります(右打ちの場合) 「体重を右脚に乗せているつもりだけど、スイングが安定しない」 「体重がそもそも右脚に乗れない」 このようにトップスイングが安定しない原因には、回転の軸となる 「内も

ひざを鍛えてもひざは守れない!?

前回の股関節の話はたくさんの方々に見ていただけたようで、 多くの方が股関節の柔軟性に対して何かしらの関心や悩みを持っているんだなと感じました。 (読んでくださった皆様、ありがとうございました。まだ読んでいないという方は、こちらからご覧ください!) 今回からは、股関節の動きも密接に関係していると言われている 【ひざの痛み】 について話していきたいと思います。 その中でも、 【前十字靭帯(ACL)損傷】 にフォーカスしていきます。 意外と認知されていなかったAC

一人でもできる!捻挫の初期対応

病院に訪れる捻挫をした選手の多くは 「捻挫したけど、特に何もしていない」 「何すればいいか、わからなかった」 「対応してくれる人がいない」 と回答をすることが非常に多いです。 このように、捻挫を放置してしまうと慢性的に痛みを引き起こしてしまったり、捻挫癖になる可能性が高まります。 そして更に    捻挫が原因でパフォーマンスの低下を引き起こし兼ねません。 捻挫癖について書かれていますので、まだ読んでない方は是非読んでみてください!! 捻挫癖は「捻挫した直後